北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

小屋前の雪は消えても周囲は雪の中。ルートによりアイゼンピッケル必要。キタダケソウ咲いてます。

キタダケソウ(まだ少しだけ頑張っているのもあります)(2013.07.01 南アルプス市 北岳山荘 )
キタダケソウ(まだ少しだけ頑張っているのもあります)(2013.07.01 南アルプス市 北岳山荘 )
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天気・気温

06/25(火) 天候は雨、気温は09:00に9.8℃、最低気温6.2℃。
甲府市の天気予報
明日
30℃
14℃
明後日
曇時々晴
23℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 18:00発表
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
11℃
明後日
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

小屋の前は雪が無くなりましたが、周囲はまだまだ雪の中です。
山頂の残雪はほんの少しとなりましたが、登山道の途中にはルートにより、まだまだ雪が多く残る所もあります。それでも雪融けしたところから高山植物が咲いています。

高山植物の情報    
キタダケソウ キタダケソウ は、全体的に満開過ぎましたが、まだ満開のところもあります。
オヤマノエンドウ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、キバナ シャクナゲ シャクナゲ 、クモマナズナなどが満開です。

日の出、日没の時間(目安)は、日の出04:30頃、日没19:00頃です。

登山道の状況

・広河原~白根御池小屋~肩の小屋~北岳山頂間は、残雪が少しあります。軽アイゼンが必要です。
・広河原~二俣間は、一部ですが橋が設置前の箇所あります。現在は残雪の上を通行可能です。
・二俣~肩の小屋間は、残雪は少なく、軽アイゼンで通行可能です。
・二俣~八本歯のコル間は、残雪が多く、要アイゼン、ピッケル、落石に注意。
ポールを10~30mおきに設置しましたので、これを目安に歩行ください。
上部は急勾配です。登下山雪上歩行が不安な方は通行を避けてください。

・八本歯のコル~吊り尾根分岐点は異常ありません。
・トラバース分岐点~トラバース道~北岳山荘は、残雪が多く通行不可です。必ず稜線へ迂回して下さい。トラバスできません。
・北岳山荘~吊り尾根分岐点~北岳山頂は、異常ありません。
・北岳山荘~間ノ岳は、異常ありません。(通常の登山道上を歩くこと)

登山装備

ルートによりアイゼン、ピッケルが必要です。本日の最低気温6.2℃に対応できる防寒や、雨に対応できる装備が必要です。

注意点

●林道について
6/25より開通予定。問い合わせは南アルプス山岳交通適正化協議会(事務局 山梨県観光部観光資源課 電話055-223-1576) http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/50915161945.html
山梨県中北林務環境事務所治山林道課 (電話 0551-23-3864) http://www.pref.yamanashi.jp/chisan/index.html
山梨交通 http://yamanashikotsu.co.jp/

●南アルプス登山バス運行のお知らせ
「甲府駅・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口・広河原線」「奈良田~広河原線」は6/25(火)~11/9(土)運行。期間・曜日により運行ダイヤが異なりますのでご注意ください。詳しくはこちら http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2013hirogawara.htm
山梨交通バス事業部業務課(電話055-223-0821)

●アプローチの公共交通機関連絡先
・甲府、市営芦安駐車場~広河原 広河原~奈良田(早川町)~身延町。山梨交通(バス)電話055-223-0821
・山梨県タクシー協会 電話055-262-1212
・広河原~北沢峠 南アルプス市企業局 電話055-282-2016
・戸台~北沢峠 伊那市役所南アルプス林道管理室 電話0265-98-2821

●登山道状況等問い合わせ先  
・国立広河原インフォメーションセンター 電話090-2673-2406
・南アルプス市広河原山荘 電話090-2677-0828
・南アルプス市白根御池小屋 電話090-3201-7683
・北岳肩の小屋 電話090-4606-0068、または電話055-288-2421
・南アルプス市山梨県北岳山荘 電話090-4529-4947
・南アルプス市両俣小屋 南アルプス市山梨県北岳山荘と同じ(20人以上は事前予約)、または電話055-288-2146
・南アルプス芦安山岳館 電話055-288-2125
・南アルプス市観光商工課 電話055-282-6294

●周囲の山小屋の営業は、6/25の林道開通に合わせた開業準備をしています。

お知らせ

お気をつけてお越しください。お待ちしております。
北岳山荘は定員150名です。9人以下のパーティーは予約不要です。
概ね10人以上の団体様については、1~2日前にご連絡頂けると助かります。 (北岳山荘直通電話 090-4529-4947)

昨年は大樺沢の残雪が多く、7月の宿泊者が例年より少ない状況でした。今年は昨年と比較し雪が少ないため、このまま雪溶けが進めば週末に混雑する見込みです。安全登山のため、土曜日の宿泊を変更できる方については、ご協力をお願いいたします(熱気と混雑により、宿泊できますが眠れない状況となります)。

北岳診療所の今年度開設は7月中旬からです

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈北部

間ノ岳 標高 3,190m

 白峰三山の真ん中に位置するので間ノ岳とは、当を得た山名である。日本第3位の高峰であるにもかかわらず、極めて地味な山だが、赤石岳、仙丈ヶ岳とともに、大きな山容を見せている。山頂は広くて、通称、間ノ岳のドームといわれるほどで、悪天のとき、方向を間違えることさえある。  一般的に、この山だけを単独に登るということはあまりない。白峰三山縦走時、あるいは仙塩尾根を経て塩見岳へと抜ける際など登頂する。  この山頂からの展望は、北岳のそれと大差がない。しかし、南側から眺めた鋭角の北岳は、さすが南アルプスの王者の風格をもって昂然として迫ってくる。  間ノ岳は『甲斐国志』にその名が載っている。登山者としては、明治14年(1881)8月18日に、アーネスト・サトウが農鳥岳経由で登頂している(出典「日本旅行日記Ⅰ」東洋文庫)。積雪期では京都三高山岳部の西堀栄三郎ら4名が、大正14年3月22日、野呂川右俣をつめて頂上に出た。北岳に登頂の途次の通過であった。  この山を踏むためのベースとなるのは、北岳のコルにある北岳山荘で、ここから中白峰を経て2時間ほどで登頂できる。 ※2014年3月までは、日本第4位の標高の山とされていたが、測量方法の変更や地殻変動などにより1m高くなることが国土地理院より発表され、2014年4月1日より奥穂高岳と並んで日本第3位の標高の山となった(2014.04.01追記)。

ユーザーの登山記録から