天候は安定は今日まで。明日2/4から徐々に下り坂です。七合目より上は12本爪アイゼン必携です。
天気・気温
11:00の山頂の天候は晴れ、気温-4℃、微風。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
高気圧に覆われ、今の時期にしては珍しく天候が安定していて、気温もやや高めでした。2/1から2/2にかけて、春一番を思わせる強風が吹き荒れ、積雪量も、かなり減ってきました。ちなみに2/3を過ぎないと春一番と言わないそうです。
登山道の状況
標高1200m過ぎあたりまではさほど問題はありませんが、雪が減っているためこの辺りから五合目過ぎまでの間で「抜け穴」がかなり出来ていますので、注意してください。
現在、問題なのは六合目から上ですが、七合目辺りまでは傾斜も緩く、灌木もまだ出ているので比較的に安全だと思います。しかし、七合目から草鳴社ケルンを過ぎる辺りまでは問題箇所が多く、とくに草鳴社ケルンのすぐ下の辺りは注意です。この傾斜でアイスバーンになった時、まず12本爪アイゼンでないと歯が立ちません。
登山装備
厳冬期雪山装備が必要です。アイゼンは必ず12本爪のもの。ピッケルもあった方が良いでしょう。吹雪くことが多いので、ゴーグルも必需品です。また手袋は必ず予備を用意しましょう。
注意点
●必要な装備をきちんと用意して登山しましょう。
2/4からは徐々に冬型の気圧配置になり、また寒さが返ってくるようです。今現在が例年にないぐらいの異常気象なので、これから登山を予定されている方は気象予報に充分注意してください。決して「この間登ったから・・・」なんて思わないようにしましょう。
七合目から草鳴社ケルンを過ぎる辺りまでの傾斜がアイスバーンになると12本アイゼンでないと大変危険です。ここを6本とか8本の軽アイゼンで登るのは、もう冬山登山をする以前の問題です。
登山口辺りでアドバイスすると、「この間もこれで登ったから」と言われることがあります。しかし、標高1500m付近は外気温が1℃下がるとコンディションが大きく変わります。登る時はたいてい午前中なのですが、下山するときは徐々に気温が下がってくる時間帯になってきますので、「こんなとこ登った来たっけ?」となるので、ご注意ください。
山頂避難小屋は、入口がかなり狭くなっていて、これ以上降ると掘っても入れない状態になっていました。しかし、登山者の方たちに声をかけて入口付近をだいぶ掘り下げました。応援をして下さったみなさま、ご協力ありがとうございました。まだ不十分ですが、登られた方で余力のある方は、少しでも良いので掘ってやってください。
中は当然真っ暗ですので、ライトはザックの中のすぐに取り出せるところに入れておいてください。また小屋に入る前にアイゼンは外してください。もちろん帰るときも外で手袋をしたままアイゼンを着けることが常識です。これが出来ない方は冬山はちょっと難しいと思います。大山に限らず、どこの山域でも同じです。
マイカーの方で関西方面または米子道を利用して大山に来られる方は、冬用タイヤを装着していないと規制が出る場合が多いですので、ご注意ください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方など教えます。
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