台風による登山道の崩落等の情報はありませんが、7月末の豪雨での崩壊箇所とあわせて注意が必要
天気・気温
山と周辺の状況
現在のところ台風による登山道の崩落等の情報はありませんが、一時的な雨量は多く、7月末の豪雨により崩落した場所などは更なる崩壊を起こしている可能性もあります。台風通過後も緩んだ地盤の崩落やルートによっては土石流などにも警戒が必要です。
また、強風により多くの葉が飛ばされ登山道を覆っています。落ち葉の上は大変滑りやすくなっているので転倒に注意してください。
高山の花は終盤を迎えています。ミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、ジョウシュウ
キオン
キオン
、ヤマ
トリカブト
ヤマトリカブト
、ジョウシュウオニアザミ、ヒメシャジン、
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
、
ヨツバヒヨドリ
ヨツバヒヨドリ
などが咲いています。
登山道の状況
7月末の豪雨により登山道で部分的な崩壊がありました。
清水峠から清水部落へ抜ける林道、宝川温泉から朝日岳方面の林道では水害による土砂崩れのため、数百メートルにわたり登山道がなくなっています。復旧の見通しはたっていません。
旧道芝倉沢から清水峠間でも土砂崩れあり、通過は高巻きトラバースが必要です。注意してください。
平標山から万太郎山の間、武能岳から蓬峠間、茂倉新道は草刈り作業中のため、伸びた草により登山道が隠れていて不明瞭な状態です。草露により腰下が濡れる事があります。
谷川温泉からの登山道で二俣と牛首の間にある高巻き部分が抜け落ちています。補助用にロープを設置してありますが通過には注意して下さい。熊穴沢避難小屋から、いわお新道での下山ルートでもあり注意が必要です。
一ノ倉沢テールリッジへの取り付きは雪渓が薄くなり高巻きが必要です。
中芝新道は芝倉沢下部に雪渓が残り崩壊の危険性があります。また、取り付き点も不明瞭です。特に一ノ倉岳より下山使用は熟練者以外は避けて下さい(バリエーションルートにより読図、ルートファインディング必要)。
登山装備
地図を持たず道迷いになる登山者が増えています。地図とコンパスをお持ちください。
注意点
道マチガ沢出合にあるマムシ岩に大きなスズメバチの巣があります。一ノ倉沢方向に行かれる方、通過の際は充分注意して下さい。
熊除け鈴もあった方が良いでしょう。熊の目撃情報ありました。
いわお新道など谷川岳南面のルートにはヤマビルが生息しています。食塩水が効果的です。
武尊山登山道へ向かう林道でも崩落箇所があり、武尊神社先の林道や武尊牧場東俣駐車場への林道は崩落の為、数百メートルにわたり登山道がなくなっています。
お知らせ
肩の小屋、平標山の家、蓬ヒュッテの平日の宿泊は予約が必要です。
今年度の国道291号の一ノ倉沢マイカー規制は、「6/30~10/2、10月の金曜日~日曜日と祝日、10/28~11/3」です。
自然環境保護と交通渋滞および事故防止の為、規制期間が拡大となりました。
期間中は夜間もゲートは閉まっています。規制開始と解除は17時です。
昨年の今頃の様子は?
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
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天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
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