1合目付近の積雪がほとんど無くなっていましたが、ここ何日かの降雪で再び積雪が20cm程度です
天気・気温
山と周辺の状況
昨夜から今朝にかけてまた新雪が5cm程度、大山寺で積もりました。決して季節外れでなく、これが通常の大山です。が、根雪が無いためにお昼過ぎには主要道路の積雪も融けてしまいましたが、ちょっと横道に入ると、まだまだ冬用タイヤでないと走れませんので、ご注意ください。
登山道の状況
登山道の状況は1合目付近の積雪がほとんど無くなっていましたが、ここ何日かの降雪で再び積雪が20cm程度です。
5合目付近から6合目付近では抜け穴にご注意ください。本日の登山者は延べ30人程度と、比較的に多く、トレースもしっかりとついています。
新行者コースについては、登りで使うのは、まだお勧めできません。登りで使う場合は、相当のラッセルを覚悟してください。
8合目を過ぎて山頂までの間は、非常に迷いやすい場所ですので、くれぐれも無理をしないでください。吹雪いている時は下山しましょう。
登山装備
アイゼンは6本爪以上のものをお持ちください。4本では使い物になりません。前歯のない10本程度が一番歩きやすいと思います。今日の場合は私はアイゼンを使いませんでしたが、明日以降はトレースが踏み固められて滑りやすくと思います。
服装については、今日の場合は快晴微風で登りは暑いぐらいでしたが、厳冬期の吹雪ほどの装備ではなくても、まだまだ冬山装備は必要です。今日の私の場合は、長袖のシャツ、長袖のポロシャツ、裏地なしのパーカの3枚でした。6合目まではブナの木についた雪が落ちてくるのでご注意ください。
8合目より上の木道については、9割以上が積雪がありましたが、ほとんどこの何日かで降った積雪だけなので、融けやすい積雪です。アイゼンなしでも歩けると思いますので、地肌が出ている場合はアイゼンを外してください。
注意点
ふもとでは桜の開花宣言が出て、場所によっては満開のところもあるようですが、まだまだ大山は山に入ると冬です。天気予報をよく見てお越しください。
山頂の避難小屋は年中開放されていますが、大量の雪が吹き込んでおり、1階からの出入口がまったく使えない状態です。山頂側の2階部分に出入口がありますので、そこからお入りください。トイレも1ヶ所だけ使えますし、なにより風を避けられるだけでも天国です。
去年の暮れ、年末から年始にかけてと遭難が続いています。8合目から上は生と死が交錯する場所です。安易に無理をしないようにしてください。厳冬期の大山は、神の領域です。気力と根性だけでは絶対に無理です。お気をつけ下さい。
その他、登山道や周辺状況の詳しい情報については、大山寺とやま旅館までお気軽にお問合せください。
お知らせ
大山とやま旅館では、ゴールデンウィークに向けてガイド付の宿泊プランをご用意いたしております。
ホームページ(http://www2.sanmedia.or.jp/toyama/)を見ていただくか、お電話にてお問合せください。
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