谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

7月20日の集中豪雨に続き30日もみなかみ町では記録的豪雨。各地で土砂災害発生。谷川岳ロープウェイは電気関係のケーブル切断により運転再開未定。

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天気・気温

08/04(火) 10:00現在晴れ、センター外気温29℃。
みなかみ町の天気予報
明日
28℃
8℃
明後日
晴時々曇
29℃
10℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 16:00発表
前橋市の天気予報
明日
29℃
13℃
明後日
30℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月3日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

ここ数日、昼間は暑く、夕方からは雷雨など不安定な天候が続いています。
トンボが飛び始めました。
7月20日の集中豪雨に続き30日もみなかみ町では記録的豪雨となり各地で土砂災害が発生しています。
登山道内も崩落箇所が出ている可能性もあり充分注意して下さい。
土砂災害によりロープウェイ運休中。

登山道の状況

・7月の大雨で沢や川沿いの道には、まだ多くの爪痕を残した状態で注意が必要です。危険を感じたら無理をしないで引き返すことも考えてください。
※新道、土合入口~一ノ倉まで入山禁止
 土合橋からの新道は、西黒橋が土砂で埋まり、また一ノ倉沢の橋も基礎から流されてしまったため、通行止めとなっています。蓬峠方面へ行かれる方は、旧道を利用して、一ノ倉沢の先か芝倉沢の手前の道を利用して新道へ下りてください。
※田尻尾根、立ち入り禁止
 沢が5回ほど登山道の下を横切りますが、それが氾濫し、橋や土管の崩壊によって通行が困難な状況にあります。重機を使っての復旧作業も行われているのでできる限りここを使った登山は控えた方が良いと思います。
・谷川温泉からの登山道で牛首と二俣間が登山道の崩壊が激しいので道を熟知している方以外は利用しないで下さい。また増水時もは大変危険です。
・白樺避難小屋から先、蓬峠へ向かう道も沢沿いに道が崩壊しています。こちらも危険ですので、ご利用は控えて下さい。
・芝倉沢には例年より雪渓が多く中芝新道下部はルート不明瞭です。ご注意下さい。
・旧道、白樺避難小屋から清水峠の間は土砂崩れにより2ヶ所登山道が崩壊しています。
・谷川岳ロープウェイは7月の大雨の影響で、電気系統のケーブルが切断され、運休となっています。7月末には普及予定でしたが、今のことろ運転再開は未定です。
登山計画がある方は、事前の確認が必要です。
・7月20日の土砂崩れで湯檜曽、国道291号片側通行となっていましたが、夜間通行止めが解除となりました。まだ片側通行はしばらく続きます。

登山装備

・どんなに晴れていても雨対策は必要です。
・トンボが出始めましたが、念のため虫除けスプレーや防虫ネット、日焼け止めなど。
・熊の目撃情報は最近は入ってきておりませんが、念のため鈴やラジオなど音の出る物で対策しましょう。
・長袖、長ズボンが良いでしょう。
・水分は多めにお持ち下さい。塩や梅干しなど塩分補給も忘れずに。

注意点

・熱中症による遭難が発生しています。 水分は多めに持ち、水やスポーツドリンクだけではナトリウム不足により熱中症や熱ケイレン(足がつるなど)を起こす事が多く、塩や梅干しなど塩分補給も忘れずに。 

・急な天候の変化にご注意ください。特に川や沢を渡る場合は、急な雨による増水で渡れなくなる場合や、流されてしまうこともあります。
・午後になると雷雨の可能性があり、行動を早めにしましょう。

お知らせ

・蓬ヒュッテは改装工事も終わり、8月1日からは例年どおり営業を始めました。
・谷川岳指導センターのHPは、URLが変更となりました。再度ご利用いただけるようになりました。
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm (群馬県谷川岳登山指導センター)

昨年の今頃の様子は?

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23

天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から