正面から鋭いガラスを投げられている感じがするぐらい痛い風
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
今月初めの積雪もすっかり消えてしまっていた昨日までと変わり、3合目手前付近から湿気を含んだ新雪が見え始めました。
山頂での積雪量は平均で10センチ程度とまだまだですが、今週の予報ではかなりの降雪が期待できそうで、どうもこれが根雪になりそうです。
山頂での気温はマイナス3℃とさほど寒くはないですが、西の風が時折強く吹き、体感温度はマイナス10℃を越えるぐらいの寒さでした。
特に下山時は予報どおりに西風が強く、この西風は大陸から吹き込んでくる冬の風のため、ちょうど歩いていると、正面から鋭いガラスをものすごい勢いで投げられている感じがするぐらいに痛い風でした。
登山道の状況
アイゼンは12/7の時点では必要ありませんでしたが、今後の降雪を考えると6本爪程度のアイゼンは持参したほうがいいと思います。ただし、5合目付近から上の、土所の流出を防ぐための「蛇かご」にアイゼンの爪を引っ掛けて、転倒する場合があるので、注意してください。
前歯のついた10本とか12本のアイゼンは、まだ必要ないように思います。6本または8本程度のアイゼンのほうが歩きやすいでしょう。
登山装備
まだ本格的な冬山装備までは必要ないようですが、冬山装備の用意はしておいてください。なお冬山では軽アイゼンといっても4本爪はあまり役に立ちません。必ず6本爪以上のアイゼンをお持ちください。
登山道中でアイゼンの装着に手間取っている人を見かけます。良く見るとサイズが合っていなかったり、手袋が厚いために装着できなかったりする場合がほとんどです。厚い手袋をしたまま装着できるように、必ず練習をして、山においでください。これが結果的には雪山で自分の身を守る第一歩です。
注意点
山頂避難小屋は年中開放していますが、扉が凍ってしまって開きにくい場合があります。なお、小屋に入る際は、ザックに付いた雪をよくふるい落とし、アイゼンを外してお入りください。また、雪の無いときには木道はアイゼンを外して歩いてください。ストックも同様に、先にゴムキャップを着用してください。
天気のいいときの大山は最高ですが、一度天気が崩れると、人を受け入れる山ではなくなります。充分過ぎるぐらいの装備を用意してください。気力と根性だけでは、大山の冬は無理です。
お知らせ
その他、登山道や周辺状況の詳しい情報については、大山寺とやま旅館までお気軽にお問合せください。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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