大山 | 大山プロガイド協会

伯耆大山は初冠雪! 現在は融けていますが昨年から1日遅れの雪です。紅葉は遅れ気味で、見頃はこれから

新行者コースの標高1200mあたりの紅葉 (2011.10.30 大山レークホテル )
新行者コースの標高1200mあたりの紅葉 (2011.10.30 大山レークホテル )
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天気・気温

10/26(水) 10:00の大山寺の天候、曇り、8℃。微風
13:00の山頂の天候、ガス、気温1℃。風速5~7m/s
鳥取市の天気予報
明日
雨のち曇
15℃
12℃
明後日
曇のち晴
18℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 0:00発表
松江市の天気予報
明日
雨時々曇
14℃
12℃
明後日
曇のち晴
20℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日、関東地方では26.9℃と季節外れの真夏日であったにもかかわらず、ここ大山では今朝方から冷え込みが厳しく、山頂付近では今期の初冠雪が見られました。
朝のうちは雲は少しだけで9合目付近から上が白くなっているのが見られました。その後、徐々に山頂付近に雲がたまってきて、山頂付近の温度も1℃、おまけに北の風がやや強く、体感温度は-5℃以下となり、非常に寒い登山となりました。昨年より1日早い初冠雪です。
朝のうちは9合目付近から上の木道が凍っていて、山頂手前で下山してくる登山者がいましたが、お昼過ぎにはほとんど融けてしまい、写真のように山頂付近の低木の付近に少し見られる程度までになりました。
大山では、初冠雪がそのまま根雪になることはほぼありません。これから徐々に寒くなってきて、だいたい11月の終わりから12月にかけての雪が根雪となるようです。

紅葉の状況は、予想通り例年よりもかなり遅めのようです。9月に入って雨が続いたり、暖かい日が続いたために色づきが悪く、紅葉しないでそのまま枯れてしまう樹木がかなり目立っています。遠めに見ると紅葉しているように見えるのですが・・・。
特に赤系統の樹木の色づきが悪いようです。ただしまだ大山寺集落付近の紅葉は始まったばかりですので、この寒波の影響で、持ち直す可能性もあります。今後に期待をしてください。

登山道の状況

夏山登山道については、問題なく通れます。ただし、早朝は土留めに使用している丸太や8合目から上の木道が凍って滑りやすくなりますので、十分にご注意ください。
通行止めとなっていた鍵掛峠から奥大山~御机間は開通いたしました。
また川床からも仮設の橋ができたので、大休峠に向けて通行可能です。

登山装備

本日の服装は半袖のTシャツ+長袖のラガーシャツ、中厚手のズボンという格好でスタート、6合目で薄手の防寒手袋を着用。山頂ではまだ防寒具を着なくても1時間程度であれば小屋の中で我慢できる程度でした。
もちろん上着と下着は透湿速乾性の素材でないと、汗で濡れてしまい、いくら上着を着ても暖かくならないという状態になってしまいます。

これからの時期の大山は中途半端な装備では、登山が難しくなってきます。天候の状況をよく見て、無理のない登山を心がけてください。

注意点

天気予報では風向きにも注意してください。西の風であれば冷たい風が吹き込んできますので、かなり寒くなります。

山頂の避難小屋については、常時開放されています。頂上水洗トイレ2基について10月21日より冬期閉鎖に入りました。非水洗1基は使用できますが混雑する恐れがありますので、できるだけスタート前に済ませておいてください。
10/22・23・29・30、11/3は臨時開設されます。
ちなみにトイレは現在、今日もお昼過ぎまでは、ずっと数人が並ぶ状態でした。以前と比べると今の時期の登山者が増えています。出来るだけ山頂でトイレを使わないで済むようにしましょう。ただし現実的には非常に難しいと思います。何とか11月の半ば過ぎまでトイレの対応を考えていただきたいものです。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 草鳴社ケルン付近からの眺め
  • 6合目避難小屋の様子
  • イワカガミが咲き始めました
  • 標高1500m下付近の残雪
  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

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大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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ユーザーの登山記録から