尾瀬ヶ原 | 原の小屋

尾瀬ヶ原ではニッコウキスゲが咲き始めました

尾瀬ヶ原がキンコウカの黄色に染まるのは今だけの美しさ(2022.07.26 原の小屋)
尾瀬ヶ原がキンコウカの黄色に染まるのは今だけの美しさ(2022.07.26 原の小屋)
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天気・気温

07/04(月) 天気:曇り、気温:23℃(4日12時現在)

山と周辺の状況

〇尾瀬周辺の状況
今週は日本列島を熱帯低気圧が横断するという情報がありますが、原の小屋がある福島県檜枝岐村の週間予報では曇天ベースで推移する予報が出ています。本日の原の小屋の天気は曇りで、気温も23度と過ごしやすい状況です。
ヨッピ橋から東電小屋にかけては、 ニッコウキスゲ ゼンテイカ も咲き始め鮮やかな黄色が広がっています。尾瀬沼の ニッコウキスゲ ゼンテイカ は、もう少し先になりますが、尾瀬も夏の装いを始めました。尾瀬は雨でもみずみずしい花々を楽しめます。また、湿原の生き物たちも元気になりますので、皆さまぜひいらしてください。

〇原の小屋の状況
今シーズンからスタートしたゲストハウス(素泊まり)は何人ものお客様に利用いただいています。食事と寝具はありませんが、入浴はOKのゲストハウスは、「ゆっくりと自分たちの時間を楽しめる」と好評です。ゲストハウスをご利用の際も、予約をお願いします。 
*ゲストハウス利用料の確認は原の小屋ウェブサイトで!
http://www.oze-haranokoya.com/price/index.html

登山道の状況

〇「見晴地区」周辺の登山道の状況
  尾瀬ヶ原、見晴周での残雪はありません。雪が残っているのは、御池から燧ヶ岳の爼倉に登る道ですが、こちらもそれほど距離はありません。原の小屋から燧ヶ岳に登る見晴新道は、雪もなくなっています。

○その他/入山届けを出しましょう。現在はパソコンやスマホなどから簡単に提出が可能です。原の小屋の宿泊申込書も登山届けの役割を兼ねています。必要事項の記入にご協力ください。

登山装備

○登山ではどのくらい水を持てばいいのか
一般的な登山で必要な水分量は次のような計算を目安にしてください。
 体重×5ml×行動時間
たとえば体重60㎏の成人男性の方が4時間登山をする場合では60×5ml×4=1200ml となります。つまり、1リットル以上の水を補給する必要があります。市販のスポーツドリンクに少量の塩を加えるなど工夫をして安全登山でお越しください。

注意点

○その他
入山届けを出しましょう。現在はパソコンやスマホなどからでも簡単に提出が可能です。
原の小屋の宿泊申込書も登山届けの役割を兼ねています。必要事項のご記入にご協力ください。

お知らせ

〇コロナウィルス対策に関わるお願い
新型コロナウィルス感染症拡大防止の策として下記の内容をお願いしております。
・入館時の体温の測定と手指の消毒
・小屋内でのマスクの着用
・お食事前やお手洗い後の手指の消毒
・「黙食」、「黙浴」といった飛沫感染防止のお願い


ご協力をお願いいたします。

昨年の今頃の様子は?

原の小屋は営業を始めました。いま、ミズバショウが最盛期を迎えています2023.06.02

原の小屋周辺の過去の様子

  • テンマ沢先のミズバショウ群生地
  • 尾瀬ヶ原がキンコウカの黄色に染まるのは今だけの美しさ
  • 雨が降ってもトワイライトには美しい夕焼けを見られることも
  • 初夏の尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 尾瀬の植物たちは曇りや雨天でこそその色彩が映えます。尾瀬は梅雨の季節も楽しめます
  • 秋の尾瀬ヶ原と幸せを呼ぶという白い虹(撮影=高妻裕子)
  • 見晴から見る至仏山
  • 屋根の補修工事を始めました(写真=奥 美絵)
  • 尾瀬ヶ原に出現した白い虹
  • 上の大堀近くから見る燧ヶ岳(2356m)
  • 燧裏林道の傾斜湿原とワタスゲ(写真=高妻潤一郎)
  • 燧ヶ岳の柴安嵓から俎嵓方面の鞍部(写真=奥 美絵)

原の小屋

現地連絡先:
090-8921-8314
電話番号:
090-8921-8314
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-haranokoya.com/

施設の詳細を見る

関連する山

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

景鶴山 標高 2,004m

頂上部にニュー岩と呼ばれる岩峰を持ち、尾瀬ヶ原からもよく見える山。以前は登山道があり、ガイドなどでも紹介されていたが、今は廃道となり、登ることはできない。 藪が雪に埋もれる積雪期(春期)には、スキー登山で景鶴山を登る人も少なくなかったが、土地の所有者である尾瀬林業の話では、現在、積雪期も入山禁止でお願いしたいとのことだ。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

ユーザーの登山記録から

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