火打・妙高山 | 高谷池ヒュッテ

リンドウが咲き始めました!麓では暑くても、山は既に秋の気配です。

火打山頂からのご来光 (2010.08.31 高谷池ヒュッテ(撮影:Tomo))
火打山頂からのご来光 (2010.08.31 高谷池ヒュッテ(撮影:Tomo))
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天気・気温

08/16(月) 09:00現在、曇り。今朝の気温+16℃。昨日の最高気温+19℃。朝夕の風がひんやり感じるようになってきました。
長野市の天気予報
明日
雨のち曇
22℃
15℃
明後日
曇一時雨
16℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

山は既に秋の気配です。麓では暑くても、ヒュッテから上では、天気の悪いときは肌寒いほどです。雨で濡れたままでいると、低体温症のリスクもあるので、気をつけてください。突然の雨に備え、着替えをお忘れなく。
リンドウが咲き始めました。天狗の庭では、 サラシナショウマ サラシナショウマ 、その他、 ワタスゲ ワタスゲ 、ハクサンコザクラ、 イワイチョウ イワイチョウ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、アオノ ツガザクラ ツガザクラ ハクサンチドリ ハクサンチドリ 、ヒメ ウメバチソウ ウメバチソウ 、などが咲いています。
火打山に向かう稜線では、 ウメバチソウ ウメバチソウ 、ヒメシャジン、ミョウコウ トリカブト ヤマトリカブト ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ 、オタカラコウ、ハクサン シャクナゲ シャクナゲ 、マルバダケブキ等たくさんの種類の花が咲き、アサギマダラもたくさん飛んでいます。高谷池周辺では クルマユリ クルマユリ も見ごろです。

登山道の状況

金山~雨飾山間の茂倉尾根の登山道は刈り払われていて良好な状態です。妙高山から雨飾山までの縦走路も、すべて刈り払われていて、縦走可能な状態になっています。

妙高山~雨飾山の間で水の得られる所は、高谷池、富士見峠(雪渓は8月20日過ぎまでは持ちそう)、雨飾山と鋸岳の分岐点(通称大曲・8月5日現在沢水がチョロチョロ流れていましたが、晴天が続くと涸れる恐れあり)です。金山の雪渓は消えたので金山山頂で水を得ることはできません。

火打山~焼山間の登山道の刈り払いは8/1~8/2に行い、焼山へのすべてのルートは刈り払われています。

笹ヶ峰の杉野沢橋から焼山・金山登山道の刈り払いは7/10に行ないましたが、雪融の遅れで刈り払いができないところがありました。その部分はしばらくすると草が伸びるでしょう。富士見峠の雪渓は8月中旬まで残っているでしょう。
杉野沢橋から焼山に登る際には出発してすぐの堰堤を越えて20mほど進むと左手に赤テープのついた入り口があります。見落としやすいので注意してください。その他は道に迷う所はないでしょう。

関温泉~神奈山~三ツ峰分岐間の登山道は刈り払いされていないため草が繁っています。早朝や雨の時は濡れるのでそれなりの覚悟が必要です。

燕温泉から妙高山への登山道で、北地獄谷右岸から光明滝を通るコースは落石の危険があるので通らないように妙高市では注意しています。麻平を経由して北地獄谷に出るコースを通った方が良いでしょう。

登山装備

突然の雨に備え、着替えをお忘れなく。ヒュッテには乾燥室がありません。

注意点

午後のにわか雨や雷雨に注意が必要です。夕立は毎日あると考え、午後3時までにはヒュッテに着くようにしてください。
火打山ではライチョウ保護のためペット連れでの登山はご遠慮くだいますよう、ご協力お願いいたします。

お知らせ

9月中旬まで、ヒュッテの改修工事が行われています。工事期間中はご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。特に自炊室の利用に支障をきたす場合があります。その際は、食事付きの方が終わり次第、食堂にて自炊していただけるよう調整いたします。自炊宿泊の皆様には予めご承知下さいますようお願い申し上げます。
ヒュッテでは携帯トイレの取扱いを始めましたので、焼山登山など長丁場の方はぜひご利用ください。
高谷池のトイレでは使用した紙のお持ち帰り処分をお願いしていますので、ご協力お願いいたします。

当ヒュッテは完全予約制です。満員の日でも一人布団1枚のスペースを確保することにしています。宿泊利用に際しては予約をお願いします。
宿泊定員が74人と少ないため、お花や紅葉の時期の週末などは早々に満員となってしまい、キャンセル待ちを受け付けている状態です。既に予約を済まされたお客様で日程や人数の変更が確定した場合は遅滞なく観光協会宛に変更連絡をお願いいたします。またキャンセル待ちが生じている日の場合、人数を増やす変更は受けけられない場合があります。

昨年の今頃の様子は?

昨日降雪。積雪少なくてもまだ雪山です。アイゼンやストック必須。道迷い注意(GPSなどで確認)2023.05.09

融雪進むもヒュッテ前は雪野原。まだ雪山です。アイゼンやストック必須。道迷い注意(GPSなどで確認)2023.05.17

富士見平から上は雪の世界。まだ雪山!アイゼンやストック必須。道迷い注意(GPSなどで確認)2023.05.24

富士見平から上は雪の世界。道迷い厳重注意(GPSなどで確認)。まだ雪山!アイゼンやストック必須。2023.06.02

台風の雨で融雪が進みました。登山道の約2割程度にまだ残雪があります。防寒具は必要です2023.06.06

高谷池ヒュッテ周辺の過去の様子

  • 初霜です。木道がとても滑りやすくなっています。足元に注意ください
  • まだまだ雪上のテント場  7月中旬にはぬかるみになるかも・・・
  • 標高1800m付近シラビソの森から雪の量が大幅に増加します。
  • 雪の重さに耐えていました。奥に見えるは白馬方面。
  • テントサイトは雪上です 
  • 今朝の高谷池ヒュッテ
  • 雪の階段から火打山
  • 過去の画像になりますが、富士見平を過ぎて、高谷池ヒュッテ
が小さく見え始めるトラバースは通行注意。冬山装備必携です
  • 今年は例年より残雪が多く、一定の登山装備と登山スキルが必要
  • 今朝の火打山
  • 今期小屋閉めいたしましたので御礼を兼ね、小屋閉めのご報告をさせていただきます。
  • 完全に雪山となりました。黒沢橋で積雪20センチ。くれぐも雪山装備でお越しください(要前爪アイゼン)

高谷池ヒュッテ

電話番号:
0255-72-0021
連絡先住所:
〒944-8686 新潟県妙高市栄町5-1

地図で見る
http://www.city.myoko.niigata.jp/kouyaike/2287.html

施設の詳細を見る

関連する山

新潟県 / 妙高山とその周辺

火打山 標高 2,462m

 妙高戸隠連山国立公園に属している「頸城三山」の最高峰である。活火山の焼山とコニーデ型の妙高山に挟まれているので、山名が示すように、かつては同系の火山と思われていたが、山体の基盤は新第3紀層の堆積岩と迸入したひん岩で、海生動物類の化石も発見されている。  江戸時代の『越後野志』に、「難波山の南、妙高山の北にて両山の中間に在り、数峰の嶮巌並び列れり、宛も燧石を並べ立つるが如し、故に名付くと云う」との記述がある。昭和30年代に山頂の三角点標石を立て替えた際に、鎌倉時代の作と見られる銅製の十一面観音懸仏が2体発掘されたというから、遠い昔には信仰登山が行われていたのであろう。  妙高山の賑わいに比べると登山者は少ないが、ヒュッテがある高谷池(こうやいけ)周辺の標高2000mを超える高層湿原は植生が多彩で、北アルプスの白馬岳周辺を除けば新潟県内で唯一のライチョウ生息地でもある。  笹ヶ峰の国民休暇村から富士見平経由の南面コース(笹ヶ峰から4時間30分で山頂)が一般に利用されているが、北東面の矢代川流域や、能生谷の渓谷遡行、積雪期のルート開拓などを地元の山岳会が行っている。

新潟県 長野県 / 妙高山とその周辺

雨飾山 標高 1,963m

妙高山群の西端に隆起する山で、北陸本線の糸魚川から大町に至る大糸線の根知(ねち)駅、中土駅から入山する。姫川沿いの街道から仰ぎ見る雨飾山は、海谷山塊の岩峰、駒ヶ岳を近景として、猫ノ耳と呼ばれる双耳峰を聳立させており、昔から「塩の道」を往来する旅人に親しまれてきた。山麓の住民は毎年5月5日に風祭りの登拝行事を続け、頂上の石祠に御神酒を捧げて風除け、豊作を祈願してきたといわれる。 登山の対象としては、昭和の初めごろから注目されてきたものの、雨飾温泉から薬師尾根道の伐開が昭和37年、小谷(おたり)温泉からの道は同44年、姫川温泉から横川林道経由の道が同52年と、一般の登山者に解放され、注目されだしたのは近年のことである。 山容は第3紀層を貫く閃緑ひん岩でドーム状を呈し、南面の布団菱と称する乳灰色の巨大な岩壁は壮観で、前沢奥壁とともにロッククライミングの対象とされている。 一般路は雨飾温泉、小谷温泉コースが、いずれも約4時間で登頂できる。また、昭和47年に雨飾温泉から海谷の鋸岳への登山道が新設され、同岳の南鞍部から雨飾山への巡回道もでき、登山者の関心を呼んでいる。 雨飾温泉へのアクセスは、糸魚川駅から登山タクシー「雨飾山登山タクシー(予約制)」が出ており、片道1000円(2019年現在)と利用しやすい。

新潟県 / 妙高山とその周辺

妙高山 標高 2,454m

 連聳する火打山と活火山の焼山を合わせて、「頸城三山」と称する山塊の代表といえよう。越後富士とも呼ばれる秀麗な山容と、赤倉、池ノ平、関、燕などの温泉群、そして山裾に展開する多くのスキー場が県内外の耳目を集めて、関東、関西方面の観光客にも知名度が高い。信越本線の妙高高原駅や関山駅から各温泉へバスの便がある。  古名を「越の中山」と呼び、「名香山」とも書かれたのが、仏典の須弥山に付会して「妙光」から「妙高」と改名され、信仰の山として開かれた。江戸時代の文献に「義経記に妙観音岳と書く、信越の境に在りて高山なり、峰に祀廟あり阿弥陀仏を安置す。木曽義仲の護念仏なりという。毎年六月二十三日に諸人登山して香花を奉る」とあり、現在も上越市周辺では講中をつくり、ナンボイサンと称する信仰登山が続けられている。  雄大な裾野の広がりは第4紀のコニーデ複式火山によるもので、外輪山の神奈山、三田原山、赤倉山に囲まれた中央火口丘の真山は「日本岩」が屹立する溶岩原で、約400mの距離がある平頂となっている。  登山コースは東面の燕、赤倉、池ノ平温泉や南西面の笹ヶ峰牧場からと多様で、各登山口から4~5時間で頂上に達するが、燕温泉から北地獄谷、天狗堂跡経由の道が多く利用され、富士登山と同じく、深夜からライトを頼りに登って、頂上でご来光を拝む登山者が多い。  かつては妙高山から大倉乗越を経て火打山、焼山へと縦走する人も多かったが、焼山が昭和49年の夏に爆発して3名の登山者が遭難した。以後も噴火の危険があるとして中腹以上の登山が禁止されている。したがって登山者に好まれた三山縦走はできなくなったが、火打山への縦走は可能である。  頂上には勝軍地蔵が祭られており、阿弥陀堂は強風で倒壊したのか、北地獄谷の岩壁のテラスに残骸を見たことがある。  外輪山の神奈山は、燕温泉に覆いかぶさるような大断崖を屹立させているが、東方の関温泉から幕ノ沢とハルイ沢の中間尾根に開かれた登山道があり、大倉谷を隔てた妙高真山の巨体を眺めながらの登高が楽しく、大倉新道を経てたどり着く黒沢池ヒュッテは、火打山と妙高山へ登る拠点となっている。  登山とは別に、山麓を巡るハイキング・コースも多いので、赤倉や池ノ平の温泉に浴して、シラカバ林の道をたどったり、国民休暇村のある笹ヶ峰牧場でのキャンプ生活は、自然の息吹きに包まれて、野鳥や植生観察を楽しめる。

ユーザーの登山記録から