先週は春一番が吹いたあとに冷え込み、最低気温-20℃を記録しました。一方で、沢沿いではフキノトウが顔を出しました

上信越

富士山がくっきりと朝日に浴びて赤く染まっていました。 (2013.02.25　高峰温泉 )

天気・気温

02/12(火) 07：00の天候は快晴、-15℃。昨日の最高気温-10℃、最低気温-19℃。積雪100cm。

長野市の天気予報

明日

曇のち雨

25℃

16℃

明後日

雨のち曇

24℃

15℃

日本気象協会提供　2024年5月5日 12:00発表

前橋市の天気予報

明日

晴のち曇

25℃

16℃

明後日

曇一時雨

23℃

17℃

日本気象協会提供　2024年5月5日 12:00発表

※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今朝は、日の出前に玄関前の群馬県側の空が夜明け前空が赤く染まりはじめ、長野県側では雲海となりました。快晴無風の朝です。雲海の雲だけがゆっくりと流れてゆく静寂な朝の幕開けで、純白の雪と雲海の白そして、澄んだ青い空、ブルーと白のコントラストが綺麗な朝でした。

先週の木曜日の2/7は春一番となり、強風が吹き荒れました。春一番とともに大陸から黄砂が舞いあげられて夕暮れがきれいな赤い色に変わりました。17：00ころ、空が色鮮やかなオレンジ色から赤い色に変わり始め、陽が沈んだ後の空はさらに赤い色になって赤く染めてゆきます。春一番が吹いた後ならではのきれいな夕暮れは、この時期ならではの美しさです。
その後は一転して山は吹雪。横殴りの風が、粉雪を舞いあがらせそこら中の山々で雪煙が上がるのが見られました。2/9の朝は放射冷却で今年一番の寒い朝となり（最低気温-20℃を記録）、空が澄んで、抜けるような青空と白い雪のコントラストがきれいな朝でした。

それでもこの季節になると太陽の日差しも温かさを感じられます。先日、温泉のポンプなどのある高峯渓谷の沢に降りると、雪の合間から「ふきのとう」が顔を出していました。春最初にこの場所だけが先に顔を出すふきのとう。今年も出会えました。早すぎる春にがんばれよと声をかけてしまいたくなりました。

まだ寒い季節ですが、宿の休憩所の前にある鳥の餌台には沢山の鳥たちがやってきます。この時期、特に多いのがカワラヒワで集団でやってきます。ペットボトルに入っているヒマワリの種の補充が間に合わないほどです。
ホシガラスたちも、餌を出す時間が遅くなると玄関前までやってきては、中を覗き込んでいます。

また、夕方休憩時の前が暗くなるころ、夜行性の動物たちが目を覚ましてやってきます。キツネ　タヌキ　そして、テンたちです。お互いに、がち合わせしないようにしながらやってきます。テンたちも木の上からタヌキたちやキツネたちがいないことを確認してから木から下りてきます。18時過ぎから楽しくなる休憩所です。

登山道の状況

登山道には積雪があります。強風でトレースが消えることもあります。気温が上がったあと冷え込むと、雪が閉まりアイスバーン状態になります。雪が堅く締まった場合に黒斑山ではアイゼンの方がスノーシューよりも表コースは歩きやすいでしょう。
周辺では冬のスノーシューコースとして赤いテープが付けられていますので、テープを目印に登山されると安心して山頂まで登れます。

登山装備

・雪に対応できる真冬の装備が必要です。真冬用の温かい装備で入山ください。
・寒暖の気温差が激しい日もあり、服装も体温調節がしやすいものがよいです。
・2月に入り日差しが強くなりましたのでサングラスをお持ちください。
・雪がアイスバーン状態の時には下りを中心に足下が滑りやすいので、ストックとスノーシューの爪のついたものやアイゼンが必要です。スノーシューだけではなく、コースによってはアイゼンの方が歩きやすい場合もあります。その日の雪の状況に合わせて使い分けをすると良いでしょう。

注意点

雪の変化に注意ください。入山の際は必ず登山口での当日の天候と登山道の様子を確認の上、余裕ある登山計画で入山ください。寒さと風に注意し、防寒装備をしっかりとしてください。気温が低く日中でも-10℃と低温です。防寒の準備をしっかりしてください。
入山時は登山口で登山道の状況を確認の上入山ください。登山道は、赤い目印のテープを頼りに、時間に余裕を持って登山してください。

宿へ通じる道路等は冬季閉鎖になりました。来年のゴールデンウィークまで通行止めです。