甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

12月の3000m級山岳という状況をふまえ防寒防風対策、アイゼン、ピッケル等万全の装備で

雪の二本剣(2022.12.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
雪の二本剣(2022.12.28 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

12/09(金) 05:00 晴れ

山と周辺の状況

■天候と自然
12/9 晴れ、気温は1.2℃(8:00)。
昨日は1日強い風が吹き荒れましたが、今日はとても穏やかな陽気となりました。
明け方は-7℃程でしたが、日が昇るとどんどん気温が上がってきました。
昨日は日中も氷点下でしたが、今日は風がないのでとても暖かく感じます。
今週末は穏やかな陽気の予報です。
穏やかとは言え、12月の3000m級の山なので、装備は万全でお越しください。

12/8 晴れ、気温は-3.5℃(7:30)。
昨日に次いで寒い朝を迎えました。夜明け前の気温は-8℃程まで下がりました。
漸く冬らしい寒さになってきました。
最近は日中も氷点下の日が続いています。
山頂方面はより低温、強風の厳しい環境です。
防寒防風対策、アイゼン、ピッケル等万全の装備でお越しください。

昨日ガイドさんが黄蓮谷の右俣を登って来られました。
一応各滝は凍っていて登れる状態だったそうです。
水が流れていたり、氷の薄い所が多く、踏み抜きに注意が必要な状況だったと仰っていました。

12/7 晴れ、気温は-8.9℃(6:00)。
厳しい寒さの朝を迎えました。
今シーズン一番の冷え込みとなっています。
一昨日夜に降った雪は、かなり標高の低い所まで降ったようで、刃渡り周辺は真っ白に雪化粧しました。
積雪量は少ないので、晴れの日が続くと雪は無くなりそうですが、気温が低くなってきたので溶けた雪が凍結して、滑りやすい状況が予想されます。
足元お気を付けて、冬山装備でお越しください。

12/6 晴れ、気温は-4.3℃(6:00)。
昨日の晩に雪が降り、今朝起きて小屋から外に出ると、久しぶりに一面の銀世界に変わっていました。
現在雪は止んでいます。
積雪量は小屋の前で4cm程でした。
小屋から山頂方面はもう少し積もっていそうです。
氷の上に雪が乗って、足を滑らせやすい状況が予想されます。
前爪有りのアイゼン、ピッケルを忘れずご用意してお越しください。

12/5 晴れ、気温は0.4℃(7:00)。
一昨日までの冷え込みが緩み、穏やかな朝を迎えた七丈小屋です。
先月末の暖かさと雨で、小屋周りの雪はほとんど溶けて無くなってしまっています。
小屋までの登山道上にもほとんど雪は無く、小屋までは滑り止め無しで登って来ることが出来る状態です。
小屋から山頂までは、雪や氷の上を歩く箇所があるので、アイゼン、ピッケルをご用意ください。

・記録
10/25 初雪
10/26 初冠雪

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)
小屋より上は前爪有りのアイゼン、ピッケルを忘れずご用意してお越しください。

登山装備

3000m級山岳の冬季登山装備が基本
チェーンスパイク&前爪有りのアイゼン、ピッケル必須。万全の防寒対策で

注意点

最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
装備を万全に余裕をもった計画でお越しいただくようお願い致します。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■マウンテンタクシー
2022年の運行は終了いたしました

■2022年(令和4年)南アルプス林道バス 
2022年の運行は終了いたしました

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
・現在冬期営業期間です
2022年11月28日(月)〜2023年5月28日(日)のご宿泊までは冬期営業
11月1日より予約受付開始!
利用の詳細はこちらを参照ください
https://www.kaikoma.info/winter

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー」この冬、まだ見ぬ世界へ!
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
10/20〜エントリー受付開始
※ツアーのお問い合わせ・お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

昨年の今頃の様子は?

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02

ハシゴや鎖の通過は慎重に。雨により地盤が緩んでいるので注意。登山道のすべて融雪しました2023.06.09

天気の急変を想定した装備が必要です。山頂でミヤマキンバイが見頃2023.06.16

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝の早い時間帯は鳥のさえずりがよく聞こえてきます。
  • 9日は降雪
  • 本日は晴 小屋から山頂方面の様子
  • 樹林帯の状況
  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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