この時期にヒュッテに姿を見せ始めるのが野鳥のキセキレイの「リリ」。今年はゆっくりめの登場
天気・気温
山と周辺の状況
ヒュッテの周りはまだ雪に覆われています。麓ではブナの林は新緑真っ盛りですが、沢筋にはまだ雪が残っています。
火打山の高谷池・天狗の庭などでハクサンコザクラが咲き始めるのは6月下旬からになります。
この時期にヒュッテに姿を見せ始めるのが野鳥のキセキレイのリリ(同じ個体かどうかは詮索なし)。寒い日が続いた今年は少しゆっくりめの登場でした。やっと平年並みの気温の日が続きだし、リリも毎朝ヒュッテの周りでちょろちょろと遊びまわっています。そのうち友達も増えて大賑わいになることでしょう。
登山道の状況
これから6月は雪消え間近の箇所は藪が起き上がり道が分かりにくくなります。地図等、ルートファインディングできる準備をしっかりと行ってください。
火打山への登山道は標高1900m付近まではだいぶ雪解けが進みました。ただし沢筋などでは雪が残ります。2000mから上ではまだ全面雪道です。ほぼ夏道沿いに登ってください。
笹ヶ峰では雪が消えて、新緑が始まっています。登山道中、十二曲り上で
シラネアオイ
シラネアオイ
や
タムシバ
タムシバ
が咲き始めました。
富士見平付近は、ピンクリボンを付けてあります。雪庇を左手に見ながら進むようにすれば黒沢岳トラバースルート(2100m)に出やすいでしょう。黒沢岳のトラバースはまだ全面雪道です。早朝は凍ることも多いので要注意です。
妙高山への登山道にはまだたくさんの残雪があり、一部崩落箇所もあります。一般登山向きではありません。特に裏側の大倉乗越および表側の鎖場手前は雪の急斜面トラバースになっています。単独での入山は控えてください。
火打山・妙高山・焼山・雨飾山・戸隠山・黒姫山などは今年は雪融けが遅れていて、平年より雪は多めです。夏の登山道が出てくるのは6月中旬以降になってからです。夏山登山は7月になってからになります。それまでの残雪期は道に迷いやすいので登山する時はお気おつけください。また朝晩はアイスバーンになることもあるのでアイゼン・ピッケルが必要になることもあります。
登山装備
サングラス、日焼け止めがないとキツイです。冷え込むと標高2000mほどの妙高でもトラバースなどはカチカチに凍りますので、アイゼン、ピッケルは億劫がらずに、お持ちください。
注意点
季節はずれの寒気が入った朝などは滑落の危険もありますので装備を整えるか、場合によっては引き返すことも考えてください。
火打山ではライチョウ保護のためペット連れでの登山はご遠慮くだいますよう、ご協力お願いいたします。
雪が消えてすぐの6月末から9月中旬にかけて、ヒュッテの改修工事が行われます。工事期間中はご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
特に自炊室の利用に支障をきたす場合があります。その際は、食事付きの方が終わり次第、食堂にて自炊していただけるよう調整いたします。自炊宿泊の皆様には予めご承知下さいますようお願い申し上げます。
お知らせ
今年は雪解けが遅く、ヒュッテから火打山の間では遅くまで雪山を楽しめそうです。ただし中間部では雪解けが進むにつれて藪が行く手を阻み、ルートが見定めにくくなってくる時期でもあります。しっかりとしたルートファインディングが出来るよう準備をして登るようお願いいたします。
ヒュッテでは携帯トイレの取扱いを始めましたので、焼山登山など長丁場の方はぜひご利用ください。
高谷池のトイレでは使用した紙のお持ち帰り処分をお願いしていますので、ご協力お願いいたします。
尚、ペット連れでの宿泊はお受けできませんので、予めご了承ください。
昨年の今頃の様子は?
昨日降雪。積雪少なくてもまだ雪山です。アイゼンやストック必須。道迷い注意(GPSなどで確認)2023.05.09
融雪進むもヒュッテ前は雪野原。まだ雪山です。アイゼンやストック必須。道迷い注意(GPSなどで確認)2023.05.17
富士見平から上は雪の世界。まだ雪山!アイゼンやストック必須。道迷い注意(GPSなどで確認)2023.05.24
富士見平から上は雪の世界。道迷い厳重注意(GPSなどで確認)。まだ雪山!アイゼンやストック必須。2023.06.02
台風の雨で融雪が進みました。登山道の約2割程度にまだ残雪があります。防寒具は必要です2023.06.06
高谷池ヒュッテ周辺の過去の様子
高谷池ヒュッテ
- 電話番号:
- 0255-72-0021
- 連絡先住所:
- 〒944-8686 新潟県妙高市栄町5-1