北岳 | 南アルプス市 北岳山荘

アプローチ道の広河原から山の神ゲートまで、7月8日に発生した土砂崩れにより、現在通行止めです。必ず事前にご確認ください。

大樺沢 左俣コースの状況(2014.08.01 南アルプス市 北岳山荘 )
大樺沢 左俣コースの状況(2014.08.01 南アルプス市 北岳山荘 )
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天気・気温

07/10(木) 9時現在、霧雨。気温9℃。最低気温6.5℃。視程不良(全方位10m)。西の風、強風。
甲府市の天気予報
明日
30℃
14℃
明後日
曇時々晴
24℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
29℃
11℃
明後日
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

アプローチ道の広河原から山の神ゲートまで、7月8日に発生した土砂崩れにより、現在通行止め。
土砂を撤去し、崩落箇所の安全が確認でき次第、規制解除だが、台風接近のため、台風通過後の作業になる模様。
高山植物の状況は、
キタダケソウ キタダケソウ ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ・・・トラバース道中間付近で満開。
キバナ シャクナゲ シャクナゲ 、オヤマノエンドウ、 ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ 、クモマナズナ・・・五分咲き~満開。
日の出4時30分頃、日没19時00分頃です。

登山道の状況

●登山道の状況
広河原~白根御池小屋・・・雪なし
広河原~二俣間・・・雪なし(仮設橋は設置済み)
白根御池小屋(草すべりルート)~右俣ルートとの合流地点・・・雪なし
右俣ルート~小太郎尾根分岐・・・雪ほぼなし。ただし、二俣~沢沿い、右俣とりつきの間に雪渓あり(50m程度)
小太郎尾根分岐~肩の小屋(稜線)・・・雪なし
肩の小屋~山頂・・・雪なし
二俣~八本歯のコル間・・・雪多い。要アイゼン、ピッケル。落石注意。
※7月8日に、左俣上部にて崩壊あり。台風後の落石等、今後も要注意!!
八本歯のコル~吊り尾根分岐点・・・雪なし
トラバース分岐点~トラバース道~北岳山荘・・・幅60mに渡って残雪あり。雪切りは終了。
北岳山荘~吊り尾根分岐点~北岳山頂・・・山頂直下に15m程度の残雪トラバースあり(アイゼン不要)
北岳山荘~間ノ岳・・・雪なし
間ノ岳~仙丈岳(仙塩尾根)・・・雪なし
両俣小屋~山頂(左俣沢)・・・今後増水の見込み
両俣小屋~野呂川出合、仙塩尾根付近・・・熊注意
大樺沢はこれからの時期落石が多くなります。天候不良やガスによる視界不良の時は、右俣ルートをおすすめします。
広河原インフォメーションセンター(TEL090-2673-2406)あるいは各山小屋にお問い合わせください。

登山装備

だいぶ雪がなくなりましたが、ルートによって、アイゼンやピッケルを使用してください。
雨具は必携です。梅雨のため雨対策も必要。

注意点

今年は雪解けが3~4週間遅れています。十分に注意して山行に臨んでください。

■夜叉神~広河原間、奈良田~広河原間、戸台~北沢峠間の林道について
・雨量による規制は、時間雨量10mm、連続雨量50mmに達した時に通行止めになります。
<解除条件>雨が止み、林道パトロールに入り、土砂災害、倒木などの影響がなければ、解除。
・土砂災害による規制は、各林道にて土砂、倒木等の災害が発生した場合、通行止めになります。
<解除条件>土砂を撤去し、崩落箇所の安全が確認でき次第、規制解除。
【問い合わせ先】南アルプス山岳交通適正化協議会(事務局:山梨県観光部観光資源課 TEL055-223-1576)
http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/50915161945.html
山梨県中北林務環境事務所治山林道課(TEL0551-23-3864)
http://www.pref.yamanashi.jp/chisan/index.html
山梨交通
http://yamanashikotsu.co.jp/

お知らせ

北岳山荘の宿泊者予想数(9人以下のパーティーは予約不要です) ※150名定員です
天候が良ければ週末に大混雑する見込みです。安全登山のため、土曜日の宿泊を変更できる方については、ご協力をお願いいたします(熱気と混雑により、宿泊できますが眠れない状況となります)。

       予想数(名) 昨年同日実績(名)
7月12日(土)  300     223
7月19日(金)  150      65
7月20日(土)  300     117
7月21日(日)   80      86
7月22日(月)   40      54

食事の提供時間は、朝食は5時から、夕食は17時からで、1回54人の到着申込順となります。
※混雑状況により変動します。

北岳山荘は予約不要です。
予約の電話の対応のため、救助要請等重要な連絡がスムーズに行かなくなる恐れがあるため、10名未満のパーティーのお客様は予約の電話をしないようご協力お願いします。
概ね10人以上の団体様については、1、2日前にご連絡頂けると助かります。
TEL090-4529-4947(北岳山荘直通)

各種連絡先
【公共交通機関】
甲府・市営芦安駐車場~広河原 
広河原~奈良田(早川町)~身延町 山梨交通(バス)TEL055-223-0821
                 山梨県タクシー協会 TEL055-262-1212
広河原~北沢峠 南アルプス市企業局 TEL055-282-2016
戸台 ~北沢峠 伊那市役所 南アルプス林道管理室 TEL0265-98-2821
【登山道状況等問い合わせ先】  
国立広河原インフォメーションセンター TEL090-2673-2406
南アルプス市広河原山荘 TEL090-2677-0828
南アルプス市白根御池小屋 TEL090-3201-7683
北岳肩の小屋 TEL090-4606-0068またはTEL055-288-2421
南アルプス市山梨県北岳山荘 TEL090-4529-4947
南アルプス市両俣小屋 同上またはTEL055-288-2146(20人以上は事前予約)
南アルプス芦安山岳館 TEL055-288-2125
南アルプス市観光商工課 TEL055-282-6294
昭和大学北岳診療部ホームページ http://www.geocities.jp/kitadake_clinic/

南アルプス市 北岳山荘周辺の過去の様子

  • 大樺沢上部は凍結しています
  • 北岳山荘付近のライチョウ
  • 北岳山荘から見る朝焼け
  • 北岳の様子
  • 中白根方面の様子
  • ライチョウの親子(中白根山付近)
  • 北岳周辺の稜線の様子
  • トラバース道落石跡、通行時はご注意ください
  • ウラシマツツジ
  • ヒメセンブリの花
  • アオノツガザクラ
  • ミネウスユキソウ

南アルプス市 北岳山荘

現地連絡先:
090-4529-4947
電話番号:
055-282-6294
連絡先住所:
山梨県南アルプス市小笠原376 南アルプス市役所 観光商工課

地図で見る

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

北岳 標高 3,193m

 日本で富士山に次いで高い山は白峰の北岳である。白峰は通称白峰三山と称し、3000mを抜く山5座が、南アルプスの北部に連なっている。すなわち北岳(3192m)、中白峰(3055m)、間ノ岳(3189m)、西農鳥岳(3050m)、農鳥岳(3026m)である。  この連山の最北にある故、北岳。当を得た山名である。古くは『平家物語』に「手越を過ぎて行きければ、北に遠ざかりて、雪白き山あり。問へば甲斐の白根と云ふ」と出ているが、果たして東海道筋から見えたであろうか。時代は下がり、『甲斐国志』(文化11年―1814年編)によれば「白峰、此山本州第一ノ高山ニシテ西方ノ鎮タリ。国風ニ詠スル所ノ、甲斐ヶ根コレニシテ(中略)南北ニ連ナリテ三峰アリ。其北方最モ高キモノヲ指シテ、今専ラ白峰ト稱ス」と記している。  同書によれば、「山上ニ日ノ神ヲ祀ル。其像黄金ヲ以テ鋳ル。長七寸許、容ルニ銅室ヲ以テス。高貳尺貳寸廣方八寸、其四隅ニ鈴ヲ掛ク、風吹ケハ声アリ」と大日如来を祭ってあることを載せている。明治41年7月、この頂に立った小島烏水は「奉納大日如来寛政七年乙卯六月(1794年)」と彫られた小鉄板のあったことを記録している。となれば『甲斐国志』の記事も本当かも知れない。  明治4年、地元、芦安村の行者、名取直江が里宮、中宮、奥宮を造営して開山したという。  登山者として最初にこの頂を踏んだのはウエストンで、明治35年8月23日のことであった。積雪期の初登頂は大正14年3月22日、京都三高山岳部のメンバーで、西堀栄三郎、桑原武夫、多田政忠、四手井綱彦の4人。野呂川両俣から右俣に入り、間ノ岳を経て頂上に立った。次いで3月28日、山梨の平賀文男が広河原から第2登を飾った。  最近は交通の便がよくなり、おそらく南アルプスの山の中で、一番人気のある山ではないだろうか。登山基地の広河原まで車で入れば、1泊2日でゆっくりと往復でき、雪渓あり、お花畑あり、しかも展望絶佳ときている。  展望は南、眼前にどっかと腰をすえた間ノ岳、これに重なり合うは、塩見岳や悪沢岳。南東の櫛形山の上に富士山、東側には鳳凰三山の上に奥秩父。その左には八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。遠く白馬三山から槍・穂高、その左にずんぐりと仙丈ヶ岳、御岳山、中央アルプスが堪能できる。  登山コースは広河原から大樺沢二俣、小太郎尾根経由で6時間、同じく二俣から八本歯のコル経由で5時間強の登りで登頂可能。

山梨県 静岡県 / 赤石山脈北部

間ノ岳 標高 3,190m

 白峰三山の真ん中に位置するので間ノ岳とは、当を得た山名である。日本第3位の高峰であるにもかかわらず、極めて地味な山だが、赤石岳、仙丈ヶ岳とともに、大きな山容を見せている。山頂は広くて、通称、間ノ岳のドームといわれるほどで、悪天のとき、方向を間違えることさえある。  一般的に、この山だけを単独に登るということはあまりない。白峰三山縦走時、あるいは仙塩尾根を経て塩見岳へと抜ける際など登頂する。  この山頂からの展望は、北岳のそれと大差がない。しかし、南側から眺めた鋭角の北岳は、さすが南アルプスの王者の風格をもって昂然として迫ってくる。  間ノ岳は『甲斐国志』にその名が載っている。登山者としては、明治14年(1881)8月18日に、アーネスト・サトウが農鳥岳経由で登頂している(出典「日本旅行日記Ⅰ」東洋文庫)。積雪期では京都三高山岳部の西堀栄三郎ら4名が、大正14年3月22日、野呂川右俣をつめて頂上に出た。北岳に登頂の途次の通過であった。  この山を踏むためのベースとなるのは、北岳のコルにある北岳山荘で、ここから中白峰を経て2時間ほどで登頂できる。 ※2014年3月までは、日本第4位の標高の山とされていたが、測量方法の変更や地殻変動などにより1m高くなることが国土地理院より発表され、2014年4月1日より奥穂高岳と並んで日本第3位の標高の山となった(2014.04.01追記)。

ユーザーの登山記録から