アイゼンやピッケルの雪山装備を持たずに来る方を見かけます。登山道にはまだ残雪がありますので、しっかりとした装備でお越しください。
天気・気温
山と周辺の状況
5月3日(火)は、朝から曇り空で天神平から上部は霧のため視界不良でした。
5日(木)は、登山日和でしたが午後は風が吹き、肌寒さを感じました。
ロープウェイ乗り場にて登山指導を行いました。アイゼンやピッケルの雪山装備を持たずに来てしまう方も見かけて注意を促しました。
登山道にはまだ残雪もありますので、滑落の危険があることを頭に入れてしっかりした装備でお越しください。
登山道の状況
先月29日に頂上付近で30cmほど積雪があり、せっかく露出した夏道も雪で濡れている箇所があり、場合によっては凍結のおそれもあります。滑らないように注意してください。
天神平尾根は、熊穴沢避難小屋まではまだ雪が残っているものの、ほぼ夏道と同じルートを取ることができるようになりました。危険箇所にはロープが張ってありますが、ロープに完全に頼るのは危険です。あくまで補助的なものと考えてください。
熊穴沢非難小屋より上部は最後の急登までほぼ夏道となっています。西黒尾根も夏道が多く露出していますが上部にはまだ雪が不安定に残っているところがありますので、ご注意ください。
指導センター前から一ノ倉沢出合までの国道291(旧道)の除雪作業はほぼ終わり、快適に歩くことができますが、道路としてはまだ冬期通行止めとなっています。歩く方は自己責任での安全管理をお願いします。特に、斜面上部からの雪のブロックや落石には注意してください。また工事車両の出入りもあります。
●谷川岳遭難防止条例に基づく危険地区への登山禁止について●
融雪期を迎え気温上昇による雪崩の発生が予想され登山する事が著しく危険なため群馬県谷川岳遭難防止条例第7条の規定に基づき危険地区全域で登山を禁止します。
登山禁止期間 3月22日(火)から4月22日(火)まで(32日間)
この間も一般コースについては登山可能ですがルート、状況によっては雪崩の危険が高い事には変わりがないので充分注意して入山して下さい。
・マチガ沢をスキーやボードで滑走する方がいるようですが、危険地区の指定となっています。谷川岳遭難防止条例に基づき3月22日(火)からは滑走禁止となります。
登山装備
アイゼン、ピッケル、ストックなどの雪山装備が必要です。
特に旧道は雪崩発生区も多いので注意が必要。ビーコンも必携です。
車でお越しの方は、まだ朝晩冷えて薄く凍結したりしますので、スタッドレスタイヤで念のためチェーンもお持ちください。
注意点
土合駅ですが、再三の注意にも関わらず待合室などの室内でバーナーなど火器を使う方が跡を絶たないようです。利用計画がある方はご注意下さい。
装備やルートなどの確認をもう一度お願い致します。
雪の少ない年になりましたが、基本的にはまだまだ雪山です。アイゼン・ピッケルなどしっかりした装備をお願いします。
冬山装備を万全にし、しっかりとした登山計画を立てて、遭難とならぬよう心がけてください。
谷川連峰の山小屋は冬期閉鎖中です。5月までは無人の冬期避難小屋ですのでご注意下さい。
熊穴沢の小屋は使用できます。
天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
お知らせ
谷川岳指導センター(標高665m)
※登山指導センター付近は駐車禁止です。
遭難や事故等の発生時、警察や緊急車輌の出入りがある為、駐車禁止とさせて頂いております。
谷川岳肩丿小屋は、5月1日から有人営業を開始しています。
連休などは混みあう場合もあり、素泊まり予定でも予約が必要です。
昨年の今頃の様子は?
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谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽