大山 | 大山プロガイド協会

台風が過ぎ、少し涼しくなったような気がするだけで、実際、日中はまだまだ暑い日が続いています。

毎年恒例の頂上保全作業が実施されました。山頂付近での植樹作業 (2010.09.30 )
毎年恒例の頂上保全作業が実施されました。山頂付近での植樹作業 (2010.09.30 )
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天気・気温

09/10(金) 10:00の大山寺の天候、晴れ。気温26℃。微風。
13:00の山頂の天候、晴れ。気温20℃。5~8m/s。
鳥取市の天気予報
明日
雨時々曇
15℃
12℃
明後日
曇のち晴
18℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 16:00発表
松江市の天気予報
明日
雨時々曇
14℃
12℃
明後日
曇のち晴
19℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

台風が過ぎ、少し涼しくなったような気がするだけで、実際、日中はまだまだ暑い日が続いています。さすがに山頂でも暑いということはなくなってきたようで、晴れていたら、ちょうどいい加減か、やや肌寒いぐらいです。

お花は随分と淋しくなってきました。大山寺周辺で、 ツリフネソウ ツリフネソウ 、ミズヒキ、 キンミズヒキ キンミズヒキ 、アカソなどが見られます。
登山道途中ではまだヤマジノホトトギスが残っています。また6合目を過ぎるとタンナ トリカブト ヤマトリカブト が満開ですが、年々減ってきています。環境が変わって咲かなくなったのか、盗られているかですが、まだまだ盗掘が多く、登山道からよく目立つところに咲いていたりすると非常に不安です。「山の花は下界では育たない」ではなくて、高山の環境を自宅で作れる為、たとえ山の花であっても、盗掘されるようです。みなさんひとりひとりの努力で、大山の貴重な動植物がこれ以上乱獲されることのないよう、ご協力ください。

登山道の状況

登山道の注意箇所ですが、6合目と7合目の間が、かなり荒れていますが、鳥取県により、9/12から補修に入っています。
段差の高い所を補修しています。蛇かごの針金にもご注意下さい。特に下りでは、前に転ぶことがほとんどなので、非常に危険です。

登山装備

相変わらず「山は涼しいだろう」と考え、長袖シャツにジャンパーを着てきて、既に2合目手前で暑くて脱いでいる登山者が実に多く見受けられます。「涼しい格好でスタートする」よう注意してください。厚着で歩き始め、暑くなったら脱ごうでは、山頂で寒くなった時に、汗で濡れた上着を着ることになります。軍手や手袋も下りでは合ったほうが良いですが、上りではまず必要ありませんので、汗で濡らさないよう、下りで使ってください。

今の時期の飲料水は、夏場と同じで500mlペットが4本あった方が無難です。もちろん当日の天候にもよりますが、最低でも3本はお持ち下さい。

注意点

山でのゴミは各自が持ち帰ることが山でのマナーです。山で残していいのは「足跡」だけです。

お知らせ

9/30(木)に頂上での保全作業が行われます。一般ボランティアも募集していますので、興味のある方は
http://www.bes.or.jp/daisen/blog/detail.html?id=1699&  
をご覧下さい。また一木一石運動については、このD-clubの中の「全コース詳細ガイド 大山登山マニュアル」の中に詳しく解説されていますので、ぜひご覧下さい。

この他、登山道のお花の状態や他のコースなどで詳しいことを聞きたい方は、「大山レークホテル」TEL0859-52-3333までお気軽にお問合せください。また当ホテルでは、パッキングから楽な歩き方まで、基本からすべて指導しながら、楽に大山に登る「登山教室」も随時開催しています。実戦で使える技術を指導しますので、正しい登山を勉強してみませんか? 詳しくはお電話にてお問合せください。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 草鳴社ケルン付近からの眺め
  • 6合目避難小屋の様子
  • イワカガミが咲き始めました
  • 標高1500m下付近の残雪
  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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蒜山 標高 1,202m

岡山県の最北端に位置する蒜山山群は、中国の名峰・大山連峰の東に連なり、鳥取県倉吉市と、岡山県真庭市との境界をなしている。 蒜山は95万年から50万年前に噴出したトロイデ火山である。岡山県側からの山容は穏やかで、広大な扇状地となり、古くは巨大な淡水湖を擁していたという。蒜山高原からは昭和34年(1969)、ステゴドン(東洋象)の臼歯の化石が発見された。またオオサンショウウオやムカシトンボ、ギフチョウなどの珍しい動物や昆虫のほか、ヒルゼンスゲやリュウキンカ、またイヨフウロ、ツクシゼリなどの貴重な動植物の宝庫となっている。  山名の「ひる」は「蛭の住むような広い湿地」を意味し、「ぜん」は大山(だいせん)の「せん」を真似、より威厳を持たせるため濁って読ませたという説もある。また蒜山には、巨人が住んでいたという伝説もあり、中蒜山と下蒜山の間のコルを「ふんぐり乢(たわ)」と呼ぶのは、この巨人が自分のフングリ(睾丸)を引っ掛けたから、ともいう。  蒜山へは、上蒜山の西麓の百合原牧場の柵を越えて山腹に取り付く。途中、皆ガ山の肩越しに大山が見える。8合目の槍(やり)ガ峰は上蒜(かみひる)一の展望台だ。上蒜山まで約3時間。中蒜山、下蒜山まではさらに約3時間。三山縦走は約8時間。

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ユーザーの登山記録から