いまや山の定番アイテム! シンプルで軽量なサコッシュ

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「登山中、使いたいものがすぐに取り出せない」、「ポケットのどこに何があるかわからない・・・」。サコッシュを使えば、きっとアイテムを有効活用できるはずです。今回はそんな"バッグのようで、ただのバッグじゃない"サコッシュの利用シーンについて、マーモット・石井山専新宿ビックロ店の八並さんに、詳しく解説していただきました。

POINT
  • 身体にフィットして邪魔にならない
  • 中身が取り出しやすいセカンドバッグ
  • 軽くてシンプルなサコッシュ

サコッシュってなんだろう?

編集部S:地図、行動食、ドリンク、スマートフォン・・・行動中に使うものって、いろいろと細かいのが多いですよね。すぐ取り出せるようにパンツやジャケットのポケット、ザックの雨蓋なんかによく入れてしまうんですけど、どこに何を入れたかわからなくなってしまって・・・。もっとスムーズに荷物の出し入れができると良いんですけど。

八並さん:確かにザックに入れると、背負って、取り出して、また背負うのは、面倒くさいですよね。

編集部S:いっそ、肩がけのバッグなんかを使ったほうが便利でしょうか?

八並さん:取り出す頻度の高いものを身に付けておくにはサコッシュが便利かと思います。

編集部S:ウエストポーチや肩掛けのポーチとは違うんですか?

八並さん:バッグというより長方形の袋のような形をしていて、ナイロン製でちょっとした水には強く、軽量でシンプルなデザインが特長です。もともとサコッシュは自転車に乗る方向けのアイテムだったのですが、U.L.(ウルトラライト)ハイカーと呼ばれるシンプルで軽量な装備で山を楽しむ人たちが日本で使い始めて、最近は登山の定番アイテムになってきているんです。

一見するとバッグには見えないけど、実はこの形が便利なんです(八並さん)

編集部S:ただの袋みたいですし、とてもペラペラしてますけど、耐久性とか大丈夫なのでしょうか?

八並さん:引っかかりにくい素材で摩耗にも強いので、長く使うことができると思います。それにサコッシュって、"ただの袋"っていうことが、むしろメリットになると思うんですよ!!!

編集部S:えっ、それってどういうことですか・・・!?(笑)

八並さん:平たい袋の形状が身体にフィットしやすいということですね。肩のストラップをしっかり絞れば、身体のラインにそって密着してくれるので、足元の視認性も確保できます。これでどこかに引っ掛ける恐れも少なくなります。

着用した時にはじめて、袋の利点が実感できると思います!(八並さん)

編集部S:そっかー。ただのポーチだと、ブラブラと揺れて歩く時に邪魔かもしれないですね。

八並さん:サコッシュは、作りがシンプルなぶん、アイテムが取り出しやすいだけでなく、フィット感も良く持ち歩きを快適にしてくれるんです。

利用シーンが豊富で持つと便利

編集部S:サコッシュ全体で見ると、こんな風に長方形をしているものが多いんですか?

八並さん:そうですね、おそらくこの形が使いやすいのだと思います。紙の地図が取り出しやすいというのが一番ですね。

編集部S:地図を見るならマップケースが便利だと思うんですが・・・。

八並さん:マップケースだとマップケースにしかならないんだと思います。サコッシュなら地図以外にもいろいろなものを入れられますし、ものによってはペットボトルまで収納できちゃうんですよ!

編集部S:そっかー。逆に小さいポーチだと何も入らないですし、絶妙なサイズなのかもしれないですね。

八並さん:ある程度モノが入るという意味では、セカンドバッグ的に使えるのかなと思います。登山口まで夜行バスなどを使って行く人などは、サコッシュに肌寒い時に着るジャケットや夜食なんかを入れて車内に持ち込んでいる人も多いですよ。

編集部S:バッグが大きすぎても、中身がぐちゃぐちゃになってしまいますしね。必要なものがちょうど良い量入るサイズかもしれないですね。

八並さん:そうですね。その意味では山小屋での貴重品袋的な使い方もできると思います。肌身離さず持ち歩けるのは大きなメリットだと思います。

編集部S:汎用性も高そうだし、これなら普段も使えそうな感じです!

八並さん:私も通勤でサコッシュ使っていますけど、それくらいやっぱり使い勝手がいいんですよ。登山でもそうじゃなくても、もちろん自転車でも使えるバッグです。

軽くてフィット感のよいサコッシュ

編集部S:これが今使っていらっしゃるサコッシュですか?

八並さん:はい、マーモットのサコッシュです。アウトドアスタイルクリエイターの四角友里さんとのコラボモデルです。とにかく軽量なサコッシュで、とても持ち運びが便利です。

夏は明るい色、秋冬は落ち着いた色で楽しむ方が多いです(八並さん)

編集部S:ほんとに軽いんですね。これだけ軽いと、たくさんモノを入れたら肩とか辛くならないですか?

八並さん:肩掛けの部分が太くつくられているので、多少重くても肩への食い込みを抑えられるように設計されています。

編集部S:薄さがデメリットになったりはしませんか・・・?

八並さん:ナイロン生地なので摩耗に強く、メッシュなんかと違ってボロボロになりにくい素材です。ものが引っかかりにくい素材なので、アイテムがするっと取り出せます。

編集部S:あれっ、これよく見るとファスナーがないんですね。ちょっと不安・・・。

八並さん:そうなんです。口を折りたたむだけのシンプルな構造なんです。身体に密着させた時、ファスナーの金具が当たって痛くないよう、取ってしまっているんですよ。でも逆に言えば、どちらにも折りたためるので、右利き左利き問わずフレキシブルに使うことができます。

編集部S:どちらに掛けても折りたためるし、直感的に使えていいかもしれないなあ。

八並さん:あと、真ん中に仕切りがついているサコッシュって意外となくて、便利かもしれません。自分でここは何をいれようって決めやすいので。

折りたたみ地図がぴったり入るサイズ。仕切りがあって計5ヶ所のポケットが使えます(八並さん)

ヒモの調節もとても簡単です(八並さん)

編集部S:雨が降った時は、やっぱり濡れますよね・・・?

八並さん:本降りになってしまった時なんかは、サコッシュを付けたままレインウェアを着ています。

編集部S:なるほど、それもフィット感があるからですね・・・!

八並さん:あとこのサコッシュ、下に輪っかのループがついているんです。これにカラビナを通してザックとつなぐと、さらにフィットしますよ!

このループを使い、カラビナなどでザックの肩掛けとつなぐとより固定できます(八並さん)

編集部S:ええ、そんな工夫まで・・・! 一見シンプルなつくりですけど、ちょっとした一工夫が嬉しいです。サコッシュデビューしようかなあ。

紹介した山道具

Marmot
Sacoche(サコッシュ)
参考価格: 5,500円+税

教えてくれた山センパイ

八並小夜子さん(Marmot 石井山専新宿東口ビックロ店勤務)

学生時代よりサイクリングで日本一周野宿旅や東海道耐久ランなどでアウトドアに親しむ。
現在はテント泊縦走から低山ハイクまで1年を通して山を楽しんでいる。山小屋グッズ収集が趣味。

石井山専新宿東口ビックロ店

首都圏最大級の山・アウトドアの大型専門店。「安全」をテーマに、ユーザーのライフスタイルに合わせたさまざまな商品を提案している。店内では、登山学校の講習やワークショップなども開催中。

住所 東京都新宿区新宿3-29-1 ビックロ 新宿東口店内 8F
TEL  03-5312-9550
営業時間 11:00~20:00
アクセス 東京メトロ丸ノ内線・副都心線、都営新宿線「新宿三丁目」駅A5直結/JR、小田急線、京王線、都営大江戸線「新宿」駅、西武新宿線「西武新宿」駅下車、徒歩5分