塩見岳・間ノ岳・北岳(鳥倉~広河原)
三伏山2600m・本谷山2658m・塩見岳3052m・北荒川岳2698m・新蛇抜山2667m・安倍荒倉岳2693m・三峰岳2999m・間ノ岳3190m・中白根山3055m・北岳3193m( 南アルプス)
パーティ: 1人 (イガドン さん )
三伏山2600m・本谷山2658m・塩見岳3052m・北荒川岳2698m・新蛇抜山2667m・安倍荒倉岳2693m・三峰岳2999m・間ノ岳3190m・中白根山3055m・北岳3193m( 南アルプス)
パーティ: 1人 (イガドン さん )
1日目:晴、2日目:晴のち曇、3日目:雨
バス
その他:
中央自動車道松川ICバス停から伊那バスで鳥倉登山口バス停で下車。
【1日目】
鳥倉(豊口山)登山口(14:05)・・・三伏峠(16:15)
【2日目】
三伏峠(03:40)・・・本谷山(04:45)[休憩 10分]・・・塩見小屋(06:20)[休憩 10分]・・・塩見岳(07:35)[休憩 70分]・・・北俣岳分岐(09:20)[休憩 10分]・・・北荒川岳(10:30)[休憩 40分]・・・熊ノ平小屋(14:00)
【3日目】
熊ノ平小屋(03:55)・・・三国平(04:30)・・・三峰岳(05:15)[休憩 10分]・・・間ノ岳(06:10)[休憩 5分]・・・中白峰(07:10)・・・北岳山荘(07:35)[休憩 10分]・・・北岳(08:55)[休憩 15分]・・・北岳肩ノ小屋(09:40)・・・小太郎尾根分岐(10:00)・・・白根御池小屋(11:20)[休憩 20分]・・・広河原(13:25)
【1日目】松川IC始発~鳥倉登山口行きの伊那バスの運賃は2,630円(荷物料金880円を含む)。途中、塩の里バス停で10分間の休憩がある。マイカーが入れる越路ゲート手前には50台程度の駐車スペースがあるものの、シーズン中は停めきれず手前の林道脇に駐車している車が目立った。鳥倉登山口からの道は、はじめカラマツとシダが群生する急な登りの連続で、三伏峠小屋までを10等分した看板が目安になる。下草のシダがなくなりカラマツだけの林になると、丸太で作られたいくつもの木橋を通過する。三伏峠小屋まで8/10から9/10まではすぐに到着し、残りわずかと期待するが10/10までは結構時間がかかるので安心しない方がよい。三伏峠手前で左手が開け、コース中はじめて塩見岳を見ることができる。三伏峠のキャンプ場は小屋から三伏山方面へ少し進んだ場所にある。
【2日目】三伏峠小屋から三伏山への道はぬかるんだ樹林帯を進む。三伏山頂上では一旦背丈より低いハイマツ帯になるが、下るとすぐに樹林帯に戻る。本谷山はツガとハイマツに覆われた山頂で塩見岳が正面に高くそびえる。この先もしばらくは樹林帯が続き、木の間越しの塩見岳がだんだん大きくなる。塩見小屋手前から森林限界になり、仙丈ケ岳、甲斐駒、白峰三山が現れる。後方には雲上に槍・穂高連峰、乗鞍岳、中央アルプスや恵那山が望めるようになる。甲斐駒の右手に赤岳が頭を覗かせるとハイマツの向こうに塩見小屋が見えてくる。天狗岩を右側に従えた塩見の天を突くような三角錐が印象的だ。目前の天狗岩は右側を巻くことになる。岩場の連続だが慎重に進めば危険はない。天狗岩を巻き終えると西峰までの高度感あふれる最後の一登りを残すのみだ。三角点のある西峰を登り切ると突然正面に富士が姿を現し、登山者を歓迎してくれる。大人数で休憩するには西峰の方が平らで広くてよい。最高点の東峰までは2~3分程度。3052mからの眺望は360度で、これまで手前の山に隠れていた御嶽山や蓼科山が望める。南面には荒川三山とわずかに赤石岳が見ることができる。東・北面に目を転ずると蝙蝠岳への稜線と、これから進む仙塩尾根の全貌を見下すことができる。東峰直下の下りは足元が不安定だが、すぐに歩きやすい尾根道となり、右手に富士を眺めながらの空中散歩は心地よい。北俣岳への荒々しい山容に向かって両側のザレた砂礫の道を進むが、分岐で別れを告げ、肩の広場まで一気に下る。振り返ると塩見岳がまるで肩をいからしたような姿で私たちを圧倒している。道は緩やかになり、これまでとは一変し天上の楽園が急に目の前に広がる。風の通り道のせいかダケカンバなどが地を這うように真横に伸びている。ここだけは花々が咲き誇っている。大崩壊地に差し掛かると北荒川岳が近い。伊那側は断崖絶壁になっており、再び荒涼とした風景に変わる。北荒川岳には三角点のみで標識はない。展望はよく、正面に塩見岳、反対側はハイマツごしに間ノ岳から南に伸びる白峰南嶺の稜線が一望できる。ここからのアップダウンはハイマツ帯と美しい樹林帯の繰返しになる。新蛇抜山も安倍荒倉岳もともに東側を巻くことになる。山頂までは往復10分足らずだが、歩かれていないため足を取られ登りにくい。新蛇抜山には手書きの標識が、安倍荒倉岳には三角点のみが置かれている。西側に展望がある。熊ノ平小屋までの道は間ノ岳と西農鳥岳の迫力ある山容を堪能できる歩きだ。尾根から大きく右に反れた沢の源頭部に熊ノ平小屋がある。小屋の目の前には広々としたデッキがあり、西農鳥岳を眺めながら疲れをいやすには申し分ない場所だ。沢が近いので水も豊富で(無料)、安心して滞在できる小屋だ。幕営地は少し進んだところに点在している。
【3日目】はじめは樹林帯の急登が続くため少し息が切れる。ハイマツ帯を過ぎ、砂礫の台地が三国平で、農鳥小屋への巻き道を右に分ける。三峰岳の鋭鋒は近づくにつれ道も険しくなり、直下は岩場の連続になる。三峰岳山頂は思ったよりも広いが、天気が良ければ四囲を見渡すことができる。3000mまで1m満たない山は、近くに間ノ岳があることも合わせて不遇の山といえる。条件が整えばもう少し注目されてもよい山だ。間ノ岳への登りはガレ場の連続だが落ち着いて進めば危険はない。
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | ライター | カップ | クッカー |
【その他】
1日目夕:アルファ米(白米)・レトルト(カレー)・みそ汁・魚肉ソーセージ・缶ビール(800円) 2日目朝:アルファ米(五目)・みそ汁・コーヒー・チーズ 2日目昼:ラーメン・パン・アクエリアス 2日目夕:ペペロンチーノ・魚肉ソーセージ・チーズ・缶ビール(800円) 3日目朝:アルファ米(白米)・レトルト(牛丼)・みそ汁・魚肉ソーセージ・カロリーメイト・コーヒー 3日目昼:パン・コーラ(500円) |
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