環境DNAモニタリングの山岳域ボランティアを募集。事前説明会を4月16日にオンラインで開催

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東北⼤学を中⼼としたネイチャーポジティブ成⻑社会実現拠点プロジェクトでは、⾃然環境や⽣態系保全の課題解決のために、環境DNAによるモニタリングを行なっている。今回は山岳域でモニタリングを実施するにあたり、ボランティアを募集。4月16日(日)にオンラインで事前説明会を開催する。

環境DNAによるモニタリングとは、今までは捕獲しなければわからなかった⽔中の⽣き物を、⽔に含まれる⽣物のDNAを解析することで、その⽔域に⽣息する⽣物種を推定するというもの。現地での作業は調査地の⽔を採⽔ろ過するだけなので、⾃然環境への負荷が極めて少ない調査⽅法となっている。


科学的データが乏しい東北を中心とした⼭岳域でモニタリングを開始し、その後は多地点へ広げ、⽇本の⼭岳域でデータを蓄積していく予定。そのビックデータは、⾃然の現状や、気候変動による⽣態系の変化を把握することに活用されたり、将来的には天気予報のような変化の予測や、⾃然災害等の予防に資する研究への活⽤、TNFD(「自然関連財務情報開示タスクフォース)やネイチャーポジティブなど、さまざまな分野での利用も期待されている。

ボランティア応募には、オンラインで行なわれる事前説明会への参加が必須となる(後日、録画の配信もあり)。申し込み方法など詳細は、下記を参照のこと。

オンライン事前説明会概要

開催日:2023年4⽉16⽇(⽇)17:00~18:00
※ボランティアに参加いただける場合は、事前説明会は必須となります。
 事前説明会に参加できない場合は録画したものをご視聴ください。
チラシPDFはこちらから

事前説明会申込方法:
申込みフォーム
https://forms.gle/PpjkxmaugXsoFPGM6

メールでのお申込み
メールタイトル:オンライン事前説明会参加希望
本⽂:

  1. 所属団体名 または都道府県名
  2. 参加希望者名
  3. 参加者メールアドレス
  4. モニタリングを希望する⼭域 採⽔地点(決まってない場合は未定で可)

宛先:go.up.miyagi@gmail.com FAJむらかみみちこ迄

モニタリング概要

対象地域:東北を中⼼とした⼭岳域(その他、⼤雪⼭、⽊曽駒ヶ岳、浅間⼭、南アルプス、北アルプス予定有)
実施期間:2023年4⽉〜6⽉末を予定
調査地対象:⼭岳域の河川、湖沼 池塘、または⼭岳域以外の河川流域
モニタリングに関わる費⽤分担:
無償分=環境DNA採⽔キット代、送料、ボランティア保険、分析解析に関わる費⽤
参加者⾃⼰負担分=⼭岳保険 モニタリング地までの交通費 採⽔作業に伴う飲⾷代

ネイチャーポジティブ成⻑社会実現拠点とは

劣化の進⾏する⾃然・⽣物多様性を2030年までに回復基調に 逆転させることを目標とし活動。本プロジェクトでは、⽣物多様性ホットスポットである日本の豊かな⾃然を活かし、⾃然を回復させることで成⻑発展する新しい⾃然共⽣型社会システムの構築を目指している。

お問い合わせ

NPO 法⼈ファーストアッセントジャパン
go.up.miyagi@gmail.com
担当 むらかみ

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