稜線付近の草が若干黄色くなりはじめました。日没早くなり、ヘッドランプ持たない登山者の救助要請あり。ヘッドランプ・地図は必携。
天気・気温
山と周辺の状況
5:00のセンター外気温14℃、山頂11℃でだいぶ気温が落ちてきました。
風もあるので体感温度は低く感じられます。
稜線付近の草が若干黄色くなりはじめました。
天神尾根は
シモツケソウ
シモツケソウ
、リンドウ、ヒヨドリバナ、ミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、アザミが咲いております。
谷川岳ロープウェイ通常運転中。
登山道の状況
・西黒尾根、厳剛新道など尾根上の一般コースに異常はありません。
・田尻尾根は通行止め
引き続き、田尻尾根の下部は大雨により橋が崩落して通行できません。現在、復旧作業中で大型重機が動いているため通行は控えて下さい。また橋がないため、雨が降ると増水して渡渉不可となり、下山出来なくなります。
・新道、土合入口~一ノ倉まで入山禁止
土合橋からの新道は、西黒橋が土砂で埋まり、また一ノ倉沢の橋も基礎から流されてしまったため、ハイキング向きではありません。登山道と同程度の整備状況です。水量により飛び石で渡れません。蓬峠方面へ行かれる方は、旧道を利用して、一ノ倉沢の先か芝倉沢の手前の道を利用して新道へ下りてください。
・一ノ倉岳より中芝新道(上級者向け)を下山した登山者が、下部の雪渓で行動不能になり遭難。ヘリ救助されました。アイゼン装備やルートを知らないと降りるのが困難な状況です。
・谷川温泉方面のルートでいわお新道は増水すると二俣から川原に下りる箇所は厳しいです。
保登野沢、中ゴー尾根も大雨の影響で崩落個所があるため十分ご注意ください。このコースは山ヒルが多く、山ヒル対策を忘れずに。
・白樺避難小屋から先、蓬峠へ向かう道も沢沿いに道が崩壊しています。注意下さい。
・旧道、芝倉沢から武能沢の間は崩壊箇所が数カ所あり通行注意(新道が安全です)芝倉沢左岸注意必要。中芝新道下部はルート不明瞭です。ご注意下さい。
・芝倉沢には例年より雪渓が多く中芝新道下部はルート不明瞭です。雪が解けた部分も登山道の崩壊や高巻き、草付きのトラバースが多く滑落の危険が高いバリエーションルートとお考え下さい。
・旧道、白樺避難小屋から清水峠の間は土砂崩れにより2ヶ所登山道が崩壊しているので注意。
登山装備
・長袖、長ズボンで朝晩は、防寒もお持ちください。
・地図、ヘッドランプ、雨具必携。
注意点
・事前にルートを確認し、地図を必ず携帯のこと。登山においてはこれらの事は基本です。登山を安易に考えるのは止めましょう。遭難予備軍です。
・ヘッドランプを持たない登山グループの下山が遅れ救助要請されました。日没も早まっています。日帰り予定でも必ず装備品としてお持ち下さい。スマホのライトでは役不足です。
・今週前半は台風接近により不安定な天候となりそうです。予報を確認し無理の無い登山計画を立てて下さい。
・熱中症による遭難が発生しています。
水分は多めにお持ち下さい。しかし水やスポーツドリンクだけではナトリウム不足により熱中症を起こす事が多く、塩や梅干しなど塩分補給も忘れずに。
今の季節、西黒尾根の往復では3リットル程度の水分を目安に持つと安心です。
お知らせ
・谷川岳ロープウェイ通常運転中。
8月20日は、1時間に140㎜降った雨の影響で、ロープウェイ天神平の施設やトイレに水が流れ込みましたが、復旧して施設もトイレもご利用いただけます。
・谷川岳指導センターのHPは、URLが変更となりました。再度ご利用いただけるようになりました。
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm (群馬県谷川岳登山指導センター)
昨年の今頃の様子は?
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
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例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽