まだ一部に残雪があり、天候次第では無雪期と比べレジャーと言うにはやや厳しい登山となります。
天気・気温
12:00の山頂の天候は雪、気温+2℃、風10~13m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
2、3日前の天気予報では晴れ時々くもり。ところが大陸から非常に強い寒気団が南下してきて、気温がどんどん下がり、山頂では積もるほどではありませんが、横なぐりの雪となりました。
そこにやや強い風が加わって、体感温度は氷点下となり、山頂の登山者も山頂碑での記念写真もそこそこに避難小屋に入ってこられました。
登山道の状況
積雪状況についてですが、六合目までの積雪はなくなりました。
六合目の上から少し残っていて、一旦は消えて再び七合目手前から標高1500mにかけて残っています。
また草鳴社ケルンを過ぎて、八合目手前の直線の下から八合目までが積雪の残っている場所です。
登山装備
雪や雨に対応できる登山装備は必要です。アイゼンは不要です。
注意点
運動靴で登れるか?という質問が非常に多いんですが、結論としては「登れます。」が、山歩きの基本が出来てない方は登山靴を履いていても難しいようです。
八合目下のでは登山靴でも降りることができなくて、座り込んでしまっている方もおられました。登山者が多いこともありましたが、積雪のある所で立ち往生してしまい、それで大渋滞が起きているという状況です。
登る時に、「ここを下山する時は大丈夫かな?」と考えて登ってください。ほとんど下山のことまで考えないで登っておられるようです。
頂上の天候をからおわかりでしょうが、まだまだ無雪期の登山に比べるとやや厳しいと思われます。
また子供づれのお父さんが非常に最近増えてきましたが、もう少し状況を冷静に見られたほうがいいように思います。
晴れていればいいと思いますが、今日のように気温が下がり、横なぐりの雪が降っている中を無理やり連れて上がるのもちょっと・・・。 お父さんが無理やり手を引っ張りながら、泣きながら降りている子供さんを何人か見ました。お父さん、気持ちはよくわかりますが、天候の状況を考えましょう。
アイゼンは不要です。ところが何人か雪のない木道をアイゼンを履いて山頂まで来て、小屋の中まで堂々と入ってくる、もう山の常識どころかここまでくると非常識としか思えません。
雪が滑るからということでしょうが、木道は痛むし登山道は痛むし、挙句はアイゼンを石に引っ掛けて転ぶのがオチです。
雪道で滑っても尻餅をつくぐらいで済みますが、引っ掛けると前に転びます。非常に危険です。尻餅をついた時に腕を骨折という事例もありますが、登山というのは楽しいスポーツですが、基本を守らないと危険なスポーツにもなります。
今日のような天候では、単なるレジャーで登るには厳しかったようです。登山道の積雪がなくなってから、天気のいい時にお越しください。
基本的に登山というのは楽しいスポーツですが、楽しむための努力も必要です。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。
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