一気に積雪が減ってきたようで、例年より1ヶ月も早く感じます。それでもアイゼンは10本爪が必携です。
天気・気温
12:00の山頂の天候は快晴、気温-1℃、風速5~8m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
一気に積雪も減ってきたようで、例年と比較しても約1ヶ月近くも早い春の訪れを感じさせる陽気でした。
登山道の状況
登山道も登山口付近では所々で地肌が露出してきた所もあります。
南光河原からの登山口付近では、車道にはまったく積雪はありません。
旧蓮浄院跡から小鳥の路付近までは少し路面が出ています。
二合目を過ぎて標高1000メートル前後も積雪が切れています。
七合目上の草鳴社ケルンを過ぎてからの岩場も少し露出しています。
八合目を過ぎてからの木道は、九合目直下の直線部分が少し積雪が
無くなっています。
しかし、まだ頂上台地にはしっかり雪があり、木道を歩かなくても山頂まで
行けます。
今日の場合は小鳥の路付近でアイゼンを装着して、標高1600mを過ぎた辺りで外しました。好天で、雪が少し緩んできたためと、木道を歩くのにアイゼンをはいたままでは具合が悪いためで、木道保護のためにもこのあたりでアイゼンは外してください。
登山装備
冬山で厳冬期雪山装備が必要です。
まだ10本以上のアイゼンは必要です。今日も何人かが6本爪で登ってこられていましたが、大山の積雪期を甘く見すぎです。事故が起こってからでは遅いのです。6本爪はあくまで軽アイゼンで、本格的に使用には適していません。
6本爪アイゼンと10本爪アイゼンは根本的にかかとの部分に爪があるのとないのとで構造が違います。雪が減ったから6本でという考え方は間違っています。お気をつけください。
雪山は慣れているから6本でも大丈夫とか、積雪が減ったから視界が悪くても行けるとかは通用しません。山での「ベテラン」という言葉は存在しません。
注意点
頂上の石碑はまだ雪に埋まっていますが、小屋周辺はだいぶ減ってきました。今日は頂上避難小屋の出入り口をかなり掘り下げました。
小屋内は2回の窓が2ヵ所、1階売店の横が1ヶ所、積雪がなくなり明かりが入り始めましたので、真っ暗というほどではありません。しかし天候が悪いと、まだ小屋内は暗いので、ライトはザックのすぐに取り出せるところに入れて置いてください。
小屋内に入る時は必ずアイゼンは外してください。山でのルールです。
大山寺までの道路には積雪はありません。スタッドレスでなくても大丈夫ですが、まだまだ雪が降ることは考えられますのでチェーン等の滑り止めは必ずお持ちください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
昨年の今頃の様子は?
今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02
だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15
米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23
中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30
大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
- 現地連絡先:
- 090-7999-2931
- 電話番号:
- 0859-75-2300
- 連絡先住所:
- 〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内