山頂付近の紅葉見ごろ、ナナカマドの実が真っ赤に染まっています。山頂付近は朝晩0℃近くなり、雪や霜の恐れもあります。
天気・気温
山と周辺の状況
・谷川岳は紅葉が見頃になってきました。天神尾根、天狗の留まり場から上部あたりが色付いています。
山頂付近の紅葉が見ごろで、
ナナカマド
ナナカマド
の実が真っ赤に染まっています。
・ハチの活動が活発になり、危険な時期となっていますのでご注意ください。
・10月に入り、朝晩の気温は低くなりましたが、日中は天気が良ければ、登山しやすい気温になりました。
・今朝も気温が低く肌寒く、日中でも10℃前後まで気温が下がり、風があると体感温度は5℃以下になります。
山頂付近は朝晩0℃近くなり、雪や霜の恐れもあります。これからの季節は防寒対策をしっかり行なって下さい。
・この土日は3件の遭難事故が発生しました。残念ながら1件は死亡事故となっています。事故を起こさぬよう己の体力、技術、知識等もう一度確認してみて下さい。
・また脱水症状が原因とみられる遭難も発生しています。気温は快適ですが油断しないように水分などもしっかり用意が必要です。
登山道の状況
シルバーウィークに多くの登山者が歩いたので、踏み跡の土が出ている箇所が多くあり、滑り易くなっているのでご注意下さい。
・巌剛新道では第一見晴らしの下部あたりにハチの群れの目撃情報が相次いでいます。登山道の近くに巣があると思われます。特にグループでの登山者は刺激を与えやすいので注意してください。西黒尾根を利用された方が無難です。
・馬蹄形コースは稜線の草刈りが狩猟しています。茂倉岳から清水峠間で笹が茂っている箇所も快適に通行できます。
・平標山方面への縦走路も快適に歩けます。
・田尻尾根通行できるようになりました。多少まだ重機の出入りがありますので通行には充分にご注意下さい。
・中芝新道下部はルート不明瞭です。登山道の崩壊や高巻き、草付きのトラバースが多く、滑落や道迷いの危険が高いバリエーションルートとお考え下さい。
・先日、一ノ倉岳より中芝新道(上級者向け)を下山した登山者が下部の雪渓で行動不能になり遭難。ヘリ救助されました。ルートを知らないと芝倉沢で迷います。
・新道は土合橋~一ノ倉沢間で増水の影響で橋が流されるなどしています。ハイキング向きではありません。
・いわお新道、中ゴー尾根は谷川温泉から牛首、二俣間が登山道の崩壊が激しいので道を熟知している方以外は利用しないで下さい。増水時は通行不可となります。
・保登野沢コースも崩落箇所があり通行注意。
・旧道、芝倉沢から武能沢の間は崩壊箇所が数カ所あり滑落に注意(新道が安全です)
登山装備
・秋山の装備、雨具(登山用レインウェア)。
・体感温度は5℃を下回ります。防寒装備を忘れずに。
・まだヒル対策があった方が良いでしょう。寒くなれば出てこなくなります。
・地図は必ず持ちましょう。日帰りでもヘッドランプは必携です。
注意点
・体力と経験を考慮し、余裕を持った計画を立てましょう。
・事前にルートを確認し、地図を必ず携帯のこと。登山においてはこれらの事は基本です。登山を安易に考えるのは止めましょう。遭難予備軍です。
・日没も早まっていますので日帰りでもヘッドランプは必携です。装備不足、計画不足で遭難が発生しています。
・登山カードの書き忘れや未提出の方が増えています。万がいち遭難や事故になった場合、捜索や発見に大きくかかわりますので必ず届けを出しましょう。(土合駅ホーム内、白毛門登山口、谷川岳ロープウェイ切符売り場、谷川岳指導センター)
お知らせ
・谷川岳指導センターのHPは、URLが変更となりました。
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm (群馬県谷川岳登山指導センター)
昨年の今頃の様子は?
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
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例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23
天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽