谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

雨が降ったり止んだりの梅雨らしい天気となりました。谷川岳ロープウェーは運行再開されました。

山頂付近の様子(2016.07.24 谷川岳登山指導センター )
山頂付近の様子(2016.07.24 谷川岳登山指導センター )
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天気・気温

07/05(火) 曇り、雨。センター外の18時の気温14℃。
みなかみ町の天気予報
明日
曇時々晴
23℃
12℃
明後日
曇時々雨
20℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 18:00発表
前橋市の天気予報
明日
晴のち曇
26℃
16℃
明後日
曇時々晴
23℃
17℃
日本気象協会提供 2024年5月4日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

雨が降ったり止んだりの梅雨らしい天気となりました。
気温も日中15℃までしか上がらず、肌寒く暑さもひと休みといった感じでした。
ここ数日、山頂付近は風向きがコロコロ変わり、雲で覆われたり、雨が降ったり、展望が広がったりと、梅雨らしい、谷川岳らしい天気となっています。
谷川岳ロープウェーも、定期点検が終わり、予定通り運行再開されました。
7月2日の谷川岳の日、7月3日の山開きも、なんとか天気がもってくれ、無事終了したようです。
天気予報が悪かったせいか、去年よりは少なく感じました。

登山道の状況

各登山道は乾く間もなく、雨も降っているので、岩も土も滑りやすくなっています。

一ノ倉沢の雪渓は雪解けが早く、雪渓も薄くなってきていますのでご注意ください。
新道の西黒沢橋は土砂で埋まり、川の流れが変わってしまったため、降雨後などは飛び石で渡るのは困難です。
一ノ倉の橋も流されてしまったため、増水時は渡渉不可能となります。

中芝新道は一般登山道ではなく、特に下部は崩落などで危険です。毎年遭難が発生しています。
滑落や道迷いが起きやすく状況によりロープの使用が必用になるなどバリエーションルートと認識してください。

登山装備

トンボが出てきたので、少し快適になってきましたが、時間帯、天候によっては、ブユの猛攻を受けます。
虫よけスプレーや防虫ネットなどがオススメです。
水分は十分にもって行動してください。
南西側のコース(いわお新道、保登野沢等)は、ヤマビルの活動時期に入りました。特に雨上がりなどは対策が必要です。

注意点

天気予報を確認し十分計画してから入山ください。
単独行を避け、登山カードを必ず登山指導センターに提出してください。
装備やルートなどの確認をもう一度お願いします。

登山道でクマの目撃情報はまれにありますが、被害は1件も発生していません。
しかし、生息域には違いないので、鈴やラジオなど音の出る装備をするなど、不安な方は対策しましょう。

JR土合駅を登山の仮眠等で利用される方は火器の使用は屋外で、またゴミ等は必ず持ち帰って下さい。マナーの悪い登山者が増えているとの事です。

お知らせ

谷川岳指導センター(標高665m)付近は駐車禁止です。
遭難や事故等の発生時、警察や緊急車輌の出入りがあるため、駐車禁止となっています。

谷川岳肩丿小屋は、5月1日から有人営業を開始しています。
連休などは混みあう場合もあり、素泊まり予定でも予約が必要です。

電気バス(有料)の運行が開始され、ロープウェイベースプラザから一ノ倉沢出合まで乗ることができます。
運行時間は9:30から15:00まで。
詳しくはみなかみ町のウェブサイトをご覧ください。
http://www.town.minakami.gunma.jp/20kankou/00news/2016/files/H28_ichinokura_kisei.pdf

昨年の今頃の様子は?

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

例年より早く雪解けが進み歩きやすくなってきました。山頂直下の急斜面には残雪があり滑り止めが必要です2023.05.23

天気予報を確認し、余裕をもった登山計画を2023.05.30

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から