終日氷点下で西風が吹き七合以上はアイスバーン。山頂は新雪7cm。10本爪以上のアイゼン必携です。
天気・気温
11:00の山頂の天候は快晴、気温-6℃、5~8m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
春の移動性高気圧が過ぎたあとに寒気団が入り込み、昨日の早朝は大山寺で-9℃、今朝が-8℃。昨日は大山寺では終日氷点下でしたが、今日は少し寒さも緩み、やや風があったものの落ち着いた天候でした。
前回(3/12)もそうでしたが、寒気を伴う西風が吹いていて、地上付近のホコリが飛ばされ、今日も四国の剣山、石鎚山などがはっきりと見えました。
登山道の状況
3/13~14にかけて新雪が降り、大山寺で3cm程度、山頂付近で7cm程度でした。
今の時期にすれば非常に気温が低く、七合目から上については完全にアイスバーン、九合目台地にいたってはアイススケートでも出来そうなぐらいに固まってました。
何人か山スキーヤーも登ってきていましたが、山頂から八合目付近まで滑り、無難に七合沢を下りてましたが、源頭付近もアイスバーンで、200mほどは横滑りでゆっくり下りていたようです。
登山装備
冬山で厳冬期雪山装備が必要です。
今の時期ですので、まだまだ10本以上のアイゼンが必要です。
注意点
とても危険ですが、今日も軽アイゼンで登っておられる方が何人かおられました。中にはストックもピッケルも無く、無理やり山頂までという方も・・・。天気が良かったので気持ちは良くわかりますが、せめて装備だけは揃えてから雪山登山を楽しんでください。一歩間違えば大事故になりかねません。特にアイゼン、ピッケルなどは使い方もそうですが、自分の命を守る道具です。
前回軽アイゼンで来て、七合目上部で立ち往生してしまい、12本を買いましたという登山者の方がいました。大正解です。
誰しも自分が事故をすると思って登山には来られていないと思います。しかし、事故が起こってからでは遅いのです。登山を楽しむには、装備を揃えてその使い方を覚えるという努力が必要だということを理解していただきたいと思います。雪山は慣れているから6本でも大丈夫とか、積雪が減ったから視界が悪くても行けるとかは通用しません。山での「ベテラン」という言葉は存在しません。
小屋内に入る時は必ずアイゼンは外してください。山でのルールです。
大山寺までの道路には積雪はありません。スタッドレスでなくても大丈夫ですが、まだまだ雪が降ることは考えられますのでチェーン等の滑り止めは必ずお持ちください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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