保温着を重ねて幅広い場面に対応するミレー提案の新レイヤリング「アルファ ライト スウェット ジャケット」
『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2020年11月号で紹介した、ミレーから発売の「アルファ ライト スウェット ジャケット」は、ミレーが提案するレイヤリングのために開発されたという、極薄のアクティブインシュレーション。その特徴に迫ってみよう。
文=佐藤慶典
写真=山田 薫
初秋の低山ハイクから雪山まで、暖冬でも厳冬でも、さまざまなシチュエーションにフィットするレイヤリングとしてミレーが提案する「インシュレーションペアリング」。ベース、ミドル、アウターとレイヤリングするように、保温着も中厚や薄手をレイヤリングすることで、寒暖差や運動量の変化に幅広く対応するというもの。
この新システム実現のために開発されたのが「アルファ ライト スウェット ジャケット」。米軍にも採用される圧倒的な汗処理性能を備えた中綿「ポーラテックアルファ」を使用した極薄のアクティブインシュレーションだ。ストレッチ性があり、スウェット生地のようにしなやかで軽い着心地に加え、適度な保温性と通気性を備えている。肌寒いときは保温力を発揮し、汗ばむような状況では通気性を生かして蒸れを防いでくれるので、寒暖差の激しい秋冬の登山中、ずっと着続けられる。寒さが厳しいときは、同ブランドの「ブリーザー トイ フーディ」(29,000円+税)のような撥水機能と通気性を備える中厚のアクティブインシュレーションをアウターに組み合わせれば、耐候性が増し、微妙な体温調節も可能になる。休憩・停滞時はもちろん、行動中も快適が続き、年間を通して活躍するミレーの新たな提案だ。
プロフィール
山と溪谷編集部
『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。
YAMAKEI HEADLINE「今月のギア」
雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」の連動企画です。
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