積雪が一気に減り一部土肌が出ました。七~八合目が危険箇所!10本以上のアイゼンを持参しましょう。
天気・気温
11:00の山頂の天候は晴れ、気温-1℃、15m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
先週に続き日本列島を春嵐が通り過ぎ、大山でも強風が吹き荒れましたが、雨はさほどではなかったようです。
登山道の状況
登山道の積雪も一気に減り、土肌が見えている場所は
以下の通りです。
・一合目から下は所々に積雪あり。
・一合目から二合目は2割程度が土肌が出ています。
・二合目から三合目は1割程度が 〃 〃
・五合目前後で約30m程度が土肌が出ています。
・標高1500mの上、草鳴社ケルン手前から約50m程度、七合沢の源頭あたりまで土肌が出ています。
・標高1600m前後で10m程度が出ています。
・八合目上から山頂までの木道については、約3割程度が出ています。
およそこの程度ですが、アイゼンをどこで着けるか迷うところです。
今日の場合は雪が硬く締まっていたので、三合目手前の木道を過ぎたところで装着し、八合目を過ぎて最初の木道の階段のところで外しました。
木道の保護の意味もありますが、雪の無い木道をアイゼンをつけたまま歩くのは結構至難の業です。しかも八合目から上は比較的に傾斜も緩いので、アイゼンを外してください。
やはり七合目から八合目が危険箇所です。10本以上のアイゼンを持参してください。当日の天候と雪の状態によっては、まだまだ必要です。
登山装備
まだ冬の雪山装備が必要です。まだまだ10本以上のアイゼンが必要です。
服装については、これも当日の天候によりますが、下着と長袖1枚で充分です。
今日の場合は風が強く、六合目を過ぎてからジャケットを羽織りました。
下山は今だけの限定ルートとして、七合沢をグリセードで下りました。(尻セードをすると大事なズボンが破けます。)
ここも当日の天候と雪質によりますが、通常の登山道と比較しても陽があまり当たらない分だけ硬いので、お気をつけください。ピッケルで滑落停止のポジションが取れない方はやめたほうがいいと思います。
最近はピッケルもどんどん短くなり、60cm程度のピッケルだとグリセードは非常に難しいと思います。
注意点
避難小屋小屋内に入る時は必ずアイゼンは外してください。山でのルールです。
大山寺までの道路には積雪はありません。スタッドレスでなくても大丈夫ですが、まだまだ雪が降ることは考えられますのでチェーン等の滑り止めは必ずお持ちください。
お知らせ
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