行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
6時30分ごろに石和を出発。7時ぐらいには林道に取り付く。
とにかく長い林道。全面舗装だが、凍結をしており、滑った。
この時期は朝方はノーマルタイヤだと怖いです・・・
当初、峠の混雑を予見して大弛峠に自転車をデポしてアコウ平で駐車する
つもりであったが、車で降りる自信はなく、峠で駐車し自転車でアコウ平まで下る。
21日の勤労感謝の日まで乗合タクシーは走ってるらしいので、不安な方は利用した方が
懸命かも。
この登山記録の行程
アコウ平(8:00)・・・御室小屋跡(9:00)・・・片手回し岩(9:40)・・・金峰山[休憩 10分](11:00)・・・金峰山東の峰[休憩20分](11:30)・・・朝日岳(12:00)・・・
朝日峠(12:20)・・・大弛峠(12:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
①大弛峠~アコウ平
当初、峠まで車で行って、自転車をデポし、アコウ平で駐車するつもりであったが、
林道凍結の為、下る危険は避け、峠に車を駐車し、自転車でアコウ平に下る。
途中、車とすれ違ったが、やはりスリップしていた。それを見ると尚更慎重に下る。
超慎重に下った為、30分ぐらい掛かった。凍結の心配がなければ、15分程度で
行けるだろう(峠から距離にして約5km)。
アコウ平は、駐車場という感じではないが、5~6台ぐらい車が置ける未舗装のスペースがある。今回は1台も停まっていなかった。
今回、このルートを行く登山者は、自分一人だけか・・・
②アコウ平~御室小屋跡
アコウ平から道標とテープに従い10分下ると森林鉄道の軌道跡に出る。レールや枕木が
ところどころ残っている。鉄路好きな自分としては、このまま辿って行きたい気分で
あった。軌道跡をしばらく進むと、右手に分岐し、山道を沢へ下る。道標があるので
降り口を迷うことはない。
山道を下り終わるとすぐ川を渡る。水量はなかなか多いが、ロープも張ってあるので、
それを頼りに慎重に飛び石で渡る。対岸をしばらく樹林帯を歩くと、kk分岐に出る。
登りはまったく問題ないが、帰り同じルートで下山する場合、ここの分岐を見落とし
がちな様なので注意が必要。分岐の先、枯れ川を渡ると思いきや、枯れ川を遡上するので
ルートを間違いやすい。ルート全体的にピンクのテープが数メートルおきに付いてるし
踏み後もしっかりしている為、不安なときは周りを見渡しテープを辿れば迷う心配はない。
枯れ川の遡上はすぐ終わり、再び樹林帯へ入る。しばらく歩けば御室小屋跡に着く。
御室小屋は、既に取り壊されていた。焦げ跡があるから火事でも起こったのか・・・
③御室小屋跡~五畳岩
小屋跡後は、今までのなだらかな道から急登の道に変わる。片手回し岩に辿るまで、
はしごや鎖場が数箇所ある。はしごも鎖もしっかりしているので心配はない。
片手回し岩以降も何箇所が岩柱を巻き道で越す。崩壊地点もトラバースする場所が
あるが、ここもロープも張ってあり、踏み後もしっかりとしている為、危険性は少ない。
登り詰めていくと五畳岩が堂々とした姿で頭上に見えてくる。見えてから辿り着くまで
結構長かった。五畳岩がそれだけ大きいということか。
直下は、岩石が折り重なったルート。五畳岩を目指して登っていったがルートから外れてしまった。森林限界も超えてる為、ルートを外れても、周りを見渡せば、テープがそこかしこにある為、多少迷っても心配はない。岩石群をよじ登り、五畳岩の袂にたどり着く。流石に
大きな岩である。五畳岩の裏側に回ると広場があり、登山客が休憩している。人気の山だけ
あって、あの凍結林道を早朝に乗り越えた命知らずの者や、前日の雨の中、山小屋まで登り詰めたツワ者で溢れていた。当初、五畳岩の登攀も考えたが、誰一人登っていないことと
御神体であることを考え、遠慮することにした。
まあ、一昔前ならともかく、今の自分の歳では、踏破する気力も体力もないのと、多くのギャラリーの前で醜態を晒すの躊躇したと言うのが実の所である。
④五畳岩~金峰山山頂~東側ピーク
五畳岩登攀の未練に後ろ髪引かれながら、取り急ぎ金峰山山頂に向かう。五畳岩付け根の
広場からすぐそこである。山頂の道標が立っている場所は狭く、とてもゆっくり休憩の
できるところではない。道標がたっている場所の隣に岩山がある。そちらの方が、
どう見ても高いので、そこは躊躇なく登ることにする。天辺は平らな岩である程度の広さが
ある。登のになんら難しいことはないので、そこまで登ることをお勧めする。
実は、携帯を車の中に忘れてしまった為、この登山中、これまで写真を撮ることが出来なかった。とっても楽しいバリエーションのあるルートであり、その様子や、富士山や南アルプスの遠方や目指す五畳岩の雄姿を見事に捉えられるスポットがいっぱいあったが、写真に収めることが出来なかったのである。まったく残念だ。せめて山頂踏破の記念だけは収めておきたいと思い、恥を忍び、他の登山者に頼みこみ、撮って頂き、写真をデータで送って
頂いた。
小さな娘さんを連れた若いパパであったが、無理なお願いを聞いて頂き、大変感謝である。
『本当にありがとうございます!』
さて、無事、記念撮影を終え、大休止を兼ねお昼にすることにしようと思ったが、前述の
とおり、さほど広い山頂ではないので、他の場所を探すことにする。五畳岩の付け根の
広場が最適地であるが、戻るのも億劫なので、先に進み適地を探すことにした。
さほど歩かない内に、直ぐ東にピークがあり、広い場所であったので、そこで大休憩と
する。お昼はカップラーメンであるが、景色だけは三ツ星レストランを越える優雅さで
ある。多少風は冷たかったが、日差しも十分でゆっくりと食事が取れた。
⑤東のピーク~朝日岳
森林限界の稜線は東のピーク後、しばらくすると終わり、樹林帯の稜線を進む。金峰山から朝日岳手前のコルまでは、思った以上にかなり下る。その間、多くの登山者が登ってきた。
中には東のピークを金峰山山頂だと勘違いし、最後の力を振り絞る方も少なからず多い。
アップダウンを繰り返すルートであるから、尚更、偽ピークを恨む方も多いことであろう。
峠からそのまま来る方には最後の踏ん張りどこであろう。
途中、鉄山の道標があるが、山頂とは思えない。地図上だと鉄山山頂は通らずその脇を
進んでいる。山頂へのルートは見つからない。恐らく山頂へ行っても、樹林帯の為、
景色等は期待できないであろう。道標がある場所はベンチもあり休憩ポイントにも
なっている。
鉄山を越えると、朝日岳山頂へ向かう登り口のコルに下る。距離はそれほどないが山頂へは、かなりの急登。多少ガレているが、問題ない。ただ、下りになれた足腰が多少悲鳴を
あげた。山頂は、森林限界を超えているわけではなさそうだが、富士山方面の眺めは、
すばらしい。
⑥朝日岳~大弛峠
朝日岳よりまた、急斜面を下る。下りきれば朝日峠だ。その場所にはでっかいケルンが
ある。樹林帯の中にこれほどの石を集めたのは驚きであるが、逆にこんな大きなケルンが
必要なのか、どうして作ったのか、少し悩む。名の付いている峠であるが、ルートは稜線
沿いのみ。昔はここを山越えするルートがあったのだろうか・・・
峠からは多少なアップダウンを繰り返しながら、大弛峠へ下っていく。山の北側を巻く
ルートになっているので、所々凍結しているが、緩斜面の為、大した苦労はしなかった。
すれ違う登山者のほんの数人かはアイゼンをはいていたが、ほぼ普通にきている。
不安な方は軽アイゼンぐらい持ってきてもいいかもしれない。
しばらく進むと、木々の間から国師ヶ岳が拝める。国師ヶ岳を望めるころには、稜線上とは思えない幅の広い裾野になり、その裾野の下りを降りきるとほどなく大弛峠。
ゴールである。
峠では、流石に道路上まで停めるほどの混雑ではなかったが、駐車場は朝とは違いほぼ満タンであった。その状態と路面にテンテンと日が照っている様子で、帰りは全く凍結の心配はなさそうである。今回の山行の達成感と共に、それがなりよりの安心感を醸し出した。
(ちなみに、乗合タクシーも駐車していたが、当然ながらチェーンを巻いていました。)
フォトギャラリー:5枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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