カシオ「プロトレック デュプレックスLCD PRW-3400」。常に登山者の安全をサポートし、タフに使い回せるアウトドアウォッチ

登山中に携帯したいギアのひとつであるアウトドアウォッチ。手元で時刻や方位などが確認でき、登山者の安全快適な行動をサポートしてくれる。今回は、特に登山者から支持の高いカシオのプロトレックからデュプレックスLCD PRW-3400を紹介する。機能性はもちろん、自然環境に配慮した進化も、ぜひ確認してほしい。

文・構成＝大関直樹　写真＝中村英史

1994年の登場以来、アウトドアウォッチのリーディングブランドとして登山者からの絶大な支持を集めているプロトレック。その人気の秘密は、日本人初となる8000ｍ峰14座を完全登頂した竹内洋岳さんらトッププロクライマーからのアドバイスをカシオの開発チームが具現化してきた点にある。

そんなカシオが、事業目標のひとつとして掲げているのが「資源循環型社会の実現」だ。今シーズンからは、本体を構成するケースとウレタンバンド、裏蓋樹脂の材料にトウモロコシとトウゴマから作られたバイオマスプラスチックを使用したアイテムをリリース。環境保護に関心のあるユーザーから高い評価を受けているという。

なかでも、ビギナーからエキスパートまで幅広い登山者におすすめのモデルが、瞬時に方位表示が液晶画面に浮かび上がるデュプレックスLCD PRW-3400だ。山を歩きながら、いつでも方位をチェックできるので、道迷いのリスクを減らすことができる。

さらに、プロトレックは、蛍光灯の光でも発電するソーラーパネルと内蔵の二次電池を組み合わせたソーラー充電システムを搭載。他のスマートウォッチなどと比べて駆動時間が長いため、悪天候下の過酷なフィールドでもバッテリー切れの心配が少ない。

常に登山者の安全をサポートし、タフに使い回せるギア。それが、カシオ プロトレック デュプレックスLCD PRW-3400だ。

エコマテリアルと最先端テクノロジーがみごとに融合した話題のギア

視認性の高いデジタル表示モデルであるPRW-3400は、時刻のほかに方位・気圧・高度・温度を計測できるセンサーを内蔵。刻々と変化するフィールド環境をユーザーに知らせて、安全快適な行動をサポートしてくれる。このような高機能性を保持しつつ、植物由来の「バイオマスプラスチック」を使用したPRW-3400には、「自然を楽しみながら守っていきたい」と考えるカシオの想いが込められている。

■ PRW-3400-1JF
価格：44,000円（税込）
ケースサイズ：54.7×51.7×14.6mm
カラー：ブラックなど2色
重量：63g
https://www.casio.com/jp/watches/protrek/product.PRW-3400-1/

POINT１
一瞬で方位を確認できるデュプレックス液晶を採用

メイン画面には、時刻と同時に方位も表示できるデュプレックス（2層）液晶を搭載。ワンプッシュで東西南北が確認できる。ボタンもグローブの使用を考慮して、押しやすい大型ダイレクトボタンを採用している。

POINT２
環境負荷の低減が期待される「 バイオマスプラスチック」を使用

本体ケース、バンド、裏蓋にはトウゴマの種やトウモロコシから抽出した「バイオマスプラスチック」を使用。「バイオマスプラスチック」は、再生可能な有機資源のため、SDGsを実現する材料として注目されている。

POINT３
地形図と組み合わせることでコンパスとしても使える

デュプレックス液晶による方位表示に加えて、方位目盛りが刻まれた、ステンレススチール製の回転ベゼルを搭載。平置きしたPRW-3400を地形図などと併用することで、山座同定や現在地確認も簡単にできる。

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