大山 | 大山プロガイド協会

七合目から上で所々紅葉。山全体の見頃は10月終~11月初の予想。上宝珠越から沢は通行危険。

1合目だいぶ色がついてきました(2013.10.30 大山レークホテル )
1合目だいぶ色がついてきました(2013.10.30 大山レークホテル )
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天気・気温

10/07(月) 08:00の大山寺の天候は、晴れ、気温23℃、微風。
11:00の山頂の天候は、晴れ、気温15℃、風10~12m/s。
鳥取市の天気予報
明日
曇時々雨
22℃
15℃
明後日
雨のち曇
15℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 16:00発表
松江市の天気予報
明日
雨時々晴
21℃
14℃
明後日
雨のち曇
14℃
12℃
日本気象協会提供 2024年5月6日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日は無風状態で非常に暑かった登山道ですが、今日は台風24号の影響と思われる南風が強く吹いていました。

太平洋からの風が吹き込んできたために、やや湿気を帯びた
強風で心地よく感じられましたが、山頂でじっとしているとさすがに寒く感じられました。
この体感温度ですが、実際に測定される気温と人が肌で感じる温度の感覚に差があることをいいます。
湿度とか風速により、やや変わってきますが、およその目安として風速が1m/s増すごとに体感温度が1℃下がると言われています。従って今日の場合は体感温度が0℃近くになったということです。

こんな時に使えるのが雨具の上着です。基本的に風をあまり通さないので、山頂で寒い時には上着だけ羽織ってください。
ポンチョタイプはザックまで被せられるので、時々見かけますが、雨風が強いときには、下から吹き込んでくるので、あまり山ではお勧めしません。

紅葉の状況は、七合目から上、標高1500mあたりから所々で色づいているのが見られます。
草鳴社ケルンの上あたりから下を見下ろすと色づいているのが良くわかりますが、まだ始まったばかりのようです。

山頂からの風景もだいぶ色が変わってきて、山頂台地のヒゲノガリヤスとかカリヤスモドキも冬支度に入ってきました。
あと1ヶ月もしないうちに初冠雪になります。
そうすると山頂付近は白色、中腹は黄色に紅葉して、山麓が緑色と3段階のコントラストが楽しめます。
今年の紅葉がまた素晴らしい色が見られますように。

登山道の状況

だいせん夏山登山道に支障ありません。

今シーズンは上宝珠越から砂滑りに掛けて事故が多発しています。
現在は上宝珠越から沢に下りられないように、ロープを張っています。これは通行するのは危険だから張ってあることを充分にご理解ください。今まで何回か通ったことがあるから大丈夫、は山では通用しません。常に山での状況は変化しています。
くれぐれもロープをくぐって行かないようにお願いします。

登山装備

登山装備が必要です。必需品は雨具とライトです。
特に晴れてる時と曇天の時の夕方は暗くなる時間帯がかなり違います。途中で何かあった時に下山が遅くなった。そんな時にライトがあるとないとでは精神的にも随分と違います。

注意点

服装で一番悩むときですが、必ずスタートは寒いぐらいでスタートしてください。
半袖または長袖のTシャツ1枚でいいと思います。
厚着をして無駄に汗をかくと途中で脱ぐことになりますが、ザックに入れるのがまず大変。そして山頂に着いた時に、汗で濡れた上着を取り出して着ることになりますが、これがまた冷たくなっています。寒くなったらば上着を着るようにしてください。
同様に手袋もそうです。
ほとんどの方が軍手を持ってきていますが、登りではほとんど不要です。暑くて汗で濡れてしまい、山頂から下りで使おうと思うと冷たくなっています。

あまり登山者が多いと、寒い時に避難小屋内に入れない可能性もありますのでご注意を。

お知らせ

登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドの依頼など、「大山レークホテル」(電話0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
何人かのグループでの登山教室などでご利用ください。登りながら、楽な登山の方法や、長続きのできる登山の歩き方なども教えます。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 草鳴社ケルン付近からの眺め
  • 6合目避難小屋の様子
  • イワカガミが咲き始めました
  • 標高1500m下付近の残雪
  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

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 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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