山頂付近では、ヒゲノガリヤスやカリヤスモドキ、ヒトツバヨモギなどの草紅葉もまだもう少し先でしょう。
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
本日は夜中の暗いうちに登りましたが、この時間の楽しみの一つは星を見ながら登れることです。今の時期は、朝方にオリオン座が南中(なんちゅう・子午線を通過すること)するので、登っていると真正面に見ることが出来ます。
また、だんだん明るくなる東の空には、宝珠尾根の上に「明けの明星」と呼ばれる金星がひときわ目立って明るく見えます。その金星の斜め右上に、春の星座のしし座のレグルス(一等星)が見えるのです。今は秋ですが、夜中は冬の星座が上ってきて、さらに明け方には春の星座が上って来るわけです。
頭の真上には冬の星座がたくさん見えていて、秋の星座の代表的なペガサス座やアンドロメダ座は西の空に沈みかけています。
北の空には北極星を中心に「W」の字で有名なカシオペア座が左上に見えていて、その反対側には北斗七星で知られるおおぐま座が見られます。
これらの星たちが、手を伸ばせばすぐに届きそうなところに見えていて、たとえ星座のことがわからなくても、「星がきれいに見える」ということだけでも充分に価値は見出せると思います。
さて、紅葉の状況ですが、山頂付近では、ヒゲノガリヤスやカリヤスモドキ、ヒトツバヨモギなどの草紅葉もまだもう少し先でしょう。9合目付近の台地にあるダイセンキャラボクの群落の中にある オオイタヤメイゲツもまだ色づいていません。
まだ今月の状況でどう変わるかわかりませんが、6合目までのブナ林辺りは、来月半ばが見ごろではないかと思われます。やや遅れ気味になっているようですが、これからの気温しだいです。
登山道の状況
鳥取県により登山道の修復が完了し、6合目の避難小屋の横、標高1500mの標識のすぐ下、8合目の標識の横の3ヵ所は一応登山者が交差できる程度には補修されています。最低限の補修に留めていますので、足元には充分注意をして、登山してください。
新行者コースは元谷までの間も特に問題ありませんが、段差の幅が狭く、雨が降ると滑りやすくなるので、足元にはご注意ください。
ユートピア方面、三鈷峰のルートについても、大きな問題はありません。ただし砂滑りを行かれる方は少し注意が必要です。雨で地盤がゆるんでいるので、特に上からの落石にご注意ください。
大山寺から大神山神社を経由して、元谷から新行者コースを登って山頂まで行くコースは確かに傾斜が急ですが、歩き始めから元谷付近までの景色が良いです。元谷から夏道の分岐まで、急登が続きますので、足元によく注意をしてください。距離は、夏道を登ったほうが少し(4~500m程度)短いです。
登山装備
今日の服装は、大山寺付近は風がないために、登りはじめから山頂まで半袖のシャツで十分でした(山頂では長袖のシャツを1枚羽織りました)。大山ではこれが今の時期の標準的な温度です。今の大山では、暑くなったら脱ぐのでなくて、寒くなったら着ることが大切です。
注意点
その他登山道や周辺状況の詳しい情報については、大山寺とやま旅館までお気軽にお問合せください。
お知らせ
大山山頂の水洗トイレは、堆積汚泥がかなり貯まり、昨年より人力で下ろす作業を行っています。今月は9/27に実施されます。現在、ボランティアを募集しています。以下のURLでご確認いただき、ぜひご参加ください。
■鳥取県第2回大山頂上トイレ汚泥キャリーダウン・ボランティア募集
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?itemid=294732#itemid294732
お花の開花状況など、さらに詳しい情報を希望される方は大山寺とやま旅館までお問合せください。
■お願い
9/1に登った時に3合目の上付近で「アケボノシュスラン」を見つけました。まだ3分咲きぐらいでしたが、盗掘にあう可能性があると思い、このサイトには紹介をしませんでした。ところが9/6の登山では、その姿が見えないのです。デジカメで写した画像を見ながら場所の特定をしましたが、掘り起こされた跡、その上に人為的に落ち葉が被せてあったことが確認できました。情報を集めたところ、9/1(火)のお昼前から、9/2(水)の朝にかけて盗掘されたようです。
この情報をご覧になっているみなさまにお願いです。珍しい花、貴重な花を見つけた時の嬉しさもあり、当然デジカメなどで写すと思いますが、それをブログなどに掲載する場合、場所が特定できないような状態で掲載をお願いします。この場でも貴重な花については、あえて紹介をしておりません。ぜひともご協力お願いいたします。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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