本日は春一番の強風。今年は積雪量が非常に少なく雪融けも早い予想。まだ12本爪アイゼン必携です。
天気・気温
山と周辺の状況
朝から天気予報どおりに強風が吹き荒れ、スキー場のリフトも朝から止まったままでした。「春一番」とは、立春頃から春分の日辺りまでに吹く南寄りの強い風のことで、春一番の吹く年もあれば吹かない年もあるので、平年日というデータも特にないそうです。
ただ一昨年(3/19)、昨年(3/6)と比較すると、やや早いかなと思いますが、積雪量自体が今年は非常に少ないため、山の雪解けも随分と早そうです。
登山道の状況
登山道の状況ですが、先週辺りと積雪量はさほど変化なしでトレースも六合目辺りまではわかります。しかしトレースを外すと抜け穴がありますので、ご注意ください。
本日の場合は強い雨に加えて強風のため、標高1300mあたりまで登りましたが、そこでUターンとなりました。徐々に視界も悪くなり、このあたりで視界が約10mもないぐらい。これ以上登ってみても、おそらく七合目辺りまで行けるかどうかという
判断でした。(おまけにこの悪天候なので、私たちのほかに登山者もなかったようです。)
例年のことながら、3月初めが一番積雪量が増えるときです。気温は2月に比べるとやや高くなりますが、それでも氷点下の世界に変わりはありません。
しかもこれからの時期は七合目から八合目の間はアイスバーンとなり非常に危険になってきます。
ピッケルも必携ですが、まず滑落をしない、転倒をしないアイゼンを着けたときの歩き方をマスターすることが大切です。もちろんピッケルでの滑落停止の技術も必要ですが。
登山装備
まだまだ冬山で厳冬期雪山装備が必要です。必ず12本爪アイゼンを携行しましょう。ピッケルもあった方が良いでしょう。吹雪くことが多いので、ゴーグルも必需品です。また手袋は必ず予備を用意しましょう。
注意点
週末の天気予報には充分ご注意ください。
春一番が吹いた後は必ずといっていいほど寒気団が下がってきます。どのくらい降って積もるかわかりませんが、アイスバーンの上に新雪が積もるので、滑りやすくなります。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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