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坂戸山・飯縄山古墳・六万騎山でカタクリ三昧 

坂戸山 飯縄山古墳 六万騎山( 上信越)

パーティ: 2人 (ジュンパク さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

1日目 快晴
2日目 晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他:
・坂戸山 六日町駅から徒歩20分ほど
・飯縄山古墳 六日町駅から徒歩25分ほど
・六万騎山 五日町駅から徒歩25分ほど

飯縄山古墳近くの余川十字路バス停から六万騎山近くの麓バス停まで
平日はバス(六日町駅前発浦佐駅東口行き)がある
余川十字路バス停10時発-麓バス停10時18分着

この登山記録の行程

【1日目】坂戸山
六日町駅 8:41--(21分)--9:02 金誠館 9:05--(12分)--9:17 坂戸山登山口・鳥坂神社 9:30--(32分)--10:02 三合目(ベンチ)10:11--(45分)--10:56 五合目(沢)10:56--(24分)--11:20 桃の木平 11:38--(17分)--11:55 坂戸山山頂 12:00--(19分)--12:19 大城 12:26--(15分)--12:41 坂戸山山頂 12:45--(27分)--13:12 ベンチ 13:12--(32分)--13:44 ベンチ・石仏 13:50--(22分)--14:12 坂戸山登山口・鳥坂神社(坂戸城址散策)15:00---宿泊施設

【2日目】飯縄山古墳・六万騎山  
宿泊施設---六日町駅 8:27--(26分)--8:53 飯縄山古墳群脇入口 8:53--(17分)--9:10 奥の古墳群 9:27--(12分)--9:39 飯縄山古墳群入口 9:39--(4分)--9:43 余川十字路バス停 10:00--(バス・五日町駅前経由)--10:18 麓バス停 10:23--(9分)--10:32 庚申塔 10:40--(50分)--11:30 六万騎山山頂 11:50--(42分)--12:32 地蔵尊 12:36--(24分)--13:00 五日町駅

コース

総距離
約10.1km
累積標高差
上り約647m
下り約622m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

カタクリの群落を眺めに、昨年に続いて坂戸山・六万騎山へ。加えて、飯縄山古墳群も訪れてみる。昨年と同じ日にしたのだが、季節の巡りは年によって違うことから、新たな気持ちで花を楽しむことができた。勿論、コースタイムなど無視した超ノロノロ山行だ。

【坂戸山】
昨年同様に城坂コースを登り、薬師尾根コースを下る。逆コースを取る人の方が多いのかもしれない。
六日町駅から徒歩20分ほどで坂戸山の登山口となる。登山口から直ぐの坂戸城址エリアは、広くカタクリが群生しているのだが、素晴らしい快晴というのにまだお目覚めではないようで、花を閉じている。桜の広場まで上がれば、キクザキイチゲを含め、少し花も開いてくる。
三合目の一本杉ベンチで休憩後、傾斜を増した階段道を登っていけば、ショウジョウバカマが沢山咲いている。先を見上げれば、斜面のあちこちに桜が咲いているの見える。昨年は満開であった麓のソメイヨシノは、まだわずかに花を付け始めたばかりだというのに。登山道の上の方にイワウチワの群落があるのを発見。昨年は気付かなかったのか、咲いていなかったのか。
次第に、登山道沿いのカタクリがみんな花を開いているようになる。九十九折りの道を、何枚も写真を撮りながら登っていく。斜面が木々で黄色に染まっているが、ダンコウバイ?。場所によってカタクリも花を閉じているエリアもあるが、今はもう溶けてしまった残雪の関係かな?。スミレは元気。小さなエンレイソウの群落もある。
主水郭分岐まで上がり、右手に少し行ったところが八合目の桃の木平。ベンチに腰掛け、六日町市街を見下ろしながらお腹を満たす。昨年は、このベンチの前に白いカタクリが咲いていたのだが、背後に雪が沢山残っているくらいなので、カタクリ自体が見られない。
山頂の基部まで上がれば、八海山を始めとした見事な展望が開けてくる。勿論、高い山々はまだ雪に覆われている。そして、山頂へ。富士権現が建っているが、回り込めば360度の展望だ。
昨年は六万騎山を含めた日帰りということで断念した大城に足を伸ばしてみる。小さなアップダウンを繰り返す。所々にカタクリの花が見られる。イワウチワは、ピンクの蕾。マンサクが少し咲き出している。ショウジョウバカマは元気いっぱい。桜も咲いている。
山頂に戻ると、薬師尾根コースを下る。少し下ると、雪割草がここにだけ咲いている。後は、イワウチワが延々と続く。イワナシやシュンランも少しは見られるが、昨年咲いていたエチゴキジムシロやユキグニミツバツツジは全く姿が見えない。タムシバもまだ花が開きかけだ。
階段の段差が結構大きくて、下りとはいえ苦労する。何とか石仏まで辿り着けば、ホッとする。少し下れば、桜の木の下にカタクリの群落。桜は咲き始めだというのに、カタクリは終盤になってしまっているのが残念。
登山口に戻ると、午後2時も過ぎたことでもあり、カタクリももう目覚めたのではと、坂戸城址までもう一度行ってみる。結果は正解。カタクリを堪能することができた。それだけでなく、途中で川沿いの林道を左に行くと、何と、キクザキイチゲの大群落を発見。昨年は、全然気付かなかった。
大いに満足して登山口に戻る。当初は、銭淵公園にも行くつもりでいたが、今年の桜はまだ咲いていないので、そのまま宿に向かうことにする。

【飯縄山古墳】
初めて飯縄山古墳カタクリ群生地を訪れることに。調べると、その近くのバス停から六日町駅発浦佐駅行きのバスが平日に2本出ていることが分かったので、それを利用することにして、早めに宿を出発する。朝も早いので、坂戸山同様にカタクリが目覚めていないかもしれないが、偵察だけでもと行ってみることに。
六日町駅を挟んで宿と飯縄山古墳は反対の位置になるので、取り敢えずは車道歩きから。そして古墳がある丘陵地の縁に辿り着いたものの、入口が分からない。地元の方に聞いてショートカット道を教えてもらえたので、あぜ道のようなところから林道に上がる。
すると、農地との境の斜面にいきなりカタクリが沢山。ここではないよねと思いながらもしっかりと咲いているカタクリを楽しむ。
青い説明板を見ながら階段道を上がると、周回路を行く。その道の両側にも、カタクリが。林の中の大塚古墳(10号墳)を経て更に進むと、明るい広葉樹の下に広がる少し小さめの古墳群に至る。そこがカタクリ群生地だ。いずれもしっかりと目覚めていて嬉しい。
ここから先、「カタクリとどんぐりの道」が続いているのだが、まだ大分雪が残っている様子。時間の関係もあり、古墳群を後にすると、来た道を戻る。
ショートカットして上がってきたところの先へと林道を下っていくと、飯縄山古墳群入口に出る。後は、白山神社を経て、宝珠院前の余川十字路バス停へ。

【六万騎山】
唯一の乗客として小さなバスで五日町駅前を経由して麓バス停へ。ここは、六万騎山の麓。前回は直ぐの地蔵尊から登ったが、今回は、庚申塔から登ることにする。道路脇の斜面にはカタクリが花を咲かせている。
しかし、庚申塔から登る道の両脇に続くカタクリは、既に花も終わった様子。場所によってこうも違うものか。その代わりに、イワウチワが盛りで、沢山見ることができた。
山頂近くになると、小さな平坦部に一面のカタクリが。この辺りのカタクリは十分楽しめる。良かった。山頂で休憩後、地蔵尊の方に下る。こちらも、山頂近くはカタクリの群生を楽しむことができる。昨年沢山見かけた真っ赤なイカリソウは、ほぼ終わりのようだ。
ドンドン下っていくと、キクザキイチゲが群れているところも。その下のカタクリ群生地は、花は付いているものの、盛りは過ぎた様子。
最後は、ナガハシスミレや雪割草を見て地蔵尊に下ると、五日町駅までのんびり歩く。五日町駅の六万騎山側は巨大なセメントサイロが建ち並んでいるので、線路の反対側に回り込んでから無人の駅舎に入る。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • ジュンパクさん、今回の登山記録を何回も読ませていただきました。私達は、4月5日㈮マイカー利用の日帰りで坂戸山と六万騎山へ行きました。わずか5~6日でカタクリの開花状況や登山道上の残雪の状況に、このように大きな変化があったようで、驚きました。
    1 坂戸山の「桜の木の広場」は、カタクリが、ぽつぽつと咲いていたのに、群生していて見事ですね。
    2 六万騎山頂付近も少なかったのに、カタクリが、一面に広がっていて、咲き誇っていますね。私達が出掛けた時は、地蔵尊登山口から急登を10分程歩いた、ゆるやかな右手斜面が群生地になっていました。カタクリの花の満開状態が、5~6日で山頂付近に達したのですね。
    3 坂戸山城坂コースは、残雪が多く、ほとんどの登山者が薬師尾根を往復していました。また、雪が残る大城まで足を伸ばした人は、ほんの数人でした。私達も、城坂コースを歩きたいと考えていて、昼食を摂りながら、他の登山者の動向を注視していました。チェーンアイゼンを持参していましたが、積雪量が多いようなので、下るのは、危険だと判断しました。
    4 飯縄山古墳群を訪れることができて、一泊してよかったですね。私は、へとへとになって、登山の後、高速道を約200km走るのは、今回を最後にしたいと考えています。
     後期高齢者の事故が、大きな社会問題になっています。他人事ではないと己を戒めています。
     とっても参考になる登山記録を作成していただきました。読ませていただいて、ありがとうございました。
     改めて、安全第一で楽しい山歩きをしたいと、心に誓いました。

  • モーちゃんさん、コメントありがとうございます。

    コメントを読ませて頂き、こちらこそ数日の差で山の様子が大きく変化していることを知り、ビックリです。
    何時も公共交通機関しか使わないので、行ける場所は限られてしまいますが、それでも新しい場所を開拓できるのは嬉しいものです。一方で、自然は常に変化しており、同じ場所に何度行っても楽しめるのも良いですね。
    坂戸山等でカタクリを楽しむのは今回で2回目ですが、別の季節も楽しめそうなので、機会あればまた行ってみたいと思います。駅から歩けるのも助かります。

登った山

坂戸山

坂戸山

634m

よく似たコース

坂戸山 新潟県

春の花に彩られる、六日町のシンボル的な山

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間15分
難易度
★★
コース定数
14
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