1/27現在の黒戸尾根は小屋~山頂にトレースあり。事故は下山時に多く、気を緩めずに!
山と周辺の状況
■天候や自然
1/27 朝の気温は-6℃。
昨日から今朝にかけて風が強かったですが、日中は穏やかになり暖かい一日となりました。
1/26 朝の七丈小屋の気温は−6.2℃(6:00)でした。
素晴らしい雲海とご来光を見ることができました。日の出は6:45ぐらいでした。
気温は高めですが、昨日にくらべて雲が多く、日が陰ると寒く感じます。しかしながら一時期の厳しい寒さのことを考えると、ありがたい気候です。
1/25 朝の七丈小屋の気温は−4.9℃でした。(5:00)
1/24 6時現在、七丈小屋の気温は−4.2℃でした。
深夜すぎまで雪が降り続き、朝方から風が強まりました。
重めの雪が降り、小屋周辺で20センチ弱から膝下ぐらいの吹き溜まりとなっています。
現在は曇り空ですが、風はおさまり、山々は見えています。
麓も1㎝程度の積雪があったようなので、登山口から雪道となっています。
黒戸山のトラバースなど、吹き溜まりの箇所もあるかと思います。どうぞお気をつけてお越しください。
1/23 朝の七丈小屋の気温は−7.6℃(4:30)でした。
14:00すぎぐらいから気圧の谷の影響で雪が降り初めました。18:30現在の気温は−4.6℃と高めとなっています。
今日は穏やかな天気に恵まれて、登頂日和となりました。今晩また積雪がありそうです。
1/22 天気は晴れ、気温は-6.3℃(7:30)。
明け方は少し風が吹いていたものの、だんだんと止んできました。
気温も高めで、今朝は夜明け前でも-10℃に届かず、6時の時点で-9.3℃でした。
寒気は緩み、風もさほど強くなく、所々吹き溜まりはありますが雪は締まっていて歩きやすく、
今週末は絶好の登山日和となりそうです
・記録 初冠雪 10/20
■新型コロナウイルス対策につきまして
本日よりまん延防止等重点措置の範囲が拡大されますが、七丈小屋はこれまで通り感染対策を施した上で営業を継続いたします。
お客様にはこれまでと同様、登山前の体調管理や行動管理を心がけていただき、少しでも不安がある場合は登山の延期をご検討ください。たとえ当日のキャンセルであってもキャンセル料は申し受けません。冷静な行動判断をお願いいたします。
七丈小屋スタッフに関しては、これまでに引き続き日常及び勤務中の検温や体調チェック、マスク着用及び手洗い・手指消毒等の感染対策を徹底いたします。
また混雑する週末の営業につきましては、食堂開放時間の利用人数の調整や定期的な換気、会話時のマスク着用などのお願いなどさせていただきます。
ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
登山道の状況
■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)
登山道は完全に冬山です。
厳冬期装備(前爪有りのアイゼン、ピッケルなど)万全でお越し下さい。
1/27 現在のところ、七丈小屋から山頂まではトレースがしっかりと入っています。登山時よりも下山時の方が事故が起こる黒戸尾根です。トレースがあっても安心せず、下山までしっかりと行動してください。
1/25 しばらくぶりに山頂へ行ってきました。
昨日、日帰りで来られた方のトレースを有り難く使わせていただきました。
今回はワカンなしでアイゼンのみを使用しました。
7合5尺までは昨日降った雪が新たに積もっています。ハイマツ帯に出ると風で雪は飛ばされており、快適に歩くことができました。
8合目より上は、雪のないところと吹き溜まりとどちらもあります。8合半のルンゼは新雪が積もっており、注意が必要です。
サメ岩から上はほぼ風で雪はとばされ、非常に歩きやすくなっています。
一番の核心部は八合目半の下りです。
入山者も少なく、雪もあまり踏まれていなので、アイゼンが効きにくくなっています。バックステップで一歩一歩、確実に降りてください。
ここ最近は気温も高めになっていますので、日当たりのよいルンゼの雪の状態は悪くなりやすいです。
日帰りの方や入山日に山頂を目指される方は、できるだけ早い時間に歩かれることをお勧め致します。
余裕を持った計画でお越しいただくようお願い致します。
登山装備
3000m級山岳の冬山登山装備が基本です
前爪のあるアイゼン、ピッケル、ワカンは必携
防寒対策はしっかりと油断ないように。
厳冬期の防水性の高い靴、荷物の防水、着替えなども必要
日が短くなりヘッドライトもお忘れなく。
注意点
どんな状況にも対応出来るだけの装備を用意し、雪面の状況を見極めて道具を使い分ける判断力が必要な状況です。
■登山計画書について(重要)
山梨県の条例により、令和元年より、甲斐駒ヶ岳をはじめとした南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)に登山をする際は、登山計画書の提出が義務化されました。必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。
お知らせ
■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967
■営業
・11月29日より冬期営業中
以下のサイトにてご予約前に冬期営業のご案内をご確認ください
https://www.kaikoma.info/winter
・宿泊予約について
冬期営業期間は小屋泊のお客様のみご予約をお願いします。テント泊のご予約は不要です。
少人数で運営を行っております。
大変恐れ入りますが、ご予約のお電話は13時から20時の間でご協力をお願いいたします。
■重要 冬季の「飲料水」について
小屋前の水道は冬季閉鎖いたしました。
来春まで水道は使えませんが、小屋泊、テント泊のお客様には、1泊につき2Lまで無料で水を差し上げます。
備蓄した水量に限りがあるため、恐れ入りますがご宿泊以外のお客様は各自でご用意をお願いします。
なお、お山は完全に冬の様相です。必ず冬山装備でお出かけください。
■厳冬期のトイレ利用について
これから本格的な冬を迎えるにあたり、トイレ利用に関してお願いがあります。
日中も−10℃を下回る日が続きますと、便器から便槽への管は凍結が原因でとても詰まりやすくなります。
冬は管理が難しいのが現状です。
現在、トイレットペーパーの分別をお願いしておりますが、12月末にトイレットペーパーが管を塞ぎ、そのまま凍結して詰まってしまうトラブルが発生。一度凍結してしまうと、復旧がほぼ不可能となってしまいます。
何気なく投入したトイレットペーパーが最大のトラブルの原因です。
今一度、ご利用の際はご注意いただいて、分別をしっかりしていただくようお願い致します。
■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。
公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/
公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake
■【2021-22冬季】甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根ツアー
https://first-ascent.co.jp/tours/kuroto-winter/
昨年の今頃の様子は?
昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10
今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19
まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25
雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02
ハシゴや鎖の通過は慎重に。雨により地盤が緩んでいるので注意。登山道のすべて融雪しました2023.06.09
天気の急変を想定した装備が必要です。山頂でミヤマキンバイが見頃2023.06.16
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25