防風・耐水性を備えた定番インサレーションが さらにエコに進化!/パタゴニア「メンズ・ナノ・パフ・ジャケット」
『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2020年12月号で紹介した、パタゴニアから発売の「メンズ・ナノ・パフ・ジャケット」は、防風性と耐水性を備えたロングセラーモデルで、インナーとしてもアウターとしても使えて重宝するインサレーション。今秋のリニューアルで進化したポイントを探ってみよう。
文=佐藤慶典、写真=山田 薫
パタゴニアは、第1号店が東京・目白にオープンした1989年には、持ち帰り袋に再生紙を使用した。93年にはペットボトルのリサイクルでフリースを、96年には製品に使用する綿をすべてオーガニックコットンに切り替えるなど、地球環境を保護するさまざまな取り組みを行なってきた。
防風性と耐水性を備えたロングセラーモデルで、インナーとしてもアウターとしても使えて重宝するインサレーション「メンズ・ナノ・パフ・ジャケット」も環境に配慮したウェアだ。今秋のリニューアルで、素材がよりエコなものとなり、また、値下げされた。軽量で非常にコンパクトに収納可能で、濡れてもロフトを保持し、羽毛よりも暖かさを維持する化繊中綿には、新たにリサイクルポリエステル100%の「60グラム・プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ」が採用された。この中綿の製造には繊維の加熱を必要としない「P.U.R.E.テクノロジー」が用いられており、エネルギー消費が削減された。その結果、バージンポリエステルのインサレーションとの比較で、炭素排出量を52%または年間231トンもの削減に成功している。
厚過ぎず、薄過ぎず、ラフに使えてタウンユースにも向くエコなジャケット。秋冬保温着のファーストチョイスに!
糸やファスナーの歯以外のほとんどにリサイクル素材が使われている
プロフィール
山と溪谷編集部
『山と溪谷』2024年4月号の特集は「全国 花と新緑の名低山」。木々や草花が芽吹き、山肌が華やかに彩られる季節となりました。うららかな春の日差しを浴びながら、花と新緑の低山をのんびり歩いてみませんか? 全国のガイド著者が厳選した春の名低山を紹介します。第2特集は、雪山登山、雪山ハイキング、山スキーの厳選コースを集めた「残雪の山」です。
YAMAKEI HEADLINE「今月のギア」
雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」の連動企画です。
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