アクティブインサレーションの決定版「ドライ、だから温かい」を体感せよ/ファイントラック「ポリゴンアクト フーディ」

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『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2020年10月号で紹介したのは、ファイントラックから発売の「ポリゴンアクト フーディ」。厳冬期に対応する暖かさを保ちつつ、新開発の裏地により汗処理にもこだわっているという。その魅力を紹介しよう。

文=伊藤洋平(『山と溪谷』編集部)
写真=山田 薫 

 

 

保温着の進化が止まらない。秋冬の登山では、山小屋やテント場に到着した後は保温着が手放せない。また、冷え込む朝には保温着を着用したまま歩き始めることも多いだろう。

軽さと暖かさを併せもつダウンが保温着の定番だが、羽毛は熱を放出しにくいため、休息時は快適でも行動時には暑すぎて余計に汗をかき、体を冷やす原因にもなる。そこで行動中の着用も前提とし、放熱性や速乾性を備える化繊の保温材を使ったアクティブインサレーション(行動保温着)が近年は注目されている。

ファイントラックの「ポリゴンアクト フーディ」は、厳冬期に対応する暖かさを保ちつつ、汗処理にこだわったアクティブインサレーションだ。動きに追従するストレッチ性とフィット感、水濡れに強く保温性の高いシート状立体保温材のファインポリゴン、内部の熱を一気に放出する大型ベンチレーションに加え、新開発の「裏地」が抜群の吸汗拡散性を実現しドライ感を維持する。裏地の新開発と聞くと地味に思うかもしれない。しかし、素早く汗を吸い上げて拡散する裏地は汗処理の要であり、快適性に直結する。

暖かさや携行性、風合いといった視点で選びがちな保温着だが、アクティブなシーンを想定し、「ドライ感」にも視野を広げる時代に変わりつつある。ポリゴンアクト フーディなら休息時も行動時も一着で幅広く活躍し、ダウンに比べて手軽に洗濯することもできる。次世代の定番となりうる注目の保温着だ。

 

新開発のメッシュの裏地。
汗を吸い上げると、周囲にみるみる拡散して濡れを処理する

 

ファイントラック ポリゴンアクト フーディ

価格
29,600円(税別)
カラー
[メンズ]ネイビーなど4色、
[ウィメンズ]フューシャなど4色
サイズ
[メンズ]S~XL、[ウィメンズ]S~L
重量
370ɡ(メンズL)

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

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