• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

鋸岳

鋸岳(第一高点)( 南アルプス)

パーティ: 1人 (黒菱 さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ、山頂部は曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 立ち入り禁止ゲート手前の路肩

この登山記録の行程

Start(03:28)・・・・・・小屋(06:20)・・・・・・横岳峠(07:38)・・・・・・三角点(09:35)・・・・・・角兵衛沢ノ頭(10:09)・・・・・・鋸岳(10:49)・・・・・・角兵衛沢ノ頭(11:09)・・・・・・横岳峠(12:06)・・・・・・小屋(12:41)・・・・・・Goal(14:38)

コース

総距離
約25.9km
累積標高差
上り約2,201m
下り約2,202m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

一日日をいただけたので、今年最後のチャンスと行かせていただいた。
今年登りたいと思ってた、山梨百名山四天王ラストの鋸岳か火打山か。
火打山は天気悪いようだし、雪もあるだろうと、鋸岳にした。
土曜は家族サービスで一日横浜観光してきて、帰ったらすぐに準備。
*後で色々気付くが、装備忘れが多かった。天気が荒れていたら良くなかったと思う。

土曜の記事を読んでたら割と沢山行ってるみたいなので、高速使って登山口のある釜無川ゲートへ。
深夜2時に着いたら車が1台。もっといると思ったのに、高速乗って損した。

林道ロングルートなので仮眠とって、三時半に出発。このとき車は合わせて3台。高速乗って損した。

まずは月明りの夜道をひたすら林道歩き9.5キロ。
ライトに光る野生動物の目にビクビクしながら、熊スプレー構え、熊鈴かき鳴らす。
4キロ辺りから傾斜がきつくなる。これはこれで堪える。
道は概ね舗装か締まってるので、確かに自転車があると帰り天国。

「林道分岐はすべて右」は呪文。
6.5キロ過ぎで1度目の崩壊地通過。YAMAPの情報に従う。
8キロの崩落地は砂防ダムの先で河原に降りたら、暫く河原を歩いて、崩落地すぐ横を登る。
想像していたより問題なく通過できてよかった。

明るくなると、周りが錦に染まってることに感動。
景色楽しみながら小屋に到着。ここで夜装備を片付ける。

ここから本格的な登山。沢に降りたり、沢沿いの枯れた流れをピンクテープを辿っていく。川の対岸には渡らぬように。疲れるだけ。
一抱えもある岩がゴロゴロするところは浮石天国なので、歩き辛い。
富士川源流の標識からは樹林帯の急騰。
とはいえ、笹山や笊ヶ岳の登りに比べたら楽な気がする。

横岳峠への中間と、手前が平たくなってるので、雪降るとルート分かりづらいかも。

横岳峠で向こうの景色が木々の間から見える。天気は良さそうだ。山の上はどうかな?

斜面の向きによっては、風が冷たいので、着込む。
先日能登周ったときに立山が真っ白になってたけど、標高の高いところは雪山だよな。ここはどうだろう。

右手は切れ落ちた崖になってるので、慎重に登る。
登るにつれて針葉樹の葉の先に氷がついてたり、足元に雪だまりがあったりした。
ノーマルな装備で大丈夫か?稜線は岩場だろうから凍ってたら歩けんぞ。

三角点ピークは樹氷?で真っ白になった木だらけ。周囲は雲の中で視界は無し。実に寒々しい。
防寒のために雨具着てたけど、樹氷の間を通るので、濡れるから結果おーらいだったな。
さらに、ヘルメットも木々に殴られるので被っておいて正解だった。
てか何の三角点だったのだろうか。モヤモヤしながらもどって今回のハイライト稜線歩きへ

右側がすっぱり切れ落ちた縁を歩く。
足元はうっすら雪が積もるところが多くスリップしそうで怖すぎる。
岩場がもろく、手をかけたり足を乗せるだけで崩れてくる。
さらにドキドキしながら歩いてるところをハイマツが足を引っかけてくる。
落ちたら死確定なので緊張感が半端ない。
晴れて乾いていたらこの高度観と崖のぼりを楽しめたのだろうが。

ガスの向こうに何重にもそそり立つ岩場を越えて(角兵衛沢ノ頭ってどれだったのだろうか?)
無事第一高点に到着。景色は0。
空の白、樹氷の白、白に囲まれてこの世ではないようだ。
先ほどまで寒かったのに、風もなくなり生暖かい。

しばしおにぎり休憩をして、第二高点方面を偵察して
行ったら確実に死ねることを確認して戻ることに。てか、怖すぎて早く帰りたい。
風が吹いてきたり、雪が降ってきたら危険度が増すし。

三角点ピークまで戻れば一撃死のリスクはかなり減る。
行き以上に慎重になる。
一度掴んだハイマツの根が折れて後ろに落ちそうになってゾッとした。

角兵衛沢ノ頭の手前の鞍部で初の登山者とであう。見るからに玄人だ。
ひぃひぃの私に比べて、ひょうひょうとされていた。
この危険さを楽しんでもいるようだった。玄人は違うな。
さらに帰りは自転車だそうで・・・勝ち組ですな。

三角点ピークではペアの登山者に出会う。
今日登ってきたのはこれだけってことですな。
このペアも慣れた感じでのんびり休憩されていた。みんな疲れって知らないのかな?

三角点ピークからはひたすらお家に帰る事を考えて、落ちるように下る。
途中何度か転んだり、滑ったり、掴った木が折れたりしたけどひたすら下った。

氷や雪が無くなるあたりまで来ると、日が差していて
紅葉を透かしてとってもきれいだった。

富士川の源流の標識のあたりまで下りてくると、色とりどりの紅葉を楽しみながら下ることができた。
小屋のあたりも空気まで黄色や赤に染まってるのではないかと思うほどきれいだった。

小屋で、荷物を整理し9.5キロの林道歩き。
自転車ではないが下りなので快調に下ってこれた。
紅葉の景色も楽しめたし。

ラスト1.5キロのところで、よたついて転んでしまったが。
大事なワークマンのズボンが破けてしもうた・・・帰って縫わねば。

そして、駐車場スペースに到着。
結局車は三台だった。高速走ったの損した。

下山しましたラインを送ろうとしたら、嫁から早く帰ってこいと言われたので
一息つく間もなく出発。高速はいつものボトルネックが90分もかかるってので
柳沢峠経由で帰ってきた。


ともあれこれで今年の目標、山梨百名山四天王制覇できたぞ。
でもきつかった(特に林道)もう二度と登らない。

続きを読む

フォトギャラリー:43枚

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

鋸岳

鋸岳

2,685m

関連する山岳最新情報

登山計画を立てる