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=わらじアイゼン初投入=厳冬期の入笠山(1955m)

入笠山( 南アルプス)

パーティ: 4人 (ぶらブラピ さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

コース

総距離
約4.0km
累積標高差
上り約309m
下り約309m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

1年ぶりの厳冬期入笠山。
前日から当日朝7時頃までに降り積もった雪のおかげで、ふっかふかのバージン・スノーを楽しめた。そして何より、我々がその日一番の登頂は感動。
雪は深いところで股まで沈み、浅いところでも膝下であった。
先行者なしの新雪で、目印もトレースも全くなしで、ラッセルを強いられた。
ワカン装着のぶーじ氏が先頭でかなり頑張り、ジーニ助氏→N氏と交代。
山頂では、360°のパノラマはあいにくで、南・北・中央アルプスや富士山、目の前の南八ヶ岳すら見えない状況でガッカリ。
下山は今回もヒップソリを使っての楽しい下山。
ジーニ助氏とN氏は初体験、ぶーじ氏は経験者のためD氏先頭に滑走開始。
「うぉ~!!」・「ぎゃぁ~」などオジサン達の絶叫が山中に響き渡る。
途中若い男女のカップルの山ガールさんに「とても楽しそうですね」と声をかけて頂いた。
しかし、こんな近寄りがたいシュールな絵柄のオヤジ集団に、よくぞ声をかけてくれたと、その山ガールさんの勇気に感謝である。
登りと違い下りは瞬く間に終了。
でもまだまだお楽しみは続く、そう雪上宴会である。
山彦荘まで移動し準備をする。
まずは足で雪を踏み固めた後に、スノーソーとスコップで、コの字型の掘りごたつ風テーブルを作成。
N氏:おつままみを沢山テーブルに出す。
ジーニ助氏:オプティマス199とスノピーのギガ系の2刀流で、熱燗とホットワイン
ぶーじ氏:ホエーブス625でメインデッシュとなる塩モツ鍋
自分:EPIのSPLITとユニフレーム・マルチロースターで、トーストを作った。
メインの塩モツ鍋は前日からの仕込みのためか、格別な味わいであった。
最後に道具について。
初実戦投入のギアでは、とにかくジーニ助氏作成の「わらじアイゼン」で氏と私で試した。
今回は2種類のわらじアイゼンを実戦投入、結論としてはすこぶる良好であった。
詳しくはジーニ助氏のブログで。
http://www.yamakei-online.com/cl_record/my_detail.php?id=3956

N氏とぶーじ氏はともにグローブを買い替えての初投入。
N氏はノスフェースのオーバーグローブは良かったが、インナーグローブに少し不満があったようだ。
ぶーじ氏のオーバーグローブはスペック通り、全く濡れずに満足な感じだったが、こちらもインナーに難ありだったようだ。
忘れてはいけない、ぶーじ氏に作って頂いたマットのおかげで、お尻が冷たくならず終始快適であった。
製作日記と当日の山行記録はぶーじ氏のブログで。
http://blog.goo.ne.jp/voldemord/e/f9aa511a45385b368cb08faff5a592ab
http://blog.goo.ne.jp/voldemord/e/edb928b688ecdb2717be5ca60920cedd
とにかく楽しい仲間と今季初の雪山に乾杯。

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フォトギャラリー:39枚

あのゴンドラに乗って、山頂駅までは10分。

手前はわらじアイゼン製作者のK氏、奥が私である。どちらのわらじもK氏作である。

逆に奥がK氏で、今回は地下足袋でなく登山靴。K氏の登山靴を初めて見た。

山頂駅から出発、まずは電波塔をめざして

ふかふかの新雪を踏みながら、湿原へ下る。

山彦荘の中には人がいるようだった。

山彦荘のトイレは開いていた。中は凍結防止のためなのか暖房入りで、快適過ぎる。

D氏に装着してもらったワカン。固定バンドが靴とミスマッチであったが、固定方法を工夫して上手に装着していた。

雪団子の付き方が心配であったが、本体にはほとんど付着なし。K氏曰く「科学の粋を集めたPPロープ且つ柔軟にしなるため雪が着かない」とのこと。

こちらは私の方、同様にPPロープ部分は付かないが、スパイク部分には雪が着く。しかし団子のようにはならない。

軽く柔らかく、フィット感はスバラシイ。柔らかいためだろうか、スパイクが12本中2~3本寝てしまった。

実際の足跡、左足つま先部分と思われる。しっかりスパイクはきいているようだが、新雪のため条件が悪すぎた。

マナスル山荘。撮影しているところに荷物をデポした。
トイレは使用不可であり、注意が必要。

左側には旧入笠山スキー場で、雪が解けると御花畑となる。右側には山頂への道、全くトレースなく気持ちいい真っ白な状態。

この場所は風で雪が飛ばされて、それほど積っていないので歩きやすい。

この程度なら歩きやすい。

このくらいになると、歩き難い。

途中の休憩風景。やはり膝近くまで潜ってしまう。

左から赤・青・黄色で信号機?
それとも「戦隊ヒーロー」○○レンジャー?

頂上直下。
ここでワカンのD氏は1人直登を選択。

中央アルプスを見ながらポーズ(今回天候不良で見えないが)。後ろは八ヶ岳。

先ほどとは逆で、八ヶ岳を見ながらバンザイ。
背中には中央アルプス。

ここから下りの醍醐味、ソリでの滑走。

N氏派手に雪煙をあげながら?って言うか、雪の中を潜っている。

途中木に激突するも、無事にゴール。

オジサン達が奇声をあげて滑り下りる姿は、相当あやしい感じである。

一番雪まみれになっていたK氏。
写真でもわかるように、全身雪だらけ。

普通に滑って雪まみれのK氏とは対照的に、雪に突っ込んでも雪まみれにならないN氏。

一番そつなく滑走していたD氏。

だんだん慣れてきて、スピードもアップ。

昨年すでに経験しているため、余裕を感じさせる。

コの字で掘りごたつ風テーブルを作る。スノーソーとスコップが大活躍。

D氏に作って頂いた折りたたみマット。
雪からの冷気は完全にシャット・アウトされていて、とても重宝した。

手前からオプティマス199とスノピのギガパワー、
向こうがEpiのSPLIT

D氏が前日から仕込んできた「塩モツ鍋」。
仕上げに、ニラと鷹の爪を投入。
ホエーブス625を使用。

寒さの中では、鷹の爪の辛みが絶妙であった。
とうぜん、お代わりさせて頂いた。

K氏使用のわらじアイゼン。
PP部分とスパイクの状態は良好であった。

単独スパイクが2本ぐらい寝ている。
やはり連結タイプのスパイクが良いようである。

お待ちかねの温泉、「ゆ~とろん水神の湯」。
良い湯なんだけど、洗い場が狭くカラン少ないのが痛い。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック サブザック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図 コンパス
腕時計 カメラ ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー アウターウェア バラクラバ オーバーグローブ
雪山用登山靴 アイゼン ワカン ショベル

この山行で使った山道具

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登った山

入笠山

入笠山

1,955m

よく似たコース

入笠山 長野県

ゴンドラ山頂駅から入笠山・大阿原湿原を周遊

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間10分
難易度
コース定数
13
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