夏の花が満開ですが台風の影響もあります。室堂~雄山は渋滞するので時間に余裕を持ちましょう。防寒具は必携です。
天気・気温
山と周辺の状況
夏を彩るお花たちが室堂では満開です。
チングルマ
チングルマ
、コ
イワカガミ
イワカガミ
などの色彩が美しいです。
コバイケイソウ
コバイケイソウ
は昨年満開だったせいか今年はまだ一輪も見ていません。
梅雨明けしたにもかかわらず、台風の影響もありすっきりしない天気が多いです。今後も台風11号の影響を受け、雨の日が多くなる模様。
台風が過ぎ去ったあとにはもう秋の風が吹いているかもしれません。
登山道の状況
室堂から雄山にかけては小学校団体も含めかなり渋滞しています。
一ノ越から上は浮石多くすれ違いも大変なので慎重に。
室堂周辺雪渓が残っている箇所は
・室堂から一ノ越にかけて
・雷鳥沢、賽の河原周辺の平坦地
※いずれもアイゼンはいらないが、スリップに注意。
特に雪渓の切れ目はつるつるの氷になっていることが多く滑りやすいです。
一ノ越から室堂に下るときに転んでけがをすることが多いです。
賽の河原ではガスに巻かれるとルートを見失いやすいので注意して下さい。
いずれにしても注意していれば雪渓はそれほど危なくないが油断していると思わぬ事故やけがにつながるので気を付けて下さい。
五色が原方面鬼岳東面のトラバースもまだ雪渓があります。
東一ノ越やタンボ平は静かでよいが道がそれほど整備されてなく、歩きずらい状況です。
心配な方は登山道情報を事前に確認してください。
登山装備
3000m級夏山登山装備が必要。
朝晩でも10℃を上回り気温が高い日も増えてきたが、悪天候を考えると防寒着(フリース、ダウン)は必須。
朝は晴れていても夕立の可能性もあります。
雪に不慣れで雪渓が心配な方は、軽アイゼンを携行すると良いでしょう。
紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めも必要です。
注意点
●登山道の混雑
ハイシーズンに入り室堂~雄山間は時間帯によっては登山道で渋滞が起きている時があります。
混雑するときにはコースタイム以上に時間がかかる事も考えられますので行程には余裕を持ちましょ
う。
装備も重要だが体力はもちろん歩きの技術、コンディションを見極める判断力など総合的な技量が求められます。
慎重な計画と行動をお願いします。
●立山黒部アルペンルートもかなりの込み具合。思いのほか時間がかかるので登山と同様交通機関でも時間に余裕を持った計画をお願いします。
●名所
・日本最古の山小屋「立山室堂」(室堂小屋)が開館致しました。現在は宿泊施設ではなく、文化財指定され文化財として公開されています。期間は7/1~10/10 AM9:00~PM5:00まで
・玉殿岩屋(立山開山伝説の場所)は通行可能となりました
●立山室堂のライブカメラはこちら
http://www.murodou.co.jp/kozan/live.htm
お知らせ
室堂山荘は予約受付中。日帰り入浴700円。
予約は、立山室堂山荘(076-463-1228)又はFAX(076-463-1202)
または http://www.murodou.co.jp/yoyaku_form.htm
インターネットでの空室確認はこちら http://www.murodou.co.jp/KUUSITU.htm
昨年の今頃の様子は?
融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11
融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01
雪解けが進んでいますが、天候崩れればまだ冬に逆戻。登山装備は油断禁物(サングラス必須)です2023.06.07
稜線の雪は融雪しハクサンイチゲなど咲き始めましたが、山腹には残雪が多くアイゼン推奨です2023.06.14
立山室堂山荘周辺の過去の様子
立山室堂山荘
- 現地連絡先:
- 076-463-1228
- 電話番号:
- 076-463-1228
- 連絡先住所:
- 〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂