積雪は大幅に減少しつつあります。安全登山のために六合目より上で10本爪以上のアイゼンが必要です。
天気・気温
11:00の山頂の天候はガス、気温-1℃、5~7m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
今日は、移動性高気圧が張り出してくるので晴れるだろうという予測でしたが、大幅に外れました。下山してからも大山寺秀本はガスの中で視界が50m程度しかなく、非常に肌寒い天候でした。
登山道の状況
積雪は大幅に減少しつつあります。二合目を過ぎて標高1000mを過ぎるまでは、ほとんど登山道には積雪はありません。
三合目手前付近から五合目手前付近まで積雪がありますが、かなり抜け穴も多く、アイゼンを着けるほどではないと思います。
五合目手前から標高1300m付近まではほとんど積雪はありません。
六合目手前辺りから積雪が出てきますが、気温がよほど下がらない限りはカッティングで歩けます。
七合目を過ぎて草鳴社ケルンの前後は積雪がありません。
八合目下から積雪が出てきますが、標高1600m付近からの木道にはほとんど積雪はありません。
アイゼンが無くても歩けますが、これは雪山の基本的な歩き方をマスターしている方についてのみです。不安な方は六合目あたりからアイゼンを着けたほうが安心だと思います。
ただし、八合目を過ぎて木道にかかる辺りからはアイゼンを外してください。木道の保護のためですが、それより雪の無いところをアイゼンで歩くのは非常に歩きにくいと思います。
登山装備
まだ冬の雪山装備の時期です。アイゼンはまだまだ10本以上のアイゼンが必要です。
注意点
雪山は慣れているから6本爪アイゼンでも大丈夫とか、積雪が減ったから視界が悪くても行けるとかは通用しません。山での「ベテラン」という言葉は存在しません。
アイゼンは必ず10本以上のものをお持ちください。6本爪は、かかとに爪が無いので、大山のように急斜面を下山するときはあまり役には立たないと思われます。
アイゼンのことよりもまず雪山での歩き方、カッティング、キックステップなどの基本をマスターしてからアイゼンを着けるかどうかに進んでいかないと、適当にアイゼンを着けただけでは事故に繋がる恐れがあります。
このあたりの雪山での基本的な技術がここ数年の登山者を見る限りでは「大丈夫なん?」と首を傾げたくなることが非常に増えています。
道具さえ買えば雪山に登れるというものではありません。雪山を楽しむための「努力」と「勉強」とお願いします。
避難小屋小屋内に入る時は必ずアイゼンは外してください。山でのルールです。
大山寺までの道路には積雪はありません。スタッドレスでなくても大丈夫ですが、まだまだ雪が降ることは考えられますのでチェーン等の滑り止めは必ずお持ちください。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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