積雪量は七合目から上で例年並みで凍結もあります。それより下は去年の半分で灌木が出ています。
天気・気温
13:00の山頂の天候は、曇り、気温-3℃、無風。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
年始の寒波がやや緩み、朝から無風状態での登山となりました。通常の今の時期にしては珍しい天候で動くと汗を掻きました。
登山道の状況
大山寺周辺から七合目手前辺りまでの積雪量は昨年の半分程度で、六合目の少し上まで、潅木が出ています。歩く感じはまるで四月始めのような雰囲気ですが、七合目から上になると状況は一変し、積雪量も例年並みとなっています。アイスバーンもあります。
山スキーをされる方は、六合沢も七合沢も下のほうが灌木だらけなので、まだ次の積雪があるまでは難しいと思います。下手するとつぼ足でヤブコギになります。
最近はスノーシューが大流行でいいことなんですが、使う場所をちょっと考えましょう。冬の登山道ではカッティングしながら、登っているわけですが、そこをスノーシューで歩いてしまうとステップが無くなってしまい、後から登る人が苦労します。トレースの横のほうの新雪を歩くと楽しいと思います。
軽アイゼンでの登山そのものが、この時期は危険ですが、下山される時にはスノーシュー同様に、尻セードーする場所には配慮をお願いします。
登山装備
10本爪以上のアイゼ必携。軽アイゼンでは、下る時にキックステップが切れません。七合目から上ではアイスバーンになり非常に危険ですので、ピッケルもお持ちいただいたほうが無難です。
六合目辺りまではストックで、そこからピッケルに持ち替えるのが、今の時期ではベストかと思われます。
ただしピッケルで滑落停止の操作の出来ない方は、六合目でやめたほうが
いいようです。
服装は、天候に合わせて調節しましょう。今日は年始の寒波がやや緩み、朝から無風状態での登山となりましたが、通常の今の時期にしては珍しい天候で、寒いどころか暑いぐらい。二合目までで結構汗をかいて、服装のレイヤードを間違ったと思いました。半袖+長袖シャツ+フリースの三枚でしたが、失敗でした。
注意点
山頂避難小屋は1階から出入りできるように掘ってありますが、相変わらずマナー知らずの観光客がたくさんいるようで、小屋に入ると雪だらけでした。アイゼンを履いたままで薄暗い人込みの中を歩き回るのはとても危険です。
必ず小屋内ではアイゼンは外してください。また登山靴も含めて衣服についた雪は外で払ってお入りください。みんなが気持ちよく使えるようにご協力ください。入口にホウキが置いてありますので、お使いください。
山頂避難小屋内は、1階の窓が全て雪で埋まっており、真っ暗です。必ずライトをザックのすぐ取り出せる所に用意しておいてください。
今の時期は登山の格好だけの観光客が入れる山ではありません。それなりの装備と技術がないと非常に危険というより無謀です。必ず経験者と登るか、県の山岳協会などで講習会を開いていますので、技術を習得してから、登山を楽しんでください。
無雪期とは違い大山の冬山を楽しむためには、装備もそうですが、まず技術を習得するための努力が必要です。皆さんが事故のないように楽しい登山を心がけてください。
●マイカーの方へ これからの時期は冬用タイヤで大山にお越しください。とくに米子自動車道からお越しの場合はタイヤ規制が出る場合があります。お気をつけください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方など教えます。
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