大雪で登山どころか、登山道の入口まで行くのが大変な状態。吹き溜まりになると100cmを超える
天気・気温
山と周辺の状況
大山寺周辺はまったく雪が消えてしまい、このまま春へと思っていましたが、3/7から雪が降り始め、3/9の夜で積雪が50cm程度でしたが、あっという間に平均で約80cm程度。吹き溜まりになると100cmを超える積雪となっています。
登山どころか、登山道の入口まで行くのが大変な状態です。主要道路は除雪が毎日されていますが、わき道に入ると四駆でも身動きが取れなくなります。こうなるとまず車を掘り出しておかないと、屋根がへこむ、タイヤがパンクなんてこともあります。
今年はなかったと思っていたところの大雪で、とりあえず2時間かけて車を掘り出しをしました。
登山道の状況
3/3の状況では、登山道の積雪は、かなり減ってきており、4合目から5合目の間は約半分近くが露出していました。
アイゼンを使用できるのは、5合目を過ぎた辺りから8合目を過ぎて、標高1600mの標識ぐらいまでで、途中の草鳴社ケルンの付近は約20mほどは雪がありません。木道に入ると9割以上が雪がありませんので、凍結している場合を除いて、アイゼンを外してください。
登山装備
防寒対策は十分に行ってください。なお、アイゼンは4本爪では役に立ちません。必ず6本爪以上のアイゼンをお持ちください。
また、ピッケルも必要な季節となりました。積雪が少ないとはいえ、まだまだ山頂においては吹雪かれることがありますので、冬用の装備は必ずお持ちください。
なお、冬山に登る方で、半数以上の方が、基本的にピッケルの握り方が間違っています。いざという時の使い方、制動のかけ方など、ちゃんと使えるように講習を受けたほうがいいでしょう。
注意点
8合目を過ぎて山頂までの間は、非常に迷いやすい場所ですので、くれぐれも無理をしないでください。吹雪いている時は下山しましょう。
せっかくトレースを刻んだ上を下るときに、「尻セード」で下りるのは絶対にやめて下さい。絶対にやってはならない山での常識です。
お知らせ
山頂の避難小屋は年中開放されています。入口が凍っていて開きにくい場合がありますが、必ず入れます。1階の出入り口が雪で開かなくなっても、2階からの出入り口がありますのでご利用ください。
去年の暮れ、年末から年始にかけてと遭難が続いています。8合目から上は生と死が交錯する場所です。安易に無理をしないようにしてください。厳冬期の大山は、神の領域です。気力と根性だけでは絶対に無理です。お気をつけ下さい。
その他、登山道や周辺状況の詳しい情報については、大山寺とやま旅館までお気軽にお問合せください。
昨年の今頃の様子は?
今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02
だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15
米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23
中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30
大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
- 現地連絡先:
- 090-7999-2931
- 電話番号:
- 0859-75-2300
- 連絡先住所:
- 〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内