行程・コース
天候
初日:小雨のち晴れ、2日目~最終日:終日晴れ(一時的にガス)
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
栂池高原の無料第2駐車場に停め、登山終了翌日に大糸線で糸魚川~白馬大池を移動し車を回収した。
この登山記録の行程
【1日目】
自然園駅(07:57)・・・天狗原(08:52)・・・白馬大池山荘(10:10)[休憩 35分]・・・小蓮華山(12:16)[休憩 8分]・・・三国境(12:54)・・・白馬岳(13:42)[休憩 10分]・・・白馬山荘(13:57)
【2日目】
白馬山荘(04:45)・・・白馬岳(05:00)・・・三国境(05:28)・・・鉱山道分岐(05:58)・・・雪倉岳避難小屋(06:38)[休憩 12分]・・・雪倉岳(07:30)[休憩 10分]・・・水平道分岐(09:30)[休憩 40分]・・・朝日岳(11:28)[休憩 12分]・・・朝日小屋(12:15)
【3日目】
朝日小屋(05:00)・・・朝日岳(05:53)[休憩 12分]・・・千代ノ吹上(06:18)・・・照葉ノ池(06:37)・・・アヤメ平(07:20)[休憩 10分]・・・黒岩山(08:55)[休憩 5分]・・・サワガニ山(10:11)[休憩 44分]・・・犬ヶ岳(12:18)・・・栂海山荘(12:26)
【4日目】
栂海山荘(05:00)・・・菊石山(06:06)・・・白鳥山(07:37)[休憩 23分]・・・坂田峠(09:20)・・・尻高山(09:58)[休憩 7分]・・・栂海新道登山口(11:43)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
【コース状況】
栂海新道は全コースにわたってぬかるんだ箇所が多く、ウェア及び靴の泥汚れは必至である。
【全般の感想】
今回の目的は、まだ登っていない100高山(旭岳と小蓮華山)の制覇と長年の憧れであった白馬岳~日本海への栂海新道完歩きである。
初日は小蓮華山を越えるまでは小雨と濃いガスの中の登山となった。栂池高原のゴンドラリフトの動きだす時刻が7時の為、白馬岳到着はどうしても午後になってしまうので旭岳往復ができるか心配であった。白馬大池周辺の紅葉はとても美しかった。
白馬山荘に午後2時前に到着し急いで旭岳往復を目指した。旭岳は他の方のブログでもあるように、清水岳への巻き道を西側まで回り込んだ辺りにペンキで表示があり、入り組んだ踏み跡を辿って山頂に向かう。山頂には三角点は見当たらず、最高点と思われる岩峰に立った。帰りは同じように踏み跡を辿って下りてきたが登り始めた地点とは違う場所に出てしまった。山頂での滞在時間お含めて2時間弱で往復することが出来た。登っていない100高山の内、一番標高の高い旭岳を登頂することが出来ホッとした。夕食時間にも十分間に合った。
2日目からはロングコースになる為、朝食は自炊にして、まだ薄暗い5時前にはスタートした。2日目から最終日の3日間は、この夏(9月なので夏ではない…?)一番の好天が続いてくれた。最高の稜線漫歩が出来た。2日目の宿泊地である朝日小屋は前評判通り、質、量、味で断トツナンバーワンと言い切れる夕食の素晴らしさであった。付け加えると、山小屋でウォッシュレットトイレを初めて見た。スタッフと合わせて最高の山小屋として認めたい。(但し、私が宿泊した小屋の内でだが…。)
3日目はいよいよこの山行のハイライトである「栂海新道」に入ったが、やはり朝食は自炊し、5時には出発した。「栂海新道」は前半が湿原のオンパレード、これでもかという位、次から次へと池塘を伴った湿原が現れ、予想以上の素晴らしさであった。しかしながら、高山植物の開花時期はとっくに過ぎており、紅葉時期にも今回は一週間から10日程早く、紅葉目当てに来たが残念であった。台風以降の冷えがなかったせいだと思われる。北又の水場で4ℓ程日間分の水を汲んできたが、タンクの調子が悪く栂海山荘に着いた時には約半分がザックの中で漏れており大変な目にあってしまった。栂海山荘には昼の12時過ぎには到着し、濡れてしまった装備品を広げて乾かしたり、朝日小屋で調達したビールを飲みながらノンビリした。また、この日の宿泊者は朝日小屋で一緒になった女性二人組と計3名だけであったので、自由に小屋を使い、楽しく語り合うことが出来た。トイレは久し振りにとてもワイルドであった…? 夜に見た日本海の海や町の灯りや満天の星空がとても美しく、充実した一日を過ごすことが出来た。
4日目(最終日)も朝薄暗い5時に出発した。前情報でとにかく嫌になる程のアップダウンがきついコースであると聞いていたが、確かにキツイ登り下りだが、一番キツイのは白鳥山の登りが辛かったが、大小のアップダウンはあまり気にならず、それ以上にいよいよ日本海だという期待感と、下山した後に食べたい物が頭を支配し、辛さを忘れさせた。親不知海岸には12時前に到着し、海岸で靴を脱ぎ、延々50㎞を歩き切り火照った足を海に漬け、1時間程余韻に浸ていた。親不知の駅に向おうと観光ホテルまでの階段を上っていたら、前日の同宿者の二人組と出会い、お別れの言葉を掛け合った。親不知駅までの約1時間弱の国道歩きは歩道も無く、狭いトンネル内で頻繁にトラックが通過し冷や汗ものだった。(私以上にドライバーの方がビックリしていると思う。)その日は、昨年末に大火のあった糸魚川のビジネスホテルで泊まり、翌日、朝一番の大糸線の列車で白馬大池駅まで行き、駅からマイカーの置いてある栂池高原へは列車に連絡していた村営バスに乗り、8時前には栂池高原に戻ってきた。山は天候悪化を感じさせる雲が多く湧いていた。本当に今回は天候に恵まれラッキーであった。
フォトギャラリー:49枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | 修理用具 | 健康保険証 | 医療品 | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | ライター |
カップ | クッカー |
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