丹沢随一のミツマタの花園。不動尻は満開に【開花情報/3月25日更新】

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丹沢随一のミツマタの名所として知られる不動尻の開花情報をお届けする。

イメージ写真=やぎやぎさんの登山記録より

里山に春を告げるミツマタ

コウゾと並んで和紙の原料として知られるミツマタは中国原産のジンチョウゲ科の植物。黄色の花を咲かせて里山に春を告げる。丹沢エリアには群生地がいくつもあるが、なかでも神奈川県厚木市の谷太郎(やたろう)川の上流部に位置する不動尻が近年人気だ。生育の早い植物だけあって、10〜20年ほどで自然に増えたものといい、丹沢随一の規模を誇り、神奈川県下でも最大規模の大群落となっている。公共交通機関を利用する場合は広沢寺温泉入口バス停から約1時間30分のハイキングだ。ここから往復してもいいし、大山登山をからめて訪ねてもよい。

【3月25日】ミツマタが満開に

厚木市観光協会によると、不動尻のミツマタは満開で見頃のピークを迎えている。「みんなの登山記録」を見ると、周辺ではハナネコノメなどのスプリング・エフェメラルも花を咲かせているようだ。

不動尻のミツマタ
不動尻のミツマタ(たけさんの登山記録より
ハナネコノメも開花
ハナネコノメも開花(たけさんの登山記録より

【3月19日】ミツマタは7分咲きに

厚木市観光協会によると、不動尻のミツマタの見頃は例年3月中旬〜4月上旬。今年はすでに7分咲き程度まで開花が進んでおり、次々に開いた花が甘い芳香を漂わせている。例年20日ごろに花の最盛期を迎えるため、祝日や週末は混雑が予想される。アクセスにはできるだけ公共交通機関を利用しよう。

不動尻のミツマタ
不動尻のミツマタ(やぎやぎさんの登山記録より
甘い芳香を漂わせるミツマタ
甘い芳香を漂わせるミツマタ(やぎやぎさんの登山記録より
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開花情報

山に春の訪れを告げるスプリング・エフェメラルから夏のアルプスに咲き誇る高山植物まで、折々の花の開花情報をまとめました。

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