みくりが池が解氷しライチョウがよく鳴いています。遊歩道は一部出てきましたが、稜線までは雪渓があります。

天気・気温

山と周辺の状況

北陸地方は梅雨入りし、室堂も雨の日が多くなりました。今後１週間も雨の日が多い予報です。

春スキーシーズンは終わり、夏山シーズンが始まるまでの閑散期となりました。
室堂周辺の雪は締まってきて足は潜らず歩きやすくなってきています。
みくりが池の氷も割れ、周辺は一部遊歩道、ベンチが顔を出し、ライチョウの鳴く声がよく聞こえます。

登山道の状況

稜線に出るまではどのルートも雪渓を歩くことになります。雪が締まり歩きやすくなってきていますが、スリップもしやすいので注意。トレースはあまりありません。

浄土山から別山乗越の間　雪渓はほとんどなく夏道沿いに歩けます。ただ、トラバースをするようなところはまだ雪渓が残っており滑落注意。

立山周辺　まだまだ雪があり稜線以外の夏道は出ていません。梅雨に入り視界がきかない日も多く、目印もないので迷わないようにしてほしいです。

室堂ターミナルから室堂山荘まではガイドポールを立ててあるので目印にして下さい。
室堂平の遊歩道の雪が消えるのは7月中旬以降となります。

登山装備

・残雪期の山では冬山装備もある程度必要。アウターや中間着は防風、防寒のものを。
・雨が多くなってきているので体を濡らさない工夫が必要です。濡れると低体温症を引き起こす可能性が高くなるので注意。
・雪は締まってきて、アイゼンがあれば楽に歩けます。一ノ越往復や、室堂山程度なら軽アイゼンで十分事足ります。
・紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは必須。
・観光客で室堂山荘にサングラスを買いにくる人もいますが、ここでは売っていません。駅を出る前に身なりを整えてほしいです。室堂ターミナルにはかなり充実したアイテムが揃っています。

注意点

・この時期の登山は、装備も重要だが体力はもちろん歩きの技術、コンディションを見極める判断力など総合的な技量が求められます。
・雪崩の危険は少なくなっりましたが、谷の中では雪の大きなブロックが落ちてくるので注意。
・室堂山や浄土山は山頂が平らなのでガスに巻かれると方向が分からなくなります。カルデラ側に迷い込まないよう注意。
・慎重な計画と行動を。
・春は冷たい雨が降ります。体が濡れればすぐに体温が奪われ低体温症になるので注意。
・急激に雪解けが進み、コンディションは日に日に変わっています。

●立山を舞台にした映画「春を背負って」は6/14東宝系公開。

お知らせ

室堂山荘は予約受付中。日帰り入浴700円。
予約は、立山室堂山荘（076-463-1228）又はFAX(076-463-1202)
または　http://www.murodou.co.jp/yoyaku_form.htm
インターネットでの空室確認はこちら　http://www.murodou.co.jp/KUUSITU.htm　

当山荘のHPで室堂ターミナル側のライブ配信を行っていますので参考にしてください。
http://www.murodou.co.jp/pro1w/licam.jpgたは　http://www.murodou.co.jp/yoyaku_form.htm

昨年の今頃の様子は？

融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11

融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01

雪解けが進んでいますが、天候崩れればまだ冬に逆戻。登山装備は油断禁物(サングラス必須)です2023.06.07

稜線の雪は融雪しハクサンイチゲなど咲き始めましたが、山腹には残雪が多くアイゼン推奨です2023.06.14

立山室堂山荘周辺の過去の様子

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