紅葉1000m前後が見ごろ。この時期の救助要請特徴は、日没による行動不能。ヘッドランプ必携。登山届にコースも記入のこと。
天気・気温
山と周辺の状況
寒い一日となりました。冬型に近い気圧配置になったようです。
紅葉は標高1000m前後が見ごろとなっています。秋の高山植物も終わり、
ナナカマド
ナナカマド
の赤い実だけが目立っています。
朝晩の冷え込みが一段と厳しくなっています。
谷川岳は紅葉が見頃を迎えていますが、同時にいつ雪が降ってもおかしくない時期になっています。
天気予報を活用して、無理のない登山を心がけて下さい。防寒対策も忘れずに。
この3連休は多くの登山者で賑わいましたが、また遭難事故が発生しています。
山は危険が多く潜む場所と認識してください。それをいかに回避すると言うことンも山の一つの楽しみだと思います。
登山道の状況
・田尻尾根が通行できるようになりました。まだ重機の出入りがありますので通行には充分にご注意下さい。
・中芝新道下部はルート不明瞭です。 登山道の崩壊や高巻き、草付きのトラバースが多く、滑落や道迷いの危険が高いバリエーションルートとお考え下さい。先日、一ノ倉岳より中芝新道(上級者向け)を下山した登山者が下部の雪渓で行動不能になり遭難。 ルートを知らないと芝倉沢で迷います。
・新道は土合橋~一ノ倉沢間で増水の影響で橋が流されるなどしています。ハイキング向きではありません。
・いわお新道、中ゴー尾根は谷川温泉から牛首、二俣間が登山道の崩壊が激しいので道を熟知している方以外は利用しないで下さい。増水時は通行不可となります。
・巌剛新道では第一見晴らしの下部あたりにハチの群れの目撃情報が相次いでいます。登山道の近くに巣があると思われます。特にグループでの登山者は刺激を与えやすいので注意してください。西黒尾根を利用された方が無難です。ハチの活動が活発になり、危険な時期となっています。ご注意ください。
・保登野沢コースも崩落箇所があり通行注意。
・旧道、芝倉沢から武能沢の間は崩壊箇所が数カ所あり滑落に注意(新道が安全です)
登山装備
この季節の救助要請特徴は、日没による行動不能です。大変日が短くなっています。日帰りの予定でも必ずヘッドランプ等を持参してください。防寒具も忘れずに。
注意点
・体力と経験を考慮し、余裕を持った計画を立てましょう。
・事前にルートを確認し、地図を必ず携帯のこと。登山においてはこれらの事は基本です。登山を安易に考えるのは止めましょう。遭難予備軍です。
・日没も早まっていますので日帰りでもヘッドランプは必携です。装備不足、計画不足で遭難が発生しています。
・登山カードの書き忘れや未提出の方が増えています。コースが未記入のため、遭難や事故になった場合、遭難や発見に大きく関わりますので必ず届けを出しましょう。(土合駅ホーム内、白毛門登山口、谷川岳ロープウェイ切符売り場、谷川岳指導センター)
お知らせ
・谷川岳指導センターのHPは、URLが変更となりました。
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm (群馬県谷川岳登山指導センター)
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谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽