ラ・スポルティバ「G-TECH」|驚異の重量を引っ提げて、新時代の超軽量ウィンターブーツ、ここに誕生

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雑誌『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE」では、毎号、旬な登山装備をピックアップ。
2022年12月号で紹介した、ラ・スポルティバの「G‒TECH」は、片足630gという超軽量ウィンターブーツ。その詳細に迫ってみよう。

写真=佐々木謙一、文=吉澤英晃

 

今季、片足630gという規格外の重量が、雪山登山靴の重さの概念を塗り替える。昨今の雪山用登山靴は片足で900g台が主流となり、ゲーターを組み合わせたタイプにはさらに軽いモデルもある。それでもこの軽さは充分に驚異的と言えるだろう。

スポルティバが発表した超軽量ウィンターブーツ「G‒TECH」は、メーカーの高度な技術力と現代の最先端の素材を融合して誕生したアイコニックな一足だ。革命的な重量の実現にはソール部分の構造が大きく関わる。クッション性と断熱性を備えるミッドソールは5mm厚のカーボンプレートに置き換わり、接地時に生じる衝撃を軽減するポリウレタン素材はヒールカップに内蔵。前足部のアウトソールには耐久性と極限の薄さを両立したヴィブラムライトベースを採用している。気になる断熱性はメーカーの発表では従来の雪山登山靴と同等レベルとなっている。

他を圧倒する軽さはあらゆるクライミングシーンでこの上ない武器となる。一般の雪山登山者にとっても魅力的な一足に違いない。

ミッドソールを目視できないほど薄くすることで
軽量化を図っている

 

ラ・スポルティバ
「G‒TECH」

価格
97,900円(税込)
カラー
ブラック×イエロー(写真)のみ
サイズ
EU38~48(24.3~30.3cm)
重量
630g(EU42、片足)

※発売は2023年1月を予定

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。

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