北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

北岳周辺の台風24号通過後の状況/大門沢小屋~奈良田間が仮設橋流出のため通行不可

北岳山荘より中白峰、間ノ岳を望む(2018.10.31 南アルプス市 北岳山荘)
北岳山荘より中白峰、間ノ岳を望む(2018.10.31 南アルプス市 北岳山荘)
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日本気象協会提供 2024年5月6日 10:00発表
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8℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

台風24号通過後の北岳周辺の情報について、わかっているのもをお知らせします。
なお、秋雨前線、台風の動きを確認し、大雨後の山の状況に注意して登山してください。
各山域で倒木や増水の報告がありました。北岳のみならず、登山する前には状況を確認のうえ登山してください。

<林道>
・芦安~広河原~北沢峠~戸台間は、10月2日(火)5時30分より、通行が可能となります。
・広河原~奈良田間の開通日時は未定です。

<登山道>
・広河原~二俣間・・・途中まで山小屋関係者が確認しましたが、おそらく大丈夫であろうとのこと。増水も心配ないとのこと。
・八本歯のコル~二俣間・・・二俣より山小屋関係者が確認しましたが、増水著しく、通行しないほうが良いとのこと。
・仙丈ヶ岳~両俣小屋間・・・問題ないことを山小屋関係者が確認
・大門沢小屋~奈良田間・・・仮設橋流出のため通行不可

登山道の状況

北岳周辺の登山道で、現在入っている情報は以下のとおりです。

・大樺沢以外の一般ルートは問題ありません。
・今年度は大樺沢二俣から八本歯のコルの間において、複数回登山道が流出及び崩壊しています。大樺沢は地形の関係上雨の影響を受けやすく、大雨の直後は特に落石・土砂崩れの可能性が高くなります。
・台風24号が通過した後もなんらかの影響を受ける可能性がありますので、入山する際は最新情報を確認の上、無理のないコース設定をお願いします。
・雨天時または雨天直後は、野呂川出合(北沢橋)~両俣小屋間 及び 二俣~八本歯のコル間は通行止めになります。

登山道の確認は広河原インフォメーションセンター090-2673-2406 または最寄りの山小屋へお願いします。

※トラバース分岐~トラバース入口 登山道通行止めのお知らせ
工事場所:南アルプス北岳南東斜面標高3000m付近
対象期間(予定):2018/10/4(木)以降
※機材をヘリコプターにて空輸するため、天候によって日程が変更となります。最新の情報をご確認の上、登山してください。

登山装備

フリースやダウンウェアを携行するなど十分な防寒対策をしてください。

注意点

日の入り時間が早くなっています。余裕のある登山計画を立ててください。(9月28日現在 日の出 5:40 / 日の入り 17:37)

北岳山頂経由で北岳山荘に向かう場合、北岳肩の小屋を13時までに出発してください。それ以後の方は、肩の小屋に宿泊願います。

農鳥岳方面に向かう場合・・・大門沢小屋へ向かう場合→7時までに北岳山荘を出発すること。農鳥小屋へ向かう場合→12時までに北岳山荘を出発すること。

※農鳥小屋から先の登山道については、必ず農鳥小屋で確認し、情報を得て出発すること。

お知らせ

北岳山荘は週末及び連休の混雑が異常であり、睡眠不足になり翌日の事故発生の原因となる事例が生じています。
北岳山荘は山小屋の避難小屋としての役割を担うため、予約制にはできません。全ての週末利用予定の皆様に、週末利用の自粛をお願いしております。
10月6日・7日の利用計画の再考について、ご理解とご協力をお願いいたします。

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

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北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

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 白峰三山の真ん中に位置するので間ノ岳とは、当を得た山名である。日本第3位の高峰であるにもかかわらず、極めて地味な山だが、赤石岳、仙丈ヶ岳とともに、大きな山容を見せている。山頂は広くて、通称、間ノ岳のドームといわれるほどで、悪天のとき、方向を間違えることさえある。  一般的に、この山だけを単独に登るということはあまりない。白峰三山縦走時、あるいは仙塩尾根を経て塩見岳へと抜ける際など登頂する。  この山頂からの展望は、北岳のそれと大差がない。しかし、南側から眺めた鋭角の北岳は、さすが南アルプスの王者の風格をもって昂然として迫ってくる。  間ノ岳は『甲斐国志』にその名が載っている。登山者としては、明治14年(1881)8月18日に、アーネスト・サトウが農鳥岳経由で登頂している(出典「日本旅行日記Ⅰ」東洋文庫)。積雪期では京都三高山岳部の西堀栄三郎ら4名が、大正14年3月22日、野呂川右俣をつめて頂上に出た。北岳に登頂の途次の通過であった。  この山を踏むためのベースとなるのは、北岳のコルにある北岳山荘で、ここから中白峰を経て2時間ほどで登頂できる。 ※2014年3月までは、日本第4位の標高の山とされていたが、測量方法の変更や地殻変動などにより1m高くなることが国土地理院より発表され、2014年4月1日より奥穂高岳と並んで日本第3位の標高の山となった(2014.04.01追記)。

ユーザーの登山記録から