苗場山 | 和田小屋

天気が良い場合、雪は腐った状態になり、ザラメ雪の表層雪崩が発生する可能性もあります。

スキーツアー(2013.04.01 和田小屋 )
スキーツアー(2013.04.01 和田小屋 )
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天気・気温

03/18(月) 曇りのち雨、朝の気温0℃、日中の気温+12℃、積雪390cm。
みなかみ町の天気予報
明日
曇のち雨
18℃
10℃
明後日
晴一時雨
19℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 4:00発表
長野市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
10℃
明後日
曇のち晴
21℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

本日強風のため「みつまたエリア・かぐらエリア・田代エリア」ともに全面運休とさせていただきます。
今朝までの降雪量は 20~30cmでした。現在、かぐらスキー場と和田小屋周辺の積雪は390cmです。
天気が良い場合、雪は腐った状態になり、ザラメ雪の表層雪崩が発生する可能性もあります。

登山道の状況

標高1,845m地点まで上がる事ができる「かぐら第5ロマンスリフト」の運行開始から、ほぼ半分くらいの方が、平日もバックカントリーを楽しんでいます。
バックカントリーは、今が最盛期とばかりに、たくさんの方が入山されています。
ただし、クラックも入り始めて、一見雪の表面は平らでも、中が空洞になっていたり、沢もこれから増水期となります。
雪の状態は融雪とともに、一般の方がバックカントリーを楽しむ時期ではなくなっていますので、必ずガイド付きのツアーか、夏の状況をチキンと分かっている熟練者などと同行をお願いします。
必ず神楽スキー場または和田小屋にて入山届をお願いします。

登山装備

防寒対策をお忘れなく。
スキー場までの道中、降雪・凍結の恐れがあります。車でお越しの際は、冬用のタイヤ・チェーン等をご用意ください。

注意点

かぐら第5ロマンスリフトをご利用の方に! いわゆる「最近の流行に乗っかった好奇心だけ」で行動を取ろうとする方には危険が伴います。
神楽ヶ峰周辺は気象条件がとても厳しく、雪山初心者向けの場所ではありません。
和田小屋付近が晴れていても山頂付近はガスが流れてきたり、雪に変わったりとめまぐるしく天候は急変します。ホワイトアウトとなってルートを誤って遭難してしまう事例が多いです。
自分の技術レベルを過大評価せず、先行者のトレースを信じる必要がないようしっかりとした事前準備、地図、コンパス、GPSなどのナビツールの必携、携帯電話や無線機等の通信手段の入念なチェックを怠らない事が何より大切です。
軽率な行動をとれば、非常に美しい雪がその瞬間に白い魔物となって襲い掛かってくる事を肝に銘じて行動してください。
以上のような事を理解でき、登山届を提出し、スキー場管理区域外へ出るという意味を知り、自己責任意識を再認識できる人だけが、デシジョン・ポイント、最後の扉を開いてください。

お知らせ

和田小屋はゲレンデのど真ん中にある宿泊施設です。
滑走用具のない方は宿泊できません。宿泊に必要な荷物も全てご自身でリフトを乗り継ぎ背負い上がる必要があります。
・3月23日(土)第1回Mt.Naebaミス・クイーンコンテスト
「ミス」にはペアで海外旅行プレゼント!観覧された方を対象に抽選会もあります(苗場エリア特設会場)。
・田代とん汁サービス4月7日(日)お帰りの際、田代・二居観光協会特製とん汁をサービス。

和田小屋周辺の過去の様子

  • 和田小屋前も積雪しました
  • ウメバチソウが咲き始めました
  • 和田小屋前ではキバナノヤマオダマキが咲き始めました
  • ヤナギランが昨年より1週間早く咲き始めました
  • エゾアジサイが国道沿いでたくさん咲いています
  • ニッコウキスゲと和田小屋
  • ウスユキソウが咲き始めました
  • 小屋近くでは、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているフガクスズムシソウが咲いています
  • 神楽ヶ峰ではシラネアオイが見頃です
  • 小屋の周辺ではミズバショウが咲きはじめています
  • 中ノ芝から上越国境

和田小屋

電話番号:
025-788-9221
連絡先住所:
新潟県南魚沼郡湯沢町三俣742 かぐらスキー場

地図で見る
http://www.princehotels.co.jp/amuse/wadagoya_summer/

施設の詳細を見る

関連する山

新潟県 長野県 / 苗場山・白根山・浅間山

苗場山 標高 2,145m

上信越高原国立公園内にある山で、第4紀火山の安山岩類からなり、頂上部は多くの池塘を光らせた4km四方に及ぶ高層湿原を展開しており、その景観と特異な山容から、越後の名山として注目され、県内外の登山者に親しまれている。 頂上には保食神の青銅像や伊米神祠、苗場七柱大神などの石塔があり、昔から延喜式内伊米神社の奥ノ院として、農民や修験の登拝があったらしい。 文化8年に塩沢町の鈴木牧之(ぼくし)が、案内や従者ら12名を伴って登山し「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり登り二里という。絶頂に天然の苗田あり、依て昔より山の名に呼ぶなり、峻岳の巓に苗田ある事甚だ奇なり」と、その著『北越雪譜』に苗場山紀行を載せている。 登山道は上越新幹線の越後湯沢駅から清津川を渡り、和田小屋、神楽ガ峰を経由する三俣コースや、三国峠に近い元橋からの赤湯温泉コース、飯山線の津南町から中津川を遡った秋山郷の金城山・小松原コース、小赤沢コースなどがあって、それぞれに苗場山の多様な側面を見せているが、交通、宿泊の便がよくて登山者に好まれているのは三俣コースで、マイカーを利用すれば、スキーシーズン以外は、和田小屋の徒歩20分手前の町営駐車場まで入ることができる。 かつてはブナの原生林をたどった登山道は、スキー場造成の伐開やリフト架設で昔の面影を失ったが、自然保護のため木道が敷かれて登山者に喜ばれている。 登山の対象としてよりもスキー場が有名で、苗場山を巡って民宿150軒、スキー場17カ所もの施設があり、ゲレンデに林立するスキーリフト群が山相を一変させた観がある。 一等三角点の頂上には、苗場山頂ヒュッテがあり、天然の苗田と見られた池塘群には、ワタスゲ、ヌマガヤに混じってヤマトキソウ、キンコウカ、ヒメシャクナゲなどの湿原植物が多彩で、その間にコメツガなどの低い針葉樹林が点在しており、木道に導かれた山上庭園の散歩が楽しい。もちろん上信越の山々をはじめとする展望も申し分ない。 三俣口8合目の神楽ヶ峰には、鈴木牧之の苗場登山を顕彰して、昭和15年に我が国登山界の元老である高頭仁兵衛氏らが、高さ3mの「天下之霊観」碑を建立したが、落雷か積雪の圧力かで折損放置されていたのを、平成3年に日本山岳会越後支部が、原型と同じ仙台石で霊観碑を再建している。 和田小屋からや約4時間30分で山頂に立つことができる。

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