行程・コース
天候
初日:晴れ、2日目:曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
松本(7:00)・・・上田(8:00)・・・沼田(9:00)・・・戸倉(10:00)・・・尾瀬戸倉スキー場(10:20)
この登山記録の行程
【1日目】
鳩待峠(10:50)・・・山ノ鼻(11:30)[休憩 10分]・・・牛首(12:10)・・・牛首分岐(尾瀬ヶ原三又)(12:20)・・・竜宮十字路(12:50)[休憩 50分]・・・見晴(下田代十字路)(14:00)
・・・燧小屋(14:10)
【2日目】
見晴(下田代十字路)(04:30)・・・燧ヶ岳分岐(04:42)・・・③(5:24)・・・⑤(5:53)・・・⑦(6:30)・・・⑧(6:49)・・・⑨(7:01)・・・柴安嵓(07:30)[休憩 20分]・・・②(09:30)・・・燧ヶ岳分岐(9:49)・・・見晴(下田代十字路)(10:00)[休憩 80分]・・・竜宮十字路(11:44)・・・牛首分岐(尾瀬ヶ原三又)(12:08)・・・牛首(12:17)・・・山ノ鼻(12:40)[休憩 20分]・・・鳩待峠(13:52)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
見晴新道といえば聞こえはいいが、新道とはまだ人によって踏み固められていない、天気が良くても雪解け水によってぬかるんだ登山道だった。
そのような道を苦労して登りながらある言葉が頭で反芻した。
「吝(やぶさ)かでない」
「吝(やぶさ)か」は後に打消しの意の表現を伴ってもの惜しみすることで、~する努力は惜しまない。~することに躊躇しないことだが、ぬかるんだ道に生えた藪(やぶ)が容赦なく突き刺さる。雪の重みに耐えきれなくなった笹が谷側に向いて茂り、ほとんどが木と同等の固さまで成長している。藪の坂が「やぶさか」に思えてきた。
「藪坂(やぶさか)である」
トレッキングポールを藪に取られ、足元を雪と泥に掬われながら何度も反芻した。
気づいたらポールの先のキャップは取れバスケット部分は破損し、当然ドロミテの靴はまるで泥まみれ、ズボンの膝下は跳ねた泥で汚れていた。
「やぶさかでない、やぶさかである」
ひとりの言葉遊びも限界を感じたとき、ようやく9合目あたりで下界の景色を拝むことができた。
至仏山に向かって、うす茶色い線が一本(実際は木の板が2本)すーっと伸びていた。
あともう少しと深く息を吸い込んだ。
山の稜線に出ると、冷たい風を身体に感じ、半袖シャツの上にミドルレイヤーを着た。
登りに3時間、これから下りに2時間。
さらにベースキャンプの見晴に戻ってから、テントを担いで登山口まで3時間。
群馬県から福島県までよく歩いた。
夏がくればまた思い出すだろうか。
フォトギャラリー:12枚
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | 帽子 | グローブ |
着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | カメラ | 登山計画書(控え) |
健康保険証 | ホイッスル | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | 軽アイゼン |
トレッキングポール | テント | シュラフ | スリーピングマット | ストーブ | 燃料 |
カップ | クッカー |
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