千曲川水源コースはナメ滝の下からアイゼンが必要。山頂周辺に雪はありませんが樹林帯には雪があります。
天気・気温
山と周辺の状況
千曲川水源コースの状況です。
4/27毛木平付近でカモシカに会いました。昔は小屋の周りでよく見かけたカモシカも、鹿に縄張りを追われたか麓で見かける事が多くなった。元気ならばそれで良し。カラマツの芽吹きもあと少しかな。
ナメ滝までは雪も少なくポカポカとしてでアセビも咲いていますが、ここより上はアイゼンが必要です。
●天気と気温
4/29 太陽眩しい朝 朝の気温+1℃。
4/28 快晴 朝の気温0℃。
4/27 快晴 朝の気温+3℃。山頂から富士山がよく見えました。日中川上村の気温は20℃。
登山道の状況
・甲武信岳から千曲川水源のコース
4/27 甲武信岳から千曲川水源のコースを歩いて来たので道の状況です。
朝+3℃でしたが、この気温でも踏み込むことはなし。雪が締まっていればアイゼンの爪をきかせてサクサク歩けます。
山頂までの道は半分以上残雪がは溶けてます。しかし雪の箇所は凍って滑るのでアイゼンは必要です。
陽の当たる山頂周辺は雪は無いけど、縦走路の樹林帯に入ればしっかり雪があります。例年と比べれば少ないと言っても雪は雪。足元を確かめながらゆっくり下りました。
千曲川水源への分岐。ここからの斜面はいつも積雪多く、踏み抜きに気を付けたいところです。国師岳方面のトレースは僅かにあるだけでした。
千曲川水源の雪は50cmくらい。水源あたりも流れが見えてきています。ズコッと踏み込むととても深く、引き抜くのに体力使うし怪我の元です。
ナメ滝。 土が出ている箇所も増えてきているけどまだアイゼンは外せません。ナメ滝過ぎてしばらく行くとやっとアイゼン外せる路面になります。
4/28 雁坂方面の巻道の偵察の様子。
このルートは、いつも雪が多く、踏み跡(トレース)も薄い所です。
午後に行ったらやはりズコズコと踏み込んで大変でした。
冷え込んだ早朝ならサクサク行けそうだけど、じゃなかったら木賊山を登って雁坂に向かったほうが早いでしょう。
因みに巻道が縦走路と合わさった先は雪が無かったそうです。
その先はあっても北面を巻く所や日影の所に僅かに残るだけでしょう。
登山装備
雪解けも勢い増しています。が、朝晩はまだマイナスになる日も普通です。
下界が初夏の陽気だと軽装になりがちですが、絶対に舐めてはダメです。
アイゼン、スパッツはもちろん、日帰りでも念の為の防寒着、ヘッドライト、非常食、ツェルト、カッパは持ってきて下さい。
注意点
この界隈で遭難が起こるのはいつもGWW前後です。
この時期は、必ず雪や凍結が残ります。ちょっとの距離でも結構イヤらしいので怖いと感じたらアイゼンを装着しましょう。
最近は山を軽装で駆け抜けるトレイルランが流行っているとか。同時に遭難も増えたそうです。登山、と言うかわからないけど、山を楽しむスタイルはそれぞれですが。街とは違う危険があるのは当然です。どんなに頑張っても山の自然は優しくしてはくれません。どうか、他の山域も含めて残念な遭難が起きませんように。
お知らせ
4/25から営業開始しております。
ゴールデンウィーク中の宿泊にもまだまだゆとりがあります。
予約お待ちしております。
昨年の今頃の様子は?
凍結のため西沢側からはチェーンスパイク、毛木平からは6本爪アイゼン必要。防寒具油断禁物2023.04.26
今朝-2℃。山の上はまだ冬の気温のため防寒対策必要です。「シャクナゲトンネル」はまだこれから2023.05.11
今朝5℃。日中日差し強くても朝晩冷え込むため防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」そろそろ2023.05.18
2日前みぞれ。昨夜0℃。朝晩冷え込みあり防寒対策必要。「シャクナゲトンネル」開花中2023.05.25
「シャクナゲトンネル」開花中。小屋周りはブナの新緑。朝晩冷え込みあり防寒対策は必要2023.06.01
甲武信小屋周辺の過去の様子
甲武信小屋
- 電話番号:
- 090-3337-8947
- 連絡先住所:
- 369-1901 埼玉県秩父市大滝3638-8 山中徳治